http://tw.myblog.yahoo.com/jw!ALogF9qfHx_380JRpAuc6nqA/article?mid=18810&pk=campagnolo
さあさあさあ!
カンパニョーロが来ましたよ!!
まずはクランクセット。
ウルトラトルククランク、少なくともアテナからは形式が変わります。唯一BB内の中心固定式だったBBシャフトが
右出し式、すなわちシマノと同じになるようです。
これは当然なことだと思います。
私はこのウルトラトルククランクや、キャノンデール・ホログラムクランクのような
シャフトの遊びをウェーブワッシャーで誤魔化すようなやり方が
だいっきらい!!!
だったのです。流石にカンパは右クランクはスナップリングで止めていましたが、それでもこれを見たとき、心底ガッカリさせられたことを覚えています。
カンパ信者が幾ら何を言っても、あの形式はダメです。話しになりません。修正してきたのは機械屋としてはごく当然のことでしょう。
だからといって、
スクエアテーパーBBが良かったとも言いません。カンパニョーロがシールド製に振ったため、回転の重いカートリッジ式に成ったとき、その回転の軽さはシマノとは比較にならないほど優れていました。ですが
スクエアテーパーの最大の欠点である、チェーンラインのズレには対応し切れていませんでした。
今では
トルクレンチはショップの必須工具ですが、ちょっと前までプロショップでもクランクの取り付けにトルクレンチを使用している処などありませんでした。チェーンラインがどうの、Qファクターがどうのなどこだわりが全く意味をなさないほど、そこは無頓着な領域だったのです。
それは
オクタリンクで解消される事になりました。あのBBが優れていたのは単に太く剛性が高くなったからではなく、クランクを実際に取り付けたときに正しいチェーンラインに導いてくれるところにありました。
ですがオクタリンクが出来る前に、シマノはクランクが奧にはいるのを防ぐ
ストッパー付きスクエアテーパーBBを作っていたのです。シャフトの長さが一緒でもこのストッパーの有無によって、BBは異なるのです。
カンパはウルトラトルクになってやっと誰にでも正しいチェーンラインを設定できるようになりました。他にもメリットは色々ある形式ですが、1/3はここにあると思います。
あと、サードパーティーがホローテック2形式を採用したときにBBシャフトを右ではなく左クランクに付けるのも頂けません。どうやってもクランクのストレスは右の方が強いですから。そこに接合部分を持ってくるのは、この構造の意味を1/3くらい捨てていることになります。
まず間違いなく保管と輸送のコスト削減のためですね。ホローテック2のクランクの箱は、かなりかさばりますから。
アテナのエルゴパワーはブレーキレバーがアルミ製(偽カーボン)でした。そこがリアルカーボンになるようです。
ケンタウルはそのまま10速で続行なようです。赤と白のブレーキフードが純正で用意させるようです。これはちょっといいですね。サードパーティのは高すぎます。
さらに
リアディレーラーも上位機種と同じ、ワイドリンクタイプのパンタグラフ部分になるようです。アルミになるっぽいですね。推測するに
2011モデルはきっちりアテネの下に位置するように、部分的にデチューンしてくると。そして値段を一気に下げて、シマノ・105に対抗させようとしているのかもしれません。
何を持って専用としているかはわかりませんが、
シクロクロス専用クランクも出ます。アルミとカーボンで11速対応です。カーボンの方のチェーンリングはなんだかフルクラムの安いモデルに似ています。今のチェーンリングは面取りだけでなく、トリートメント(表面加工)も重要なのでちょっと?です。(あ、チェーンリングにもカシマコートができませんかね?)
ベローチェは2色体制。基本10速維持ですね。
ここら辺を踏まえて、上位機種がどうなるか……。楽しみです。

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