Sharp Tongue 64th 4−2 Wild Drunks
○Ciao 1試合1勝
●KENDALL 1試合1敗
Wild Drunks 7−12 Sharp Tongue 64th
○かみやん 1試合1勝
●鐵五郎 1試合1敗

ボブズリーグ開幕戦を白星で飾り、ウィニングボールを手にする64th・WacKey監督

Drunks名物、居酒屋メニュー風メンバー表

64thのラティーノな二人

力投するDrunks・NAVE投手

『代打オレ』で四球を選び出塁するDrunks・GENSHU監督

開幕2連勝を飾り、ハイタッチを交わす64thメンバー
第一試合
WD
1 2B torao
2 SS Hamada
3 RF 山越
4 LF 大島カズ
5 3B ハッチ
6 P KENDALL
7 SF オクスプリングス
8 CF 田村
9 EH tama
0 1B NAVE
1 C EGOIST
64s
1 CF JUN
2 EH イチロウ
3 SF Tony
4 LF ANTONIO
5 3B かみやん
6 RF しまたけ
7 SS Pochi
8 2B bunta
9 C BUCHI
0 1B ゲーター
1 P Ciao
ボブズリーグの開幕戦は、勤務の都合でしばらく戦線を離脱するD.J.ハルナの始球式のあと、64s・Ciao、ドランクス・KENDALLの先発で始まった。
ノーステップスローに投法を変えたCiaoは、先頭のtoraoに四球を与えたものの、続くHamadaを遊ゴロ、一塁オーバーランで併殺に打ち取るなど、無難な立ち上がり。一方のKENDALLは、押し出し四球とPochiの右犠飛で2点を失う。ドランクスも2回、大島カズが中前の当たりを好走塁で二塁打とし、ハッチの中前打で生還する。しかし、ハッチも二塁をオーバーラン、挟殺され大量点に結びつかない。
そして3回、リーグ初本塁打は意外なバッターによって生み出された。ドランクスの11番・EGOISTの打球は、全身守備の左翼・ANTONIOの頭上を越えてフェンス際へ。三塁コーチ・パンチが大きく右腕を回し、EGOISTは笑顔でメモリアル・ランニング本塁打のホームを踏んだ。伏兵の一発に、GENSHU監督は「数少ない交替要員が、まさか…」と苦笑い。ドランクスが同点に追いついた。
64sは4回、Pochiの左前打、bunta、BUCHIの四球で満塁とし、ゲーターが左犠飛を打ち上げて勝ち越し、5回にはANTONIOの左中間ランニング本塁打で突き放す。ドランクス打線は、「勝手知ったる」SF・Tonyの守備位置どりに翻弄された。3回、NAVEの痛烈なライナーは真正面、4回にはHamadaの中前へ抜けようかという当たりを抑えたプレーは、圧巻の一言に尽きる。結局、21のアウトのうち5つが、Tonyの守備によるものだった。
堅い守りにも支えられ、Ciaoは4回以降ドランクス打線を無得点に抑え、5安打完投。四球もわずか3つと、ほぼ完璧な内容でリーグ初勝利投手の座に就いた。
KENDALLも被安打8の4失点は、まずまずの出来。ボブルヘッズの左右の両輪は、今季も期待通りの働きを見せそうだ。
打線では64sのJUN、Pochi、ドランクスの大島カズがマルチ安打。守備では新入団の山越が安定感を見せた。Hamadaの動きが精彩を欠いたのと、BUCHIの打撃不振が、今後の不安材料か。
第二試合
64s
1 CF JUN
2 3B bunta
3 SF Tony
4 LF ANTONIO
5 RF イチロウ
RF しまたけ
6 P かみやん
7 SS Pochi
8 C ガンバ
9 1B ゲーター
0 EH BUCHI
1 2B ケイコ先生
WD
1 2B torao
2B オクスプリングス
2 3B Hamada
3 SS ハッチ
4 LF 大島カズ
5 SF パンチ
6 CF KENDALL
7 1B・C EGOIST
8 RF 山越
9 C・EH JunBronson
H GENSHU
0 EH まっつん
1B 田村
1 P 鉄五郎
P NAVE
第二試合は、64s・WacKey監督の「荒れた打撃戦になる」との予想通り、JUNの先頭打者本塁打で幕を開けた。第一試合同様、巨砲JUN、ANTONIO、Pochiを一、四、七番に置く「イースーチーの筋打線」(同監督)が機能。それぞれが序盤に安打を放ち、2回にはANTONIO、イチロウ、かみやん、Pochi、ガンバの5連続長短打でドランクスの先発・鉄五郎を、2回10失点でKOした。
しかし、初戦の貧打に業を煮やし、「オレが出ますよ」と宣言して五番に座った闘将・パンチ以下のドランクス打線も粘りを見せる。初回、torao、Hamadaの連打のあと、ハッチが左中間に三塁打、大島カズの中犠打で計3点。3回にもHamada、ハッチ、大島カズの3連打、パンチ中犠飛、KENDALL、山越の適時打でさらに4点を返した。
両チームとも、好守が光った試合でもあった。ドランクスは4回、かみやんの右前打で本塁を突いた二走・Tonyを、山越−オクスプリング−JunBronsonとつないで憤死させた。慣れない捕手を務めたJBの懸命の捕球が、好プレーを呼んだ。6回には遊撃・ハッチが見事な逆シングルを見せる。また、Tonyの好守は、この試合でも光った。2回はすべてのアウトをさばき、4回にはNAVEの当たりを併殺に仕留める。二塁に入ったケイコ先生も、足元のライナーを好捕。パートナー・まっつんは鋭い振りで遊撃内野安打を放ってみせた。
2番手、NAVEが好投を見せ、5点を追う展開となったドランクスは、時間の関係で最終回の6回1死後、EGOISTが中前打、山越が四球で出塁すると、GENSHU監督が、満を持しての「代打、オレ!」コール。四球を選び、面目を保って満塁の好機をつかんだ。足に負傷のまっつんに代わり、途中出場・田村の中前適時打、NAVEの内野ゴロ、オクスプリングスの中前適時打で2点差まで詰め寄ったものの、最後はHamadaが遊ゴロに倒れ、64sが逃げ切った。
これで、64sがオープン戦から3連勝。ただし、点差も少なく、大量失点の鉄五郎続投も「1打席は打たせたい」(GENSHU監督)という、レクリエーションリーグならではの理由から。今後の両チームの切磋琢磨を期待させる内容だった。山越、田村ら新戦力、多くの選手に出場機会を与えようとの両監督の采配もあって、久々出場組ではtamaがやや打撃不調だったものの、ガンバ、bunta、まっつん、ケイコ先生らは、それぞれ「いい持ち味」を出していた。キャンプの水中ダイブで「一皮むけた」若武者・しまたけは計4打数1安打ながら、凡退も当たり自体は悪くなかった。