まだ、むかついた年賀状の文面を気にしている。「高橋秀雄はいつ大作家になるのでしょう」という文面。子どもの本関係者で栃木ではエライ人からのものである。あなたが考えているような大作家などにはなれもしないし、なる気もない。栃木でいう大作家なんて、賞をとってエラそうなことをいう先生じゃないか。そんな者に誰がなるものか。面と向かってそういってやれたらどんなにすかっとするだろう。それができない。こそこそこんなところに書き込みをしている。かなりの小心者だ。栃木では、ホームページも流行ってないし、見られる危険もない。そんな小心者が、二十日くらい前に、「季節風」をそのエライ人に送った。どうせ、読めないだろう。先入観は強いし、新しい児童文学や地道な活動に興味が持てない人たちだ。仲間たちが集まって、それで代表になるということがエライという栃木の価値観ではきっと読みきれないと思った。案の定、何の音沙汰もない。1、2行のハガキさえ書けない人が、子どもたちの本をとやかくいっている。ああ情けない。これでかなりすっきりした。読む人には申しわけなかったけど。……。

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