ばんひろこさんの本をここで紹介できるのを待っていた。ご主人の原稿の打ち込みまでしてあげて、忙しいからご自分の作品が書けなかったのだ、と思う。
そんな優しい奥様のことなどちっとも考えずに、ご主人は川にばかり行っている。今月は、10日は行っているはずだ。そのご主人の名前は“最上一平”。でも二人は仲がいいんだよね。
ばんひろこさんの新刊が出た。戦争中の練習機の物語だ。
木造の機体、布製の羽。敗戦間近の日本にはもう練習機一機を作る機材さえない。そんな木造の練習機に名前が付けられた。天馬だ。天馬で大勢の少年飛行兵が育っていった。
天馬の名付け親の大熊教官がいう。天馬が特攻機に改造されたのだ。
「――おれは、練習生を死なせるために、訓練をしていたわけじゃないんだ――」
特攻機に乗ったのは、こわごわ練習していた、ヤマという少年だった。天馬はヤマと話す。会話は二人の夢。天馬は初めて敵機の攻撃を受ける。それでも敵艦を目指すのだが・・・・・。
ばんさんの作品らしいラストを読んで欲しいと思う。ぜひぜひ。
内田麟太郎さま
喜劇の映画、本気になって作る人がいないのでは……。みんな観ないんですかね。まじめな感動もので、映画を楽しんだつもりになっているんでしょうか。「後妻稼業」はどうでしょうね。
木枯しモンジャロウさま
わたしはずっとアグネス・チャンでした。過去形です。太地喜和子、懐かしいけど、もう顔も浮かんできません。いつからのファンかが問題でしょう、ふふふ、おませな子?
絵本の河さま
あまんきみこさんと電話で話したことがあるんですが、お優しくて謙虚な態度で話してくれる方でした。高木さんもそうでした。お話しできてうれしかったです。リンさまともこの間。
沢口靖子さん……ははは、公然の秘密ですよね。
しいこさま
ピースくんとパレオくんでしたか。食われてしまうと思ったのか、わたしの傍には寄ってきませんでしたねえ。バラの王子たち、うん、いいかも。
創作日誌
気持ちばかり焦っているときに、大作の通信添削が届いた。半日かかったけど、読み応えがあったから、一気に読まされた。どうまとめるかの「技」を考えて、いろいろいわなければならないことが寂しく思えた。
今日こそは自作を。あの逃げ腰になっているお仕事は2日に上京して、聞いてこよう。あと、季節風の同人誌、作品評もあるんだよねえ。
昨日は初めて、カッパを着て散歩した。1か月間、散歩の時間には雨が降らなかったということだ。晴れ男の証明。さて、歩き出しましょう。

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