表紙の絵の臨場感というか、泣く前の「秒読み」という感じに参った。どう見たって、必ず泣く。
こらえている瞬間と思いが、オニやオオカミ、強いサムライの同じ心境を辿らせる。
泣く一瞬前の、コンマ何秒のときに……誰かを思い出すのだ。
作者からのメッセージ(帯)がうれしい。
「泣いた子供は、ひとの悲しさがわかるでしょう。
わらった子どもは、ひとの喜びがわかるでしょう。
そして、おおきくなったらいうでしょう。「ないてもいいんだよ」。」
鬼の絵を見て、大島妙子さんだというのがわかった。読み聞かせのレパートリーに入っている「オニのサラリーマン」の画家さんだった。
絵本の河さま
小さいときに金魚を飼って死なせてしまってから飼ったことがありません。ネコも、です。まだ吹っ切れていません。半世紀以上も。
ピンポンパール、いい名前ですね。
創作日誌
東京都美術館に寄ってから、市ヶ谷の元私学会館に行った。日本児童文芸家協会の各賞贈呈式。協会賞はおおぎやなぎちかさんの『オオカミのお札』(くもん出版)。
受付で仲間たちにお会いした後、漆原先生とお話することができた。
目立たないように、入り口付近のテーブルにいた。加藤純子さん、赤羽じゅんこさん、濱野京子さんと。あとから、うららさんも来てくれた。
丹治さんや座馬さん、いろんな編集者さんともお話で来た。
大変だったのは、福田徳子さん、佐々木ひとみさん、お二人がいつも同じ人に見えてしまうのだ。一人ずつ逢えば分かるのだけど、二人一緒は困る。どうも人の顔が分からない。そこに櫻井祐子さんがいたら、大変だったろう。やっとしめのさんと新井さんをはっきり認識できるようになったのに。
今日は児文協の贈呈式。内田理事長はお見えになるだろうけど、一平さんは来るかなあ。

0