竹長吉正著 発行てらいんく
485ページもある研究書だ。懐かしく、興味深く読めるのだけど、どうまとめていいかわからなかったら、『日本児童文学5・6月号』の特集「子どもの文学この一年」で、横川寿美子さんがまとめてくれていた。
「どのような経緯で日本に紹介され、定着したかを辿った――」が、たくさんの資料、リスト、年表といっしょにまとめられている。
巻頭の様々な表紙の絵が面白い。佐藤春夫が『ピノチオ』と題して書いていた。『木偶奇遇記』のタイトルの本も多かったのだ。
大正9年には日本に入っていたことを知ったのはこの本だ。最高のピノキオ研究書。
著者は白鷗大学の教授をされていたときに出会ったのが知り合ったきっかけだった。教授を退いたとたんにメールアドレスが使えなくなり、同時に、ご自宅の住所を紛失してしまった。ところがそれはあっけなく出てくる。慌てて、『日本児童文学』を送った次第だ。
創作日誌
昨日は、近くの事務所で県議や元衆議院議員、地元の仲間たちと2時間の懇談会の後、昼食会。炎天下、ほんの数百メートル歩いただけなのに、ボーっとしてしまうほどの暑さだった。34℃。アスファルトの上は何度だったのだろう。
朝のうちに1枚近く書いたけど、もうそれでダウン。
エアコンの風の中で、ゴロゴロしていたけど、食欲もなくて、寝ても眠れなくて、最悪の夜だった。
今日は中野でのシンポジウム「後藤竜二活劇作品が児童文学にといかけたもの」。一応、主催者側にいるので、不参加というわけにはいかない。また一平さんにバカにされそう。
明日は朝が早いから、早めに帰って来なければならない。川が呼んでいる。

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