帯にあるようにペンとノートを買ってくれた人の要望で、その人向けの「話」を店主が書いてくれる。
いろいろ落ち込んでいた新米の小学校の教師、藤原栞もその貼り紙を見つける。古びた木枠のガラス戸を開けて入って行く。そして、「オーダーメイドストーリー」を頼むのだ。
そこまでは、どこかで読んだファンタジー小説のアイディアのような感じだった。
ところがだ、店主龍臣の書いた「話」は教師生活で疲れ果てた栞を生き返らせる。「話」に魔法とかファンタジー小説が書かれているわけでもない。脚色も誇張もないありのままの詩織自身の話だった。でも、栞は前向きになれた。
それにしてもだ。ひどい先輩教師がいたものだ。まるでいじめだ。そんな人が子どもたちに関わっている。恐いと思えた。教師は校長のいうことを聞き、校長は教育委員会のいうとおりになって、教育委員会は文科省、文科省は首相の……、とんでもないほど口だけの首相の意向が教師とつながっている……。
二つ目の話は、いじめを受けていた中学生の優希の「話」が描かれる。
三つめは、落ち込んでいる作家の「話」。横柄な態度の作家が納得してしまう「話」とは……。
「話」はあと二つあるけど、感動のラストだ。何か行き詰ったら、読む本なのかもしれない。
草の香りさま
お買い上げ、ありがとうございます。うれしいです。何よりも図書室に置かれるなんて最高です。感謝感激、神様、仏様、香りさま。
まんぷく娘さま
「ニュー・シネマパラダイス」は半年に一度は観ていますね。四国の映画館の「映画」そうでした。佐渡に一つの映画館、その頑張り、続きが読みたくなりました。
絵本の河さま
病院の待ち時間て……?
海沼さんには今日も会います。土曜日も一緒でした。女性どころではありませんよ。声も図体もでかくて怖そうな男です。おじさん。
「なみ」は名作ですね。すぐ目に浮かびました。
木枯らしモンジャロウさま
今日はよろしくお願いします。
忘れたころに、ドットコム。困ったものです。ドットコム、いい調子だね。
創作日誌
昨日、予定の1.5倍くらい打ち込んだから、今日は0.3倍くらい書いてから上京しましょう。明日も上京しなければならない。初めての青山葬儀所。
てなことで、お仕事開始。

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