内田麟太郎文 ザ・キャビンカンパニー絵 ぶんけい
「しっかり読みたい 日本のむかしばなし」のシリーズ2巻目。
大好きな「かさじぞう」も入っている。
さすが、絵詞作家さんだと感服させられる「詞と文章」を楽しませてもらった。また、元の話を大事にしながらも、おじいさんとおばあさんたちが、同じ年代を生きる老人の読者を、照れさせる「仲の良さ」に強調されていた。
おなじみの、あの、感動の夜(朝方)の場面。絵が「最高のお礼」を盛り上げてくれていた。
この場面は、日本人に愛されていて、みんなが心の底に持っている「恩返し」になっているのではないだろうか。内田さんのご近所の最上一平さんの『さけがよんひき』もそうだ。

もう一作、後藤竜二さんの『おまつり村』はリアリズム作品だが、感激の場面になっている。一平さんも後藤さんの祖父も山形の人だ。もしかすると、かさ地蔵の原点は山形にあるのかもしれない。
「さるかにがっせん」も「いっすんぼうし」もどこかわからないが、懐かしさを越えたお話に思えた。
創作日誌
昨日は散歩とゴロゴロだった。来客は時刻通りだったのだけど、娘からの電話や、廃品買取の電話やらで、昼寝がうまくいかなかった。
でも、『むかしむかし』を読み、佐藤いつ子さんの新刊

『ソノリティ』を読み始めることができた。繊細なガラス細工のような、心が動く瞬間の描写に唸らされた。創作を書き始めた頃に出会いたかった本だ。お若い作家さんだから無理な話だけれど……。只今2章。2日には紹介できる。
今日は釣りの仕掛けを一つ作ること、リハビリに行くこと。録画しておいた映画を見ること。で、お終い。
明日は、5時出発で日光の大谷川に行く。釣り開始は9時。でも場所取りをしていないと2匹釣るには半日がかりになってしまう。
そのあと、那須烏山市のしょこたん様の家でバーベキュー大会。冷やした酎ハイで付き合う。つまみの肉はどんな味付けにするかが問題だ。無塩、減塩の物ってないんだよねえ。
では散歩に行ってきます。

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