今期フレッシュトーナメンター諸兄の為に17日小浜ヒガサキ釣行の僕の掴んだ感覚をプレゼントします。出場選手は耳をカッポじって聞く様に!!!
まず僕の乗った筏
はこれから終盤までに一番実績の高い4号筏。これまでも決勝使用率はNO1!!!の筏です。まず地形的な感じは例年通りなのですが昨年よりは根がかりが少なくなっている気がしました。これまでも4号は比較的海底がフラットで根がかりは少ない筏でしたが今年は全くと言っていい程超フラットです。ここまでの今期の釣り人の少なさから底荒れが進んで無い為と思われます。「台風等により少なからず筏の位置がずれている可能性も有ります」しかしこのせいか?いままでヒットポイントであった前方4〜5mラインの地形変化が感じられません。そこでの広角釣法でチヌが拾えません。魚自体の活性もそのエリアは低く感じました。僕の大好きな4号左面での落とし込みも全く駄目でした。それからエサ取りは今まで感じた事が無い程います。マル貝以外の付けエサでは瞬殺です。コーンもサナギも同様です。でも17日は
エビで10枚アケミまる貝で5枚です。ではどうすればええのか???僕の17日のパターンではダンゴ釣りが主になりました。でも普通では釣れません。それで釣れる時は
チヌがたまたま多くそのエリアに入って来てるか、たまたまその日によってエサ取りが少なかったか?のどちらかです。自分はやる〜!などと勘違いしない様に!仕掛けは完全フカセを基本とします。どんなに潮が早くても17日はそうしました。但しダンゴからエサの抜き方にポイントがあります。まずダンゴは固めに作り、簡単に割れたりエサが抜けたりしない様にします。フグやアイゴがつついてもすぐには割れ無い事が肝心です。その固めの「両手で握るダンゴ」ダンゴを着底させたら普通は穂先に負荷を掛けて待ちますがこれはNG。割れたことが認識出来るギリギリの負荷をキープです。では潮が早くてダンゴが流されて行く時は???どんどん潮に合わせてダンゴを転がして下さい。それに合わせ、抜け待ちの穂先の負荷は先程の状態にアジャストして下さい。海面から2m程度高く竿を構えエサ抜けを感じた瞬間にラインを緩めフカセて潮に着いて行きます。これで普通よりは10秒程度エサ持ちが確実に良くなります。この10秒が大切なんです。これでも駄目な場合はダンゴが着底したらすぐにエサ抜けを無視してラインを3〜5m程度余分に出し穂先に負荷が掛かるのを待ちます。潮が流れてなくてもフロロカーボンのラインは重い為に必ず馴染みますのでそれまで待って下さい。穂先に負荷を感じてからは先程同様ラインを潮に合わせ出して行きます。それでまた余分に10秒は餌取りにやられません。エビやコーンなど柔らかいエサを使用しないとチヌが食って来ない状況ではこの釣りが今のヒガサキでは最強でしょう!!!これでも餌取りが多くチヌが居ても食ってこれないと感じた場合はマル貝しかしょうがありません。マル貝でのダンゴ釣りです。基本は先程同様、完全フカセのオモリ無しですがそれで喰わない場合は潮流に合わせオモリを打ち(3〜5B)誘い釣りを展開します。喰うまで誘う位の気持ちで徹底して上下の誘いを繰り返します。5cm〜2mまでを細かくランダムに徹底して誘います。後、潮流が早い時にマル貝を流す場合は逆に潮流よりも遅く流す事も重要です。潮流に負けない重めのオモリを使用してラインを張りながらストップをかけながら流す事も大切なパターンですので必ず覚えておく様に!!!
今年のヒガサキはチヌは居ます。けっこう居ます。でも餌取りがそれに負けない位居ます。普通では到底良い釣果にめぐまれません。餌取りが多いんやったら餌取りに負けやんエサ使うたらええやん!これはアホです。この人はこの時点でフレッシュ通過は不可能です。勝てません!これからチヌが増えていけば普通の釣りでも釣れる地合は出て来ます。でもそれではあかんです。絶対に自分で状況を打破するスキルが無ければ勝てません。チヌは居る。但し餌取りを蹴散らす程の数では無い。
考えて下さい。 練習して下さい。水温低下による餌取り減少で今よりは試合当日は簡単になるはずです。でも保障はありません。だから今を練習して下さい。
今年度最後のチャンスです。中部フレッシュを逃せば一年浪人です。浪人トーナメンター程惨めな事は無いですから!!! 健闘を祈る!!!