全日本トーナメントから戻り毎日悶々とした日々を送っていましたが、やっと半分位吹っ切る事が出来ました。
さすがに今回はめげました。こうだから勝てなかったとか、こうだから釣れなかったとか安易に言える精神状態ではなかったです。
まず結果から言いますと、10位フィニッシュで今年の全日本トーナメントin堂浦を終えました。
惨敗です。
話しになりません。
三年目の堂浦、何とか勝ちたかった。釣りたかった。
直前プラ(練習)で二日前から中部チヌ研 大地とやったのですが、チヌは釣れない(前々日5枚。前日2枚。)ながらも何かを感じていた気がしました。
良いポイントに良い地合いで入らなければ釣れないのは解ってました。
それは団子のせいでも集魚のせいでも無いのも解ってました。
巡りあわせとタイミングの釣りである事も知ってました。
なのに.................。
初戦、0対0の王座勝ちあがりで次に進む事が出来たのですが、同じ中部チヌのメンバーとの対戦で
鬼 に成りきれなかったのかも知れません。
ポイント選択、攻めに甘さが出た様に思います。
三回戦。序盤一枚を釣りリードしました。そのチヌをイケスに入れる時に一回戦と二回戦の対戦表が目に入りました。全て0対0です。戦っているその試合もチヌの気配は感じられませんでした。これだけ釣れないポイントなのだから「この一枚でもらった!!!」
その瞬間に鬼から会長に変わってしまった気がします。
「フレッシュ勝ち上がってここまで来たんやろ! 頑張れ! 釣れよ!」
そんな気持ちと一枚引きずり出した安堵感が頭の中で交錯していました。
後半戦。やはり大きなツキと運を感じさせる 対戦者はこの中で二枚を釣り上げて来ました。後半30分は自分には届かないポイントに地合いが立ったのです。
カセから遠く離れた根周りに居たチヌに活性が出て来たのです。
場所決めジヤンケンから決まっていた運命なのか???
やはり堂浦から嫌われている者の宿命なのか???
どうしても堂浦で上がっていけやん自分が居ます。
悔しい。情けない自分があまりに悔しい。
それと今回は自分のリーグでの一回戦.二回戦の選手両者を知っていました。
彼らがどんな苦労でこの堂浦に上がって来たのかも、どんな取り組みを重ねこの日を迎えていたのかも 知っていました。
一回戦.0対0でのジャンケンでその一人が破れ、
二回戦.またまた0対0で自分が勝ちあがりました。
ホンマはどんな条件でも そこで一枚を引き そんな やりきれない 気持ちに終止符を打つのが王座選手の仕事です。ルールに甘んじて勝ち上がる権利を得ているのですが、それでも釣るのが仕事のはずです。
一回戦で涙を飲んだ 植村くんに言われました。
「KAKUさんとやりたかった」
すまん.........
何に すまん なのかは解らないが
とにかく すまん。
若い選手達から 釣れない.つまらない が聞こえて来ているのも知ってます。
でもちゃうで!!! 君らの感じているのはちゃうで!!!
必ず以前の様な アツイ 戦いは戻って来る。
絶対に帰ってくる。
数釣り競技.本来の姿が絶対に戻って来る。
俺は、そんな中でも一枚を引いて来れない自分を反省しています。
そのせつなさの中でこの三年間もがいています。
毎年、繰り返し反省を重ねています。
応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。
今年残る2戦。
今まで通りがんばります。