今日のゼウスファーストステージには様々なドラマがあった。選手全員に夢が有り目標がある。勝ちたい者。勝たなければならない者。全員の選手達の濃密な時が過ぎて行く。
正々堂々と戦う!
ホンマに素晴らしい。
どんな遺恨があろうと、どんな立場があろうと 言い訳の出来ない 正々堂々 の後には確かな友情が生まれる。足りない技術を嘆く。欠いてしまった集中力を恨む。取り組みの姿勢を振り返る。 残り五分 の声と共に様々な思いが選手達の脳裏を駆けめぐる。
ある者はまとまった資金を用意し試合会場であるヒガサキの住人と成って この日を迎えたと聞く。
素晴らしいと思う。
かっこいいと思う。
自分もそうありたい。
やれるだけの事をやる。
その選手は気負いなく この言葉を口にした。
やった者だけにしか言えない。やった者しか得ることが出来ない世界がそこにはある。
きっとその選手は悔しいだろう。せつないだろう。
辛いだろう。悲しいだろう。 でもきっと楽しかったと思う。夢に向かって夢中になって海に問いかける。無心に穂先を見つめる。
その選手は今日負けた。
自分に負けたのか?
相手に負けたのか?
それとも海に負けたのか?
でも僕は本当に感動した。競技を続けていて本当に良かった と思った。
こんな男に成りたいと思った。
選手の皆様、大会を支えた役員スタッフの皆様、そしてこんな素敵な時間をくれた エサキチ様
本当に本当にありがとうございました。
ファイナルステージまでの数日間、僕も夢を追いかけます。もう一度 正々堂々と泣きだい と思います。
中部チヌ研 田中kaku