『Death Note』のスピンオフですか。監督も変わって、話も変わって、前作のキャラだけを活かして作ってあるのに、時系列的には前作と深い繋がりがあるので、前作を観ていないとこれ単独ではなかなか楽しめない部分がありますな。まぁ、これを観る人は、前作を観ている事が必須の前提条件としているんでしょうけど。
話はそこそこ面白かったですが、これは何もスピンオフとしてやらなくても、別の映画として作っても面白かったんじゃないかと思いました。まぁ、原作がそうなっている訳だから致し方ないですが。前作からの“Lファン”向けの映画って感じですな。
しかしあのウィルス、致死率は相当なものだと言われていたのに、クライマックスの機内のパニックで、あれだけ大勢の人が犠牲になっているのに、誰一人として死ななかったのは不思議でした。ワクチンを打ったらみんな嘘のように回復したようなんですが、ラストで犯人たちも元気になっていたのには笑ってしまいました。
そもそもあの犯人たちの目的も曖昧でしたね。金儲けが目的なら、もっとやり方があった筈だし、“K”の目的も極端過ぎて違和感がありました。やはり、前作の“キラ”のように共感出来るキャラクターでないと、この手の話は盛り上がりませんな。(★★1/2)
カラー/1.85/ドルビー・デジタル/DTS/127'32"
●梅田ピカデリー4/タダ券/約4分の3(19:15からの最終回)

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