Body of Lies
カラー/2.35/ドルビー・デジタル/DTS/SDDS/127'06"
●梅田ピカデリー2/タダ券/約4分の3(19:00からの最終回)
ハッキリ言って、この手の映画は苦手です。同監督の『ブラック・ホーク・ダウン』も、ノレませんでした。なので、前半は少しウトウト気味。内容も分かり難いですしね。タダでさえノンポリのワタシに、こんなストーリーの映画は辛いです。反テロ映画と云われても、現実を考えると、どちらが良いのか悪いのか、よく分からなくなりますしね。
と、思っていたら後半辺りから俄然面白くなってきましたな。特にクライマックスはハラハラ・ドキドキ。そしてあの拷問シーン。痛いですな。ああいうのが一番痛い。『シャーキーズ・マシーン』でバート・レイノルズの指を1本1本折っていくというのがありましたが、あれに匹敵しますな。正直、『シャーキーズ・マシーン』の時に思いましたもん。手の指は10本あるから、10回痛くて恐ろしい目に遭わなくてはならないんだと。それを思うとゾッとしますな。まぁ、途中で気を失うか、死んでしまうかも知れませんが、痛いのがずっと続くのはイヤですな。
しかし、他の映画…特にアクション系…でもそうなんですが、主人公やヒロインが危機一髪、絶体絶命って時に、仲間が助けに来たり主人公が現れたりっていうパターンが多いですが、あれはどうしてそのタイミングになってしまうのでしょうか。思いっきり走ってギリギリそのタイミングになってしまうのか、それとも、早く着いたけど、出るタイミングを窺う為にずっと外で待っているって事はないんでしょうかねぇ。ナンかそんな気がするんですよね。もっと早く助けに来てあげてもイイのではないかと。出来れば痛い目に遭う前にお願いしたいですな。まぁ、映画なので、一応ハラハラさせないといけないので、どうしてもギリギリのタイミングの方が面白いんでしょうけどね。なので、そんな事を言ったらヤボですな。
邦題は原題と少し違うようですが、嘘を付いていた方が結局は騙されてしまったという意味で、“嘘の世界”というタイトルはある意味、ネタばれしてますな。ま、それも最後まで観て分かる事ですけどね。あぁ、途中で寝ないで良かったぁ。(★★★)

2