『ムトゥ/踊るマハラジャ』以来のインド映画。あの時は、巷のインド映画ブームに少し遅れる形で観ましたが、観てビックリ。あんな面白い映画だった事に驚きましたが、今回も主演は、あの時のオッサンですな。まだ第一線で頑張っているとはさすがですな。まさに、インドを代表するスーパースターですな。
今回はロボットSFものという事なので観てみましたが、いやあ、これも面白いですな。っていうか、話自体は凄く単純! 小学生でも理解出来る内容で、これはジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ』を作った時に言った「7歳から70歳まで楽しめる映画」という明言に見事合致しますな。ナンか、70年代の日本の青春ドラマを観ているような、観ているコッチが恥ずかしくなってくるような直球ド真ん中のようなストレートな話と展開ですが、それでも面白いのは、これはやはり映画のマジックの成せる技ですかねぇ。
話自体は、コンピュータが女性に恋して主人公を惑わせる『エレクトリック・ドリーム』にどことなく似ている感じで、アレも傑作でしたが、こちらも負けずに面白く仕上がってますな。特に、ロボットが身を引く辺りの描写が泣かせるシーン等は、両者に共通している所でもありましたな。
インド映画特有の、至るところに歌が入るのも楽しいし、何でも、3時間のオリジナル版にはもっとあるとかで、それも観てみたい気がしましたが、インド映画って総体的に時間が長いのは、やはりこういった突然歌が入ったりするからでしょうね。それと、インド映画に出てくる女性はどうしてこんなに綺麗な人ばかりなのでしょうかね。もうウットリしてしまいますな。一時のハリウッドもそうでしたが、映画が隆盛を誇ってる国は美人が多いというのは本当であるらしく、まさしく今のインドがそうですな。それを思うと今の日本は…。日本映画に美人が出てこないのは、そういう理由からなんでしょうな。(★★★1/2)
Robot
アンプラグド配給/カラー/2.35/ドルビー・デジタル/139'18"
●梅田ブルク7・シアター4/ネット先売券(¥1200)/ガラガラ(21:10からのレイトショー)

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