ブルース・ウィリスって、“ダイ・ハード・シリーズ”のイメージが強いせいか、どのアクション映画に出ても、ダイ・ハードの主人公に見えてしまいますな。今回は、一応近未来のSF仕立てですが、舞台となる背景が現代と変わらないような設定という事もあり、タイムワープ云々という件以外は、あまりSFっぽさが感じられなかったですな。そのお陰で、やはりブルース・ウィリスはダイ・ハードそのまままに見えましたですな。しかもウィリスは、以前に『12モンキーズ』でも時間を行き来する役をやっていた事もあり、あまり新味が感じられなかった事もありましたが、この映画、設定が結構無理矢理っぽく、後で考えると、かなりいい加減な点も多いですな。でもまぁ、観ている間はそこそこ楽しめたので、強引な展開が成功だったとも言えますが。
最近のタイム・トラベルものSFって、あまり楽しい感じの映画は少ないように思いますが、やはり、実際にこういうのが出来てしまうと、悪用される方が多いので、そういう意味ではリアリティ重視で作られているって事ですかねぇ。(★★★)
Looper
ギャガ=ポニー・キャニオン配給/カラー/2.35/ドルビー・デジタル/118'27"
●梅田ブルク7・シアター7/ネット先売券(¥1200)/ガラガラ(21:30からのレイトショー)

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