London Has Fallen
前作から3年(劇中年度は2年)で登場した待望の続編。本当に待望しましたな。というのも、前作が本当に面白かったから。巷の評価はどうあれ、最近のフヌケた映画群の中でも、突出した面白さで、『ダイ・ハード』のモノまねではあるけれど、本家の5作目があんな事になっちゃったので、今はもう、この作品しか期待できないという状態でありますな。
今回も面白かったです。前作の舞台となったホワイトハウスが2年で真新しくなっていたのは驚異的で、かなりの突貫工事で進められたんだろうな〜とは思ってしまいました。2年と云わず、5年ぐらいでもよかったんじゃなかったなかろうか、なんて思ってしまったが、そうなると、前作の登場人物、というか、大統領自体、同じ人が演じられないという支障がでる訳で、これはまぁ妥当な処置でしょうな。
今回は、タイトルにもあるようにイギリス・ロンドンが舞台。今回は前作のように限定された空間ではなくて、かなり広範囲にテロが起きる訳ですが、まぁその辺りも本家『ダイ・ハード』同様、スケールアップを目指した為であろうと思われますな。そういう意味では面白かったんですが、周りが敵のテロリストだらけっていう設定は、如何なものかと。警察や軍にもテロリストが潜んでいる(ほとんどがテロリスト!)のは、ちょっとやり過ぎではないかと。そんな敵だらけの危ない状況の中、たった一人で大統領を守り抜く主人公がスーパーヒーロー過ぎて、ちょっと唖然(今回は大統領も活躍します)としましたが、まぁ良く考えたら、前作もそうでしたな。それがこのシリーズの魅力でもある訳で、これぐらいの過激な設定でないと今日日のテロには対抗出来ない訳で、反テロ映画としては『ブラック・サンデー』以来のハリウッドの常套手段という事なんでしょうな。
という訳で、ワタシは好きです、この映画。前作(2013年度ベスト1!)も良かったですが、今回も面白く、最近のシリーズもので2作目も面白かったというのは稀(1作目から、つまらないものばかり…)なので、ワタシに生きる希望を与えてくれたという意味でも、このシリーズ、ずっと見守って行きたいと思う次第であります。(★★★★)
ショウゲート配給/カラー/2.35/ドルビー・デジタル/99分
●梅田ブルク7・シアター3/ネット先売券(¥1100)/11:05からの1回目(約半分)

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