Alien:covenant
シリーズ最新作。プレデターとの戦いを除くと、今回が通算6作目である。1作目から実に38年経っているってのも凄い事だが、シリーズが忘れられずに続いてるっていうのもある意味凄い。尤も、前作から続編ではなく、前日談(プレクェル)になってはいるが。
リドリー・スコット監督が言うには、「プレクェルとはいっても、必ずしも1作目とは繋がらない」という事らしい。なーんだ。そうなのか。こっちとしては、いつかは1作目の最初と繋がるとばかり思っていたので、そんな事を言われると拍子抜けしちゃうではないか。そもそも、プレクェルの魅力っていうのは、その部分にあるのだから。
それが原因か、今回のストーリーの方も、人間の起源がどうたらこうたらって、そんな事ばかりで一向に盛り上がらない。我々が知りたい=観たいのは、エイリアンの起源であり誕生の秘密だ。次回作で一応プレクェルの3部作が終了するが、結局、どうたらこうたらばかりで、1作目と繋がらないなら、ハッキリ言って「プレクェル必要か?」と思ってしまう。何か、スッキリしない今回のエイリアンでした。因みに、前作に“エイリアン”と付いていないのも、ナンか居心地悪いなー。(★★)
★FOX配給/カラー/2.35/ドルビー/122分
●TOHOシネマ梅田・シアター2/ネット先売券(無料)/9:50からの1回目(約2/3)

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