Jurassic World: Fallen Kingdom
シリーズの5作目。前作が1作目のリメイクに近い感じだったからという訳なのか、前作を受けての今回は、やはり2作目に近いややリメイクって感じの仕上がりである。廃墟となった島が舞台というのもそうだし、恐竜たちを不当に持ち出そうとする者たちとの戦いというのもそう。また後半、島から街に出てそこでまた恐竜が大暴れという点も同じなので(今回は広大な屋敷が後半の舞台だが)、ストーリー的にひじょうに分かり易いというか、安心して観ていられるのがイイですな。実際、2作目の『ロスト・ワールド』よりも面白くなっているのは、登場人物にムカつく人がいないせいか、精神的にもスッキリしているからでしょうな。それに『ロスト・ワールド』の時は、スピルバーグが後半で『キングコング』と『ゴジラ』をやりたがった為、ああいう展開になってしまったが、今回はそういう事も無く、しかもちょっぴりコメディックに描かれており、納得出来る展開になっておりましたな。
しかしよく考えてみると、島が火山噴火で爆発してしまう運命なら、いくらあそこに立派なパークを立てても、結局はダメになってしまう訳で、事前に地質調査とか出来なかったものなのか。別に前作で恐竜たちが暴れ出さなくても、火山の噴火でENDなので、アカンものはアカンって感じですな。それと、エンド・クレジット後のラストの鳥ですが、前作でも逃げ出していたと思い、もう既に街中にいっぱいいると思われますな。次に作られるとしたら、それが題材なのかなぁって思いましたね。(★★★★)
★東宝東和配給/カラー/2.35/ドルビー・アトモス/130分
●TOHOシネマズ梅田・シアター1/ネット先売券(¥1300)/10:10からの1回目(約2/3)

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