131ネタ、まだ引きます。
4055レ 131+1004
21.02.'04.撮影。

2月20日、槻木直線の撮影の帰りにたまたま立ち寄った名取駅で発見。当日は3089レ(現・4081レ)の前機(※1)で宮城野≒仙貨に帰ってきていた131でしたが、帰区してすぐ重連を解かれ、名取往復仕業に充当。仕業線表から翌日の4055レ(現・3063レ)に確実に入ると判断した俺はその足で帰京せず、逆方向の八戸へ向かったのでした。
「明日は八戸貨物〜東青森間で原色ED75の全力疾走が見られる!」東北線下り、ED75重連牽引の貨物で同区間の60分運転が日中見られるのは4055レだけ。
外板の塗装剥げが酷くなって、しまいには剥げた所に塗料を直塗りされながら、それでも走るボロボロに傷ついた原色機ED75 131。その前機がどんな走りを見せるのか期待しながら新八温泉入りしたのは言うまでもありません。
翌日の西平内は天気、一応晴れ。時間調整しながらダラダラと3051レが通過していきます。より高速で走る4055レがやって来るまでは、根をつめて待機。1140時、小湊方向にポツンと前照灯の光が見えるとみるみるうちに大きくなります。前機赤、次位機白、4055レ接近。
大事にいくなら一発切りの筈ですが速いのに「チキン」なので短くドラ切りしておしまい。けれど上手くいった感じはありました。先の3051レと違い、編成のカマ次位一両目から31ft.コンテナが見られる4055レ。
カメラから顔を離して見上げると、西濃U54AやヌコUV50A、青い珍客「long10d」(※2)日通UV46Aが載ってる様はまさに『ボロは着ててもこころは錦』。見てくれはよくないが、まだまだ走れるぞ!と言わんばかりにパラノッチ全開で颯爽と目の前を走り去っていきます。ああ、コレを見にきた。ああ、眼福眼福。
後に131はその年の9月に戦線離脱していきました。
次は4086レで、とか期待していたのですが中々向こうと此方の折り合いがつかず結局撮らずじまいに終わりましたが、あの風の強い中でパラノッチ全開でカッ飛んでいったあの131の勇姿は忘れられません。
(※1)所定はEH500の仕業。1009を次位に従えての代走運用。
(※2)U47A"ECO-LINER"シリーズ以前の30ft.コンテナを指す、日通の商品カテゴリー。(公式頁参照)