この頃は宇都宮タから連結される3両がコキ104、106で、これに載った全通=仙台運送のU51Aと日通ECO-LINER 31がこの列車の”華”だった。2008年改正時には他にも3089レが正規のナナゴ重連運用で黒磯〜宮城野間を走っていたが、ゴトコンと一部のISOタンクが載る程度で、華やかさでは4081レが上だった。
EH500への置き換えが本格化するのは、東北新幹線八戸開業時の2002年12月改正からだが、検査や故障機の休車で稼働の員数が揃わないことも多く、2009年3月改正頃まではナナゴの重連が、黒磯〜東青森間の特定の仕業で”代走”運用されることがしばしばみられた。
線表でいうと、東仙台(信)3052レ〜黒磯(ヨ)3079レ〜東青森4078レ〜八戸貨物(ヨ)4084レ・・・黒磯4081レ〜宮城野単レ〜東仙台(信)という3日がかりの運用で、その最後に牽く名古屋タ発宮城野行きの列車は終点に朝方に到着するので、よく撮りに行った。
2009年2月、1034が4081レ、1039が3089レの各前機、1036が92レ、1028が”岩沼貨物”855レを牽いた「グランドスラム」と呼んだこの日。
1034の相方は"新大宮色"の1008、実は前の年の11月にも同じコンビで撮っていたが、露出不足で速度ブレして失敗していた。2度はないと思ってこの撮影に臨んでいたので、アガリを確認して喜んだのは忘れない。