いつもは東京ー大阪の移動は新幹線を利用するのだけれど、今回は都合により飛行機を利用した。
時間的には東京都心から羽田までの所要時間、飛行機の待ち時間、伊丹から大阪市内までの移動時間を考えると30分ほど飛行機利用の方が短いだけなのだが、今は各航空会社もチェックインの自動化、簡素化で時間短縮、そしてコスト競争で東京ー大阪のドル箱路線を新幹線と張り合っているのだ。
飛行機を利用すると天候がいいときは上空からの景色が楽しみである。
羽田を飛び立った飛行機からすぐに右手前方に富士山が綺麗に見えた。季節柄、木々が紅葉しているのか赤茶けて見える。その後しばらく富士山を上空から堪能することができた。太平洋岸を飛行機は西に移動し、知多半島から伸びた人工島の中部国際空港もくっきりと見える。
そのあと伊勢湾のコーストラインが白い砂浜と青い海、緑の丘という具合に鮮明に見える。まるでイベリア半島のバルセロナから南フランスにかけてのラインのようだった。
そして伊丹に着陸態勢に入る頃には奈良から大阪南部にかけて5世紀頃の前方後円墳が数カ所綺麗に見えた。短い飛行だが、日本は地上に降りるとどこも混雑していて狭苦しく感じるが、上空から見るとなかなか綺麗な国だと再確認した。


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