サンアントニオ発☆CA日記

一週間前の１１月２３日はThanks Giving day
アメリカでは１１月第三週目の木曜日がそれに当たるのだ。
家族そろって食事する風習があり、ターキー丸焼きとパンプキンを使った料理などが食卓に並ぶのが一般的だ。

今年は近所の友人OK一家にてThanks Givingをお祝いした。
でかでかまるまるとしたターキー！チキンより淡泊で非常においしい。

ターキーを食べながらアメリカは５０年代からこのようなお祝いそして豪華な食事をしているけれど、当時の日本の一般家庭はにゃんこご飯に干物が中心の食事だったはず。と話をするとある程度日本語のわかる友人のアメリカ人CW氏は「にゃんこご飯」ときいてキャットフードと勘違いしたらしい。
確かにそのまま直訳するとそうだ。
そんなたわいもない会話をしながら楽しく豪勢にターキーを頂き今年の感謝祭をお祝いできたことに感謝したい。

去る11月18日に行われたRCWのイベントでは４vs４のWar　Game形式金網デスマッチでリニューアルした我がIPS（International Power Station)はメンバー構成を金網要員にしてまとめた。

IkaIka, MASADA, Mr. Showtime Summer, One Man Mike Dell

対するTeamMEXは

Don Juan, Chris Marvel, Sicodelico Jr., Hotstuff Hernandez

とくにTNA-NWA世界タッグチャンピオンのホットスタッフ・ヘルナンデスを早めにしとめることに作戦を絞った。その甲斐あって連携うまくMASADAのデスバレーから金網最上段からIkaIkaがスプラッシュでヘルナンデスをピンフォールに成功した。

IKAIKAもSHOWTIMEも流血に追い込まれ、最後はIPSからはMASADAのみがのこり、相手はSicodelico　Jr.とDon　Juanが残るというハンディキャップ状態になった。

負ければチームのマネージャーから降りるというルールもあり、負けられない。
MASADAと私は長年の信頼関係で結ばれている。
なんとせねばという思いでSicodelico　Jr.のマスクを剥がした状態で私　Mr.Yebisuは場外からSicodelicoJr.に毒霧を放ってその隙にMASADAがうまくスクールボーイで丸め込んだ。
見事成功した。

その後MASADAが最後の力を振り絞りテーブルに寝かせたDon　Juanを金網最上段から450スプラッシュ！
見事カウント３を納めIPSの勝利となった。

うれしさのあまり私はリングに駆け上がり、MASADAと抱き合い勝利を祝った。

次回は12月2日　いよいよ満を持してIkaIkaがHotsutuff　HernandezのRCWヘビー級タイトルに挑戦する。

12月2日はイベントの中でのRCW大会なので、フリーアドミッションです。
時間も午後2時からベルタイム！
よかったら併せて見に来てください。

Saturday, December 2
Mission County Park, 6030 Padre Dr.
RCW will be a part of San Antonio for Jesus, presented by Youth Outreach Ministries
FREE ADMISSION!
The fair is from noon - 10:00 p.m., RCW will have its show 2 - 4:00 p.m.

詳細はRCWホームーページから

http://www.rcw-wrestling.com

去る１１月１２日に後楽園ホールで行われたの全日本キックボクシングの大会で、タイのムエタイ４冠王者ジャルンチャイ・ケーサージムに挑んだ藤原ジム所属、WKA世界ムエタイライト級王者の小林聡選手だが判定の末敗れ、試合後引退を表明した。

約１０年前になるが私が当時アシスタントプロデューサーとして「格闘伝説ムエタイ」という番組の制作担当になって上司のプロデューサーに連れられて行った「藤原ボクシングジム」。会長の藤原敏男先生が番組の解説をして頂いていたので挨拶でお邪魔したのだ。一歩足を踏み入れたとき言葉にできないくらい厳格な雰囲気があった。藤原敏男先生は外国人として初めてムエタイ殿堂のタイトル、ラジャダムナム・ライト級王者になった伝説のキックボクサーであるからなおさらである。ジムには現在全日本フェザー級３位（元王者）の前田尚紀選手が当時練習生としてジムのすべての雑用をこなしていた。そして藤原敏男先生がお見えになりに挨拶をさせていただいたのだが、緊張してまともに会話もできなかった。上司にただついて行っただけという感じの初対面であった。

それから番組を担当し、収録の後に会食をご一緒したり、ジムの忘年会などの行事に参加させてもらったりで少しずつ話をさせていただくようになり、2000年4月にはタイにご一緒させてもらい現地でいろいろ取材させていただいた。藤原敏男先生は私ごときにも丁寧に接してくれ、とても紳士的な方ではあったが、数年おつきあいを密にさせて頂いても、緊張している自分がいた。やはり世界チャンピオンになるだけの特別な風格がいつもあったのだ。

藤原ジムに行くといつも小林聡選手が黙々とサンドバック相手に練習している姿があった。藤原敏男先生は訪問した私たちと打ち合わせをさせていただいている最中でも練習している小林聡選手をみては檄を飛ばしていた。藤原敏男先生は小林聡選手を若き日の自分自身とオーバーラップさせているようにも感じるほどの徹底した指導ぶりでもあった。

残念ながら諸事情により「格闘伝説ムエタイ」の番組が打ち切りになっても、日本にいるときは藤原ジムの選手が出る試合にはほぼ顔を出して応援させていただいた。リングの小林聡選手はニックネーム「野良犬」のごとく怖い者知らずで相手をどんどん倒し、数年後には小林聡選手は数々のタイトルをとり、日本を代表するキックボクサーになった。勝利した後の小林聡選手もさることながら日頃は厳しい藤原敏男先生がうれしそうにするその雰囲気に私は感動を覚えたものだ。
さらに世界に通用するボクサーにするべく藤原敏男先生は本場タイに送り込んでTOPクラスのムエタイ戦士との実戦を経験させたり、ルンピニ王者に挑戦させるチャンスも与えた。

それから年月がたち２００６年１１月１２日愛弟子のビッグマッチに藤原敏男先生自身が珍しくセコンドにたち指示を送ったらしい。１９７８年に自分自身が後楽園ホールでラジャダムナム王者を破った日がよみがえってたに違いない。

残念ながら今回もライブでは見ることができなかったが、藤原ジム関係の選手の結果だけはいつも気にしてチェックしていた。写真は試合後の引退宣言のコメントの写真だが、顔つきが藤原敏男先生にそっくりになっていた。私にとってはまさかの引退宣言だったが、自分なりに満足したボクシング生活だったのであろう。
詳細は後にで師匠であり、ジムの会長である、藤原敏男先生からコメントなどが正式にある事だと思う。
私はただ「お疲れ様でした。」と言わせてもらいたい気持ちで一杯である。

秋だというのに蒸し暑い。サンアントニオはこの時期日替わりで気温に変化がある。
数日前に雷雨が夜中降ったその後はまた蒸し暑さがぶり返してきて、今日は摂氏30度といったところか？

先週末はRCWが３ヶ月ぶりにリニューアルして開催。我が軍団IPS（International Power Station)も新たなメンバーを迎え再出発だ。直訳すると国際発電所。まさに国際ネットワークたる顔ぶれだ。

シコデリコJr.　この選手はドス・カラスJr.と従兄弟に当たる。と言うことはドス・カラスは叔父さんで、ミル・マスカラスも叔父さんに当たると言うことだ。メキシカン家系なのでめっちゃ多いのだが。

MASADA　大日本プロレスの常連外人。このブログでも以前書いたが、彼とは長いつきあいである。
日本とテキサスを行ったり来たりのハードコア外人だ。

IkaIka　ハワイ出身のパワーファイター。サモア系らしくパワーあふれる戦いぶりでファンを熱くする。
逆水平チョップで相手をなぎ倒す、RCWヘビー級王座に最も近い男だ。

以上のメンバーで再結成のセレモニーを行いメインで、小悪魔集団のTeam　Mex（ドン・ファン、クリス・マーベル、ホットスタッフ・ヘルナンデス）と6メンタッグで戦った。
試合を有利に運んでいたが、シコデリコJr.が造反。IkaIkaを急襲し、試合は無効試合に。

裏切られたIPSとしては非常に許せない行為だ。

決着戦は次回の11月18日（土）に４対４のWarGame形式の金網デスマッチで行うことを提唱。
IPSはあと2人のメンバーを入れなければならないが絶対負けられない状況に追い込まれた。

皆さんもよかったら見に来てください。詳しくはRCW公式ホームページにアクセスください。
http://www.rcw-wrestling.com