RCWの3月最初の大会はメインイベントがRCWチャンピオンのIKAIKAにチャレンジャーは大日本常連のMASADA。今回も300人の満員で埋まった。
私が用意したのは前回の大会でIKAIKAの椅子攻撃で頭部を大流血で負傷したマイク・デルをスペシャルレフリーとしてこのタイトルマッチを裁くというもの。私はMASADAのマネージャーも務めた。
IKAIKAがマイク・デルを負傷させてIPSは事実上崩壊させられた制裁マッチである。
パワーのIKAIKAとハードコアのMASADA予想通り激しい流血戦になった。鉄柱攻撃で額を割られ頭部からおびただしい流血のMASADA。しかし流血すればするほど本領を発揮し、IKAIKAが椅子を持ち出したときにレフリーのマイク・デルが取り上げようと阻止している間に、右腕が炎につつまれたMASADAのファイヤー・ラリアットが振り返りざまのIKAIKAののど元に炸裂してカウント3。
見事MASADAがチャンピオンになった!
ということで試合会場の近くにワゴンで夜遅くに販売しているTACOハウス。
これが安くて旨いのだ。帰りがけに立ち寄るのが常連で手伝いをしている高校生ぐらいの男子が
「日本人?」って聞いてきた
「そうだよ!」っていうと
「ボクは日本に行きたいんだ!」
「え?なんで?」って聞くと
「日本には大好きな車がいっぱいある。特にスカイラインが大好きなんだよ!」ってにこにこしながら話すその雰囲気が何とも無邪気でいいなぁと感心。
「いい車だ!あれはいいね!」というと
「高いんだって?」って聞くから
「日本の車はアメリカで買うより日本で買った方が安いよ!」と教えると
「え?そうなのか?じゃあ日本から運ぶとどうなんだろう?」って聞いてきたので。
「さぁ、船に乗ると時間もかかるし・・費用も高そうだな!!ははは!」って私は思わず笑った。
メキシコ出身らしく、家族で移動TACOハウスをやっているようだ。どおりで公用語がスペイン語な訳だ。
みんな客もだれもかもスペイン語なのだ。
しかしこの青年の夢や日本に対するイメージや純真さはなんかほっとするものがあって嬉しい一日であった。

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