2009/2/3

火の鳥2772  映画


クリックすると元のサイズで表示します
Columbia Japan CQ-7072-AX LP 1980


手塚アニメのサントラ盤です。これは、久々に手塚治虫が興行映画作品に復帰すると言う事で当時は大いに話題に成りましたが、どうもイマイチの感が在る作品でファンは些か残念がったものでもあります。公開当時の1980年は、ヤマトに代表されるSF長篇アニメの人気が凄く、これに便乗した作品と見ても良いと思います。だがSF漫画の元祖と呼ばれた手塚アニメは、この時代でさえ時代遅れだったとしか言い様がありません!しかしアニメーションの可能性を示唆し実験映画的な要素も所々在り、見直すと興味深い映画です。音楽は当時、新鋭作曲家の樋口康雄が担当しました。元来より手塚治虫はポピュラー系の曲を自身の映像作品に起用するのを好まず、純音楽調を好んだ為、樋口康雄を選定したと言われております。ここでも彼のバイオリン協奏曲「KOMA」が使用されてます。1980年の純音楽作品でした。彼の作風としては、持って廻った表現も在りますが、オーケストラの特徴を生かした、シンフォニックな曲想が特色とされます。バイオリンは千住真理子が弾いてます。ここでは、なんとも優美な調べを聴かせてくれます。アニメーションの音楽としては芸術性が高い作品です。流石に現在の耳で聴き返すと、古さも在りますが久々に圧倒されました。だが画面を見ないと時に煩く感じられるのは仕方ないと思います。現在ではDVDも発売されているので観る事も出来ますが残念ながら完全版を観る事は出来ません!


0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ