2011/2/12

カ―ル・シュ―リヒトのモ―ツァルト  指揮者


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Concert Hall Society M-2326 LP


近年では、知名度がマニアには高い指揮者だが、世間一般の音楽ファンからは、未だに知名度は、薄そうである。だからと言って、レコ―ディングの数が少ない指揮者とも言えず、戦前から其也の数が在った。それは戦後も変わらず英.DECCAのLP初期のカタログにも名前が確認出来る。だが其の後は、EMIの一連の物以外は、コンサートホ―ル・レ―ベルなんて超マイナーなレ―ベルに録音を始めた事も在り、やはり知名度が低い!とは言え晩年は、ウィーンフィルに重宝がられた指揮者なので、やはり残念である。ここでは、日本では、コロムビアで、結局、CD化もされたパリ・オペラ座管弦楽団とのモーツァルトを紹介しよう!しかしながら本当に楽団名が実際のものかは不明だ!何故なら、このレーベルは、覆面オケが多く名称は、信用ならないからである。早速。A面の「ジュピター」から聴いてみよう!序奏は、驚くほど早い!だが基本テンポも早い!演奏のノリも良い様で、こんなにリズムに瞬発力の在るモーツァルトもそう聴けまい!とにかく何処でもリズムが弾んでいる。感心するのは、それでも各主題の描き分けが明確な事で、こんなに重量感の無いオケからも深い精神性を第2楽章で示しているのは恐れ入る。ここでもテンポは早目だ!それは、たぶん思い入れの在るテンポで少しでも粘ると楽団のボロが表面化するので、引き締めるには、そのテンポでと言う事なのだろう!流石に其れなら楽員も一生懸命になるし一石二鳥だ!事実、聴いていても本当にパリ・オペラ座のオケ?てな感じである。その為かも知れないが、第3楽章は、普通のテンポで演奏しているのに物凄く威厳の感じるのだから面白いものだ!勿論、メヌエットでもテンポは緩めないのは正解だ!終楽章も普通のテンポである。どうやら其れにも理由が在りそうだ!この楽章は、フーガ技法によって書かれている。だから選んだのは、このテンポと言えないだろうか?これなら楽員も演奏し易いだろうし指揮者も安心だ!この辺は、巨匠の職人気質が出たと言えるだろうが、方法論が間違っていなかった事は、演奏を聴き終わると理解出来る。B面は、「プラーハ」である。此処でも巨匠は、勿体ぶった事はせずに殊更大仰な重い表現を序奏に求めず普通にやっている。さて序奏が終わってからは本領発揮である。一転して早いテンポで捲くし立てるが、やはりリズムが弾んでいる。此処では、モーツァルトが、天から舞い降りた様な印象を受ける程の音楽に満ち溢れている。聴いていると本当に音楽って奇跡を起こせるものなんだな!と感心してしまった!在り来りの表現だが全く其の通りである。第2楽章も快適其の物で、斬り込みも鮮やかな表現は、全く無駄が無い!淡々とした演奏ながら感動的である。終楽章は、意外と力の入った演奏で、パリ・オペラ座管弦楽団の楽員達も珍しく本気を見せた?様な熱演を繰り広げる。案外、巨匠は、そうなるのが狙いでやったのかも?

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