2011/4/22

耳が疲れた時に聴く一枚  クラシック


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Polydor Japan MG2324 (2530 196) LP


騒音に耳が疲れたり、何と無く気力が無い時に聴く一枚が在る。そんな時なら何も聴かずに休んでいればいいのにとも思うのだが、どうも私の場合は、そんな感じには行かない様だ!それだけ私の耳が音楽を求めているのだが、だからと言って情報量の多い曲目を聴くのも疲れるので自然と鳴るのはピアノ曲である。それもドビュッシーが最適だ!何と言うか、適度に自然体なのがいい!だから耳に入り易いのだが、まるで音がつぶやいている様で環境の邪魔をしない!だから演奏もそんな感じのものがいい!此処では、アルトゥーロ・ベネゼッティ・ミケランジェリのレコードを紹介するが、是は正につぶやく演奏だ!それに曲目は、映像第1集と2集、それと子供の領分が収録されている。嘗てドビュッシーの特色についてアルフレッド・コルトーが言っていた言葉を引用すると「全ての輪郭は、流動的な定式でぼかされ、和声にはヴェールが被せられ、沈黙が長びかされる。」と言う!確かに特色を言い当てた言葉だ!さて針を降ろしてみると音がキリっと立ちニュアンスも多彩だ!是ほど感覚的なピアノの音色もミケランジェリならではだろう!簡素な旋律が織りなす和声の妙は、聴く者を魅了する。感情よりも感覚を優先した作曲家の意図が自然に表現された演奏と言えるのでは無いだろうか?だが其れは写実的なものでは無いので所謂情景が明確に浮かぶものでもない!其処からイメージ出来るのは、ぼんやりとした印象派の其れである。だから情景描写を求めるとすれば、ある程度表題のはっきりした「子供の領分」が面白い!「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」の流麗な指使いも素晴らしいが、「象の子守唄」を聴いて浮かぶのは、正に表題そのものである。情景と言えば、「雪が踊っている」は、降り注ぎながらも時に風に舞う雪の動きを精密に表現している。「ゴリウォークのケークウォーク」も面白い!是は子供達が椅子取りゲームをしている様子を描いているが、その楽しそうな様子が伝わってくる。残りの曲の紹介は、特にしていないが印象画の様だと言えば解って貰えるだろうか?

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2011/4/22

キャノンボール・アダレイ  JAZZ


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Riverside OJC-035 (RLP-1157) LP


キャノンボール・アダレイと言うアルト吹きが居た。居たと言うのは故人だからだが、此処では頻度的にクラシックばかり紹介しているので一応の注釈を入れておく!キャノンボールとの名前が在るが、これは本名では無い!ジャズ・ファンなら知れた事だ!彼は大食漢だった!その為、食べてる様子を見て家族や友人が口を揃えてこう言った!「まるでキャンニバルの様だ!」此処まで書けば察しが尽くだろう!しかし其れは、本人にとっては悩みの種だった!それを証拠に後年に糖尿病に掛かり偏頭痛にも若い頃から悩まされていた。彼は、1975年に脳梗塞で亡くなったが、要因がそれに在るのは明らかだろう!享年が、46歳と言う若い死は残念な事だ!彼は、1957年にマイルス・デイヴィス・セクステットに参加していた。自身のクインテットを結成したのは、1959年頃だ!だから其の頃からレコーディングもされているので聴く事も出来るが、此処で紹介するのも其の年のものだ!これは、サンフランシスコで収録されたので「Cannonball Adderley Quintet in Chicago 」と明記されている。余りにも有名な盤なので下手な説明は不要だろう!一応メンバーの紹介をしておこう!これは、キャノンボール・アダレイ(as)、ナット・アダレイ(cor)、ボビー・ティモンズ(p)、サム・ジョーンズ(b)、ルイ・ヘイス(ds)というクインテットだ!針を降ろすと即時に会場の雰囲気が目の前に広がる。それぞれの個性が違う筈なのに素晴らしい相乗効果を聴かせる。キャノンボール・アダレイは出だしから好調だ!何よりも音色に生命の息吹を感じる。それにしても表現は多彩で技巧も勿論素晴らしいが理屈では無く、本当の音楽が聴こえてくる。聴いていると音楽とは、演奏家のメッセージなんだと言う事をまざまざと思い知らされる。だが其の姿勢は、現在に於いて残っているジャンルは少ない!最近、クラシック音楽家の衰退が目立ち魅力が半減しているが、原因について考えたときに何が足りないかは、此処で説明するのも野暮だろう!最後は、演奏家の人間味が勝負だと思う!音楽は理屈では無い!

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