2012/1/26

R・シュトラウス自作自演集 Part.1(DGG編)  クラシック


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Polydor Japan POCG-2915/7 3CD 1993


作曲家のR・シュトラウスは生前、指揮者としても有名で功績も実際に在って其の指揮者としての録音もかなり在る人なのだが、意外と復刻が少ないので、オークション等でSPレコードを探している時にたまに珍しいものも発見する音楽家でもある。古くは、喇叭吹込みから録音歴が在るのだが、今に成っても全容が明らかに成らないのが残念だ!有名な処では、モーツァルトの後期3大交響曲やベートヴェンの5、7番の交響曲も在るのだが、自作曲の録音も喇叭吹込み時代から在るので結構なものだと思う!このブログでも事在る毎に紹介をしているが、今回は自作曲の録音を復刻したものを取り上げよう!全て独DGGのものである。そして楽団は、一部を除いてベルリン国立管弦楽団である。尚、このCDは、3枚セットなので分けて紹介しよう!最初は「ドン・ファン」だが、収録年も1929年と古いが復刻状態は、そう悪くない!自作実演の演奏と言うと簡素過ぎて面白くない場合も多々在るのだが、其の殆どが作曲家の意図を実は指揮者が無視している印象が在る。其処に解釈上のズレを生じている訳だが、R・シュトラウスの場合は曲の編成だけに普通に振ってるだけでも大きな音が出るので当然かも知れない!さて演奏は快調だ!後年のウィーンフィルのものと比べても颯爽としているが、是は単に指揮者(作曲家)本人の年齢に起因するものだろう!本人が振っているのだから当り前だが、各主題の描き分けが、こんな古い録音からでも解る程だ!是は指揮者としての才能も長けていた事を証明するものとして良いと思う!テンポも定評通り速いが推進力も素晴らしい!だけど何処かニヒルと言うか粋な感じでサラリとしている。其れでいてドン・ファンの情熱や苦悩、憂いまでも表現し尽している。是は自作実演だとしても侮れない演奏だ!次の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」も前者と同じ収録年だが、此処でも表現力豊かな演奏で、ティルの行動が頭に浮かぶ程で聴いていても飽きない!何かいいなと思ってる間に演奏は終わった。其の次は歌劇「インテルメッツッツォ」第1幕第5場の挿入曲がである。収録年は、1927年だが、聴いていると音に慣れたのか古さは然程気に成らない!美しく甘美な情景描写を聴くべき演奏である。意外と此処にR・シュトラウスを聴く魅力を感じてしまった。そしてこのCDを始めて聴いた時に感心したのが次の楽劇「サロメ」より「七つのヴェールの踊り」である。是だけベルリンフィルで収録年も1930年と少し新しい!しかしながら復刻は。是が一番落ちるのが残念だ!だが演奏は、退廃的で在りながらも妖艶其のものである。サロメの足のステップが聴いていて思わず浮かぶ!咽返るような官能美も素晴らしい!勿論、王女の踊りとしての気品も表しており何も言う事も無い!是は名演だ!そして最後に「死と浄化」だが、収録年は、1926年と古くて仕方ないなと思う音質だが、冒頭の陰影の在る音色から惹かれるものがある。少しづつ迫り来る死への恐怖に怯える描写も良いが、死と直面してからの戦いは、残念ながら録音が捉え切っていない!其れでも緊迫した情景が浮かんでくるは凄いが、やはり残念!この手の曲は、もっと良い音の状態で聴きたい!復刻が良ければ作曲家の意図は、もう少し伝わってくるだろうと思う!SPレコードで聴き直せる機会でも在ると良いのだが?

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