2014/10/11

フルトヴェングラーの、もうひとつの「第九」  指揮者


クリックすると元のサイズで表示します
(C) NIHONMONITOR CO.LTD DREAMLIFE.ENTERPRISE RIPD-0003 CD 2009


タイトルに示したが、フルトヴェングラーの、もうひとつの「第九」とは、東映ビデオを母体に持つ「ドリームライフ」が、2009年に発売した1953年の「第九」で、ウィーン・フィルのニコライ記念演奏会でのものとされているものだが、此処のレーベルは何かと胡散臭い。私はニホン・モニター提供の映像を東映ビデオが発売している頃から観ているのだが、誤字や意味の取り違いの字幕ばかりで観るのも嫌になった思い出がある。その字幕の例としては、ウィーン国立歌劇場合唱団を事もあろうに「ウィーン国立オペラ歌劇場合唱団」なんて表記をするのだから呆れる。つまり余計な解釈が反映されてもいるのだが、残念な事に歴史的な音楽家の映像が此処まで揃う処もないのだから厄介なものだ。結局、そんな印象しかないので、私が持っているDVDなりは中古で二束三文で購入したものばかりである。こんなもの中古でなければ購入もおこがましい。さてこれは、私がまだ「日本フルトヴェングラー協会」の会員だった頃に頒布品として購入したものである。尚、同協会は、その頃から方向性に疑問を持つ事が少なからずあった。それで間違い等を指摘していたら、いつの間にか会報に必要な会費は収めていたのに突然、会報が配布すらされなくなった。それは流石に遺憾な思いがした。この時に協会は、すっかり堕落したと思った。それで何故、ドリーム・ライフのCDが頒布されていたかと言うと、その関係者が日本フルトヴェングラー協会と繋がりが深いからだ。同一人物だと表現しても良いが、その辺の事情は敢えて濁らせよう。愚痴は此処迄である。さてこの音源は、フルトヴェングラー協会からも頒布されたのだから公式音源の筈である。だが何処から出た音源かは不明と言う代物だ。つまりこのCD自体が怪しいのだ。思えばこの協会は、新体制になってからは音源の出処が本当に解らない。更に解説も捏造している疑いもある。協会が海賊盤を出して誰が得をするのだろう?日本のマスコミではないが、巨匠の録音に関しては、ある事ない事でっち上げて、煽る批評家も横行した経緯もある。私も途中から、それに気がついたのだが、「クラシック音楽」には、権威に纏わる「事大主義」が蔓延しており、とても危険だ。だから日本版の偽ベートーヴェンが存在したのであり、「捏造」や「偏向」は当たり前に行われていた事実は知らねば成るまい。此処からようやく演奏に触れるが、始まりの拍手から収録されているのは目新しいのだが、楽団と収録日が殆ど同様な事もあり、31日のウィーン芸術週間のものとかなり似ている。聴いていても以前に日本コロムビアの2枚組の盤で聴いた感じが思い出される。音質は此方の方が鮮明なものの、同傾向の音色なので余計にそれを感じる。テインパニーのアタックも録音が明瞭な分、力感が増しただけである。全体としては円満具足な第1楽章だった。そしてのんびりした第2楽章に続く。この演奏も以前に聴いた感じがする。なので以下も同文みたいな表現になるので割愛するが、これとても結局は海賊盤だ。敢えて違いを挙げればテインパニーの扱いが両端楽章で「あれっ?」てな箇所がある。そんな感じなので、これは色々な点でややこしいCDだ。演奏の感想が遂、そっちのけになってしまった。だが誠にフルトヴェングラーの歴史的音源に関しては、日本の左翼系新聞社が起こした歴史問題みたいな事になっているので、これからその手の演奏に触れる人は充分注意して頂きたい。過去の批評家による「○○証言」みたいなものも多々ある。

人気ブログランキングへ 

0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ