2010/11/13

ジェダイの復讐  映画


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Polydor Japan 28MW 0031 1983 LP


これは、今更ながら見つけて購入したレコードだが、スター・ウォ―ズファンは、旧三部作に思い入れの在る人が世評では多い様だ!私も其の独りだが、それも特別篇では無く、オリジナルが良い!まだコンピューターを技術に取り入れ始めた時代の作品とは言え、光学合成が主流の特撮作品である。だから制作サイドの苦労が解り、手作り感覚に人間味を感じる。そこが魅力でも在るので、CG補正版の特別篇は、何かと敬遠されたファンも居る事だろう!これでは技術が幾ら発展しても補正する事で、当時の技術スタッフに対して冒涜には成らないかと思ってしまう!これは明らかにジョージ・ルーカス監督の愚行である。ファンのオリジナルへの拘りは、それを敬遠した結果とも言える。さて、このレコードだが、これは旧三部作の最終作品である。この映画で、全ての謎が解けた訳だが、この映画の魅力としては、サブキャラクタ―の魅力が大きい事だろう!それもクリチャ―達が面白く、悪玉の頭領であるジャバ・ザ・ハットの風格が特に素晴らしい!他のクリチャ―も色々な特色が在り楽しめたが、何と言っても其の後、単独で映画化されたイウォ―クが愛らしい!勿論、特撮も凄く、光学合成技術の最高峰と言える程の傑作でも在る。これは、当時、映画館で観て余りの素晴らしさに全身から血の気が引く思いがしたものだ!新三部作の存在意義は、薄い感じがする。前二作のレコードより枚数が少ないが、これは一部に使いまわしが在るからである。




特別篇は、全く別の映画に見えてしまう!アナキン・スカイウォーカー役の俳優を差し替えたのも愚行のひとつだろう!それを支持したくないファンが居るのは、最もだと思う!




こちらが、オリジナル!やっぱり、しっくりくる。他の愚行も色々と在るが、ジャバ・ザ・ハットの前で、クリチャーの歌手が歌う歌迄、別の歌に差し替えられている。

これが、オリジナル曲の「Lapti Nek」である。


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ファンの苦言を受けたのか、最近では、オリジナル版と併せて2枚組にしたDVDが発売されているのは、実に喜ばしい事である。
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2010/10/27

アベル・ガンスの傑作  映画


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CBS SONY Japan 25AP 2386 LP 1981


フランスの映画監督.アベル・ガンス(Abel Gance,1889年10月25日 - 1981年11月10日)の1927年公開の代表作を再公開の際にカーマイン・コッポラが付随音楽として作曲したものをレコード化したものである。指揮は、作曲家自身、楽団は、ミラノ・フィルハーモニック管弦楽団である。日本公開の際には、資生堂がスポンサーとなり、1983年の2月4日を皮切りに大坂、名古屋、福岡、札幌の5都市で行われた。上映時間は、第1部、2部共、約2時間なので、4時間の超大作と言う事になるが、オリジナルは6時間とも7時間とも言われている。編成は、70名、各公演地に参加した楽団は、大坂を除き、新日本フィルが務めた。大坂公演は勿論、大坂フィルである。これは、サイレント映画なので、このレコードをサントラ盤と言うのも変なので、ここでも付随音楽集として紹介するが、初公開時の音楽は、アウトゥール・オネゲルが作曲しているのは御存知の方も居られるだろう!そのスコアからは組曲として演奏したCDも今では入手出来そうだが、オリジナル版公開が不可能の為に尺数の違いから新しい曲が必要だったとも予想するのが自然であろう!さて、このカーマイン版の「ナポレオン」だが、現在の評価では、寧ろ酷評されている。しかしながら映像と共に鑑賞すると相乗効果で、とても楽しく観れるのは、如何に映画音楽に対しての業績が高いかが窺い知れる。だが作品の長さから既成曲からの引用もある。ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、スメタナやベルリオーズ等の曲も効果的にオーケストラ曲やオルガン曲も取り上げられている。この映画は、少年期からイタリア遠征迄を描いている。スケールも同時代の作品としても他作品を圧倒する程、超越しており、技術的な面からでも大変興味深い!アベル・ガンス特有のカットバック処理やモンタージュ、多重合成を多用した心理的表現も凄まじい!私は、第1部では、フランス革命時に誕生したラ・マルセイエーズが初めて国民議会で発表された場面が印象に残っている。そのシ−クエンスの最後に自由の女神が剣を振りかざし自由を謳歌し終わる場面は感動したものだ!

さて、この酷評されたカーマインの楽曲だが、「ゴッド・ファーザー Part.2」で聴かれる哀愁や躍動感溢れる旋律に魅了されるのも事実である。引用については、ベートーヴェンの「ウェリントンの勝利」や「コリオラン」序曲、メンデルスゾーンの「ルイ・ブラス」序曲、ベルリオーズの「幻想交響曲」の第4楽章等が効果的に使われている。通常、余り聴く事の無い有名曲も取り上げられているのが面白い!「ウェリントンの勝利」なんぞ、ゲテモノ扱いされているので、特に其れが言える。

処で、この作品は、日本では戦前に公開されたのだろうか?だが、公開に対して当時としては特殊なトリプルエクランなる3面スクリーンでの上映設備が必要な為に完全な上映は不能だったと思われる。それは、3面のスクリーンを利用し、更に複雑なモンタージュ技法を可能にする為にアベル・ガンスが考案した技法だったが、シネラマ撮影の先駆でも在り、後年の影響も計り知れない!

ここで、この作品の制作に経緯について述べるが、撮影だけで一年半、完成するまでに4年の歳月を要しており、製作費用は1500万フランも掛けている。作ったセットは150以上とも言われ、軍服8000着、銃4000挺、無数の軍旗が使用された。其の上、建築技師や弾薬製造家などの専門スタッフが常時200人以上も雇われ、シーンによっては6000人ものエキストラを用いたと言う途方も無い空前の超大作である。しかし時は、トーキーの幕開けで在り、惜しくもサイレント期の最後を飾る作品となった!

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因みに筆者も再公開時の1983年に拝見しているが、この手の映画は、大きなスクリーンで鑑賞しないと良さも半減してしまう!特にトリプルエクランに至っては、如何に良く出来たDVDでも、其の迫力は全然伝わらない!余談だが、1950年の「キネマ旬報」新年特別号の折込に当時、日本公開された形跡が在った!これは、3面スクリーンを使用しない、単なるサウンド版の上映と推察する。



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2010/8/24

本放送時には人気が無かったSFシリーズ  映画


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CBS SONY Japan 25AP 1752 LP


「スター・トレック」のサントラ盤である。現在では、人気シリーズとなったSFテレビドラマからの映画化だが、元のテレビシリーズは、最初から人気が在る訳では無かった。1966年から1969年迄全3シーズンがNBCで放送された。日本の放送は、1969年4月27日〜1970年1月11日 29話迄、日本テレビで、1972年4月16日〜1974年3月30日 50話迄が、フジテレビで放送された。だが、最初から人気シリーズでは無く、度重なる再放送が、人気の要で在った。それは私も例外では無く、続く再放送の繰り返しで刷り込まれた。番組自体も、エンタープライズ号が飛行しているカット意外は特撮らしい場面も無く、人間ドラマ中心の低予算番組だった。カラーで撮られているのが唯一の御慰みの様なものだった。これならウルトラマンの方がマシな感じもするが、事実、当時の円谷特撮は手が込んでいた。だが観ていると癖になる様な処が確かに在り、キャラクターの濃さや科学用語を簡略化していない事にも好感が持てた。繰り返して観る事で、妥協しながら魅力に気がついたとも言えるだろう。その点では、嘗てのヤマトブームに似ていると思う。だが盛り上がったのは米国で、映画化の話題をトピックスで見た時は何の感激もしなかった。「ああ、やるのか?」てなもんである。だが、制作費が100億円、監督は、あの「サウンド・オブ・ミュージック」のロバート・ワイズ、特殊撮影には巨匠ダグラス・トランブルとジョン・ダイクストラを起用となると話は別だ。何で、こんな事に成ったかと言うと通称トレーキーと呼ばれる米国のファンの盛り上がり方は尋常ではなかった。寧ろ感化されたのは製作者だった。最も当時は、1977年公開の「スター・ウォーズ」や「未知との遭遇」がキッカケと成り、SF映画ブームが到来したのも要因だが、便乗作品も多かった事も在り駄作も在った事は否定出来ない。その中に在っては、この作品は異色作であり、哲学的かつ論理的な物語は、正に通向けとも言えるだろう。音楽は、ジェリー・ゴールドスミスだが、その後のイメージ作りには貢献しており、これも一つの定番と言えるだろう!録音は、デジタル初期のもので、やや金属質に響くが、曲調の為か妙に在っているのでサントラ盤とは不思議なものである。米国公開は、1979年12月7日、日本公開は、1980年7月12日である。

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