天下分け目の万博決戦
同志が前のりをしてくれたおかげで、わりとゆっくりめの新幹線に乗り込む。
関東では雨模様だったが西に進むにつれ晴れになり、富士山を通過する頃にはスッキリと晴れ渡り、車中より霊峰に必勝祈願をした。
11時過ぎに現地に着くとガンバサポの待機列の人の少なさに少々驚きを覚えながら同志のもとへ。我等レッズサポはおよそガンバの10倍以上だろうか待機列が延々と続き歩道橋の先にまで伸びていた。我等にとってアウェイなどという概念は存在しなく何処でもホームと同様にサポートをする事が出来る精鋭たちが集まっている。

開門前にコールリーダー○田氏の前説(笑)で試合前の緊張をほぐし、We are REDS!のコールのもとで更に気持を高揚させ入場口へ。
この際、先にアウェイチケ所持者が入場しその後にホームチケ所持者を入場させるという措置がとられた。ホームチケを所有していた人のチケを後から見せてもらったところ、振り替え用紙みたいなものが貼られていた。

アウェイのスタンドを赤で埋め尽くすべくレプリカを着用し、宙には大小様々なフラッグが舞う。この日は風が強かった為にフラッグは悠々と靡いていたが、ゲーフラには少々厳しく隣の同志のゲーフラを交互に上げたが腕がかなり疲れた。
試合はレッズは変則3ボランチ(?)の布陣。ガンバの攻撃を中盤に厚みをつける事で抑制する為だろう。その中でも酒井の活躍は目を見張るものがあった。ここ最近では起用されるもミスばかりが目立ってしまっていたが、この日は堅守に貢献してガンバの攻撃の芽をまさに「刈り取って」いた。
攻撃は左右のサイドから崩すことが徹底されており、チャンスメイクしていたが得点に繋げる事が出来なかった。不運なことにシュートをすれどもすれどもGKの正面。そんな中、相手の個人技にやられ前半はペースに乗ることは出来なかった。
後半、先行されていることもあり闘莉王を前線に張りパワープレイを仕掛け再三ゴールを脅かすものの「あと一歩」足りなかった。
試合も終盤になり足の止まったガンバを自陣に追いやって攻撃を仕掛けていたが一瞬のカウンターで切り裂かれ急造のDFラインは崩壊しゴールを許してしまったが、アレのFKで一矢報いるものの一歩及ばず敗戦。

しかし敗戦自体は悔しいものだったがセレッソ戦の時のような敗北感に苛まれる事はなかった。それだけ選手達は闘いぬいたと思ったからだ。
残りの4試合、一戦必勝で目の前の勝利を掴み獲っていこう。
ガンバ戦で全てが終わったわけではない、レッズはこれからも永遠と続くのだから!
了