日もまだ昇らずにいる早朝、僕は決勝が行われる国立競技場を目指し、白い息を切らせながら地元の駅へと向かった。
いつもより寒さを感じないのは乗り越えなければならない壁を前にしての大一番で体が火照っていたからに違いない。階段を上りきるとうっすらと汗が滲み更に心を鼓舞させている自分に気がついた。
(あれ?なんか
怠惰屋さん風の書き出しになっちゃったな;)

まずは「弟分」のJrユースの決勝。
本当に面白いフットボールを魅せてくれました。
圧倒的な攻撃力でFC束ユースを寄せ付けもしない展開で、見ていて引き込まれていく魅惑のパス回しで翻弄していた。
そして優勝の挨拶にゴール裏に来た彼らの瞳の輝きはどんな宝石にも負けない位の輝きでマスターはちょっとウルッとしてしまいました(笑
「We are REDS!」のコールに数人の選手も一緒にコールしていて感動一入でしたよ。
本当に
おめでとう!よかったな、そしてこれからも
頑張れ!

インターバルを置いて「長兄」の負けられないゲーム。
案の定、大宮のしつこいサッカーに終始苦戦を強いられた90分。
決着つかずに更に30分。
でも、この試合は後々考えると長谷部が全てでしたね。
前半のアレのクロスにややダフッた感のあったシュートだったけどうまいコースに流れゴール。
ポンテの代わりにトップ下に入ると物凄い攻撃力を遺憾なく発揮。
そして山田へのゴールへ繋がるラストパス。
圧巻はセンターサークル付近からドリブル一人旅、最後に切り替えしてGKの脇を狙いすました絶妙のシュート。
この時、まさしくマスターに向かってドリブルしてきたので心臓がバクバクしてしまった;
代表候補選出で更にモチベーションをあげ、「サポーターを元旦に国立に連れて行く」と強い心で臨んでくれた長谷部、ありがとう。
そしてトミー。
契約満了の最終日まで真摯にプレイしてくれる。1得点目は大宮DFより頭一つ抜け出しジャストなゴール。
この漢との別れが本当に悔しい、決勝では悔いの残らないサポートを全身全霊をかけてやろう!
TOPの写真は選手入場時のものでマスタは「パジェロ旗」の中にいたのですがこうして見ると圧巻ですね、やっぱレッズはカッコいいよ!
写真をご提供いただいた「セレブな貴婦人」ことおぼんた様、ありがとうございました!
了