シーズン前、フィンケは今シーズンを旅に例えた。
では、その旅は今どんな状況なのだろう?
乗った客船が氷河に衝突し、暗くて冷たい深い海の底へ・・・
この旅は終焉となってしまったようです、残念ですが。
シーズン当初に垣間見れた運動量豊富なサッカーは今では影も形もありません。
夏場の体力的に辛い時期とは違い、やや肌寒い気候になったにも関わらず運動量は夏以下です。
これでは目標としているスタイルには程遠いのは明白な事実。
志向するスタイルを選手に徹底させない監督が悪いのか、戦術を理解できない選手が悪いのか。
それは僕達にはわからないクラブ内での事。しかしフロントを含めて全てが悪い事は判ります。
社長は「結果ではなく内容」と言ってるようですが、明らかに内容が悪いのは事実。
前節の新潟に“まぐれ”で勝利、0分のゴール以降、ゴールもなく攻撃は全くお粗末な内容だった事実に背を向けていたんでしょう。新潟戦後のある選手のコメントに「普通にやればこんなもん」とありましたが、これは守備についてなのかチーム全体についての事なのか真意はわかりません。では大宮戦は普通にやっていなかったんでしょうか?せめて普通にやってもらえませんかね。まぁ普通にやったところで点を取れる気はしないんですけど。
一人少ないとはいえ、引いた相手と対峙するのは何回目なんでしょうか。
少なくとも初めてじゃないわけですよ。では引いた相手に対する戦術練習はしているのかどうかと疑問に思うんですよ。何試合も同じシュチュエーションがありながらも対策を立てずに無策に挑んでも結果は同じでしょ。そこらへんってどうなってるんでしょうか。
また、CBの裏を取られるシーンも何度見たことでしょうか。先制されて焦り前掛りになり同じパターンを繰り返す、つまりレッズから点を取るには足の速いFWをCBの裏に走らせておけば簡単に取れるんですよ。地域リーグの選手ですらそれを実践できれば、いくら格下といえど勝利することが出来るんですよね。
ピッチでプレーするのはあくまで選手。その選手が相手に気迫や気力や体力で上回れていたら勝算はありませんね。相手は一週間を費やしてそれを仕上げてきたようで、一方のレッズはこの一週間で何をしてきた事やら。今更ながらにいったいクラブで何が起こっているのか・・・
■リーグ第30節 浦和レッズvs大宮アルディージャ
2009年10月25日(日)15:03キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ0−3(前半0−1)大宮アルディージャ
得点者:16・55分ラファエル(大宮)、89分石原(大宮)
入場者数:43,746人 |
あまりにも同じ事の繰り返し、ミスの多さ、無策に後半途中からとても悲しい気持ちになりました。
残り4試合。こんな悲しい気持ちにはなりたくないものです。