出だしは良かったんですが・・・
“有終の美”といきませんでしたね。
相手は勝てば優勝という状況で最悪引分けでも優勝は阻止できたのですが、失点シーンは明らかに平川の緩慢な守備からゴール前に放り込まれ、相手FW2枚が同時に飛び込んでの失点でした。相手の常套手段ですよね。この時対峙したのは坪井と山田の2人だけ。本当に目の前での優勝を阻止したいのであれば、ポジション関係なしに全員で守備について欲しかった・・・
その後の反撃も最後の最後でゴール前でのラッシュは見られたものの1点があまりにも遠く、追いつくこともままならずに今期終了の笛が鳴りました。と同時に目の前で優勝を決められるという屈辱を味わされてしまいました。
戦術的な問題でせっかく良い流れでゴール前までボールを運んでも、サイドに振り、中へ折り返すといった単調な攻撃では点を取れません。スペシャルなFWがいれば話は別ですが、現有戦力のFWでは難しい状況なのは一目瞭然なわけで、かといって2列目の選手が積極的にシュートを放つかのと言えば選択はパスオンリー。今期の得点力不足はやっぱりシュート意識の欠如が要因なんでしょうな(って毎回同じこと言ってるような・・・
■リーグ第34節 浦和レッズvs鹿島アントラーズ
2009年12月5日(土)15:32キックオフ・埼玉スタジアム
試合結果
浦和レッズ0−1(前半0−0)鹿島アントラーズ
得点者:66分興梠(鹿島)
入場者数:53,783人 |
結局、開幕戦で露天した問題点を克服できないままに一年を費やしてしまったといったところでしょうか。昨年ほどではないけれど、選手間にどこかしらのギクシャクした関係というものがあったと思います。前代表の藤口氏が「選手が踊っていない」と発言していましたが、果たして今期において選手は踊れていたのかというと疑問が残ります。もちろん新しい取り組みを試みたわけでエクスキューズはありますが、戦術の浸透具合があまりにも遅く課題の克服に目を逸らせてきたツケが今期の順位に反映されました。