今度の地震は、東北地方太平洋沿岸沖に横たわる「日本海溝(東北太平洋沖)」の地殻変動によって起きたものでしょうか。過日、茨城県筑波学園都市に有る「
国土地理院」を参観したが、この日本海溝と言うのは、物凄く深く(深さ8km程度)断崖絶壁なのです。その地底の様子等は、実は誰も見た事も無いから想像で描いたものでしょう。しかし「ナニかが起きる」と、予想される不気味な海溝でした。海溝は、その他に「伊豆小笠原海溝」と呼ばれるものが有るようですが、詳しくは知りません。
注
国土地理院では、日本列島周囲の海底図が、立体的(用意された、色付き眼鏡をかけて見る)に見る事が出来ます。女房等は、
見るのも恐いと言う程の立体図ですが、偽らない真の日本列島の姿なのでしょう。
ここ茨城県南部地域(筑波山周辺)は、その昔から地震の巣(ナマズ様)が有ると言われ、普段から小さな地震が起きていたのです。組織内の上司には、普段から「小爆発」してる者が見られ、陰口を言われるようです。
普段から怒りを発散している者は、大爆発は起きないものです。しかし今度の東北太平洋沖地震には「魂消げ」ました。生涯で唯一つの、恐怖の瞬間を経験したと言っても良いだろう。大地と建物が大きく激しく揺れるのです。
歴史の瞬間に遭遇したと言うなら、福島原発事故もそうですね。クリーンエネルギーとかで、原発を囃したて、
金を得ていた亡者達は「万死」に値するだろう。原子炉等は単純な「湯沸かし器」なのですが、実は原子炉の効率は悪く、しかも人間にはコントロール不可能な、性質の悪いモンスターだったのです。効率は50%程度しか無く、他は電力とはならず熱となって海に流しているのです。地球温暖化の大きな原因は、原発から流れる温水を海に流すから、海水温度が上昇し地球温暖化を招来してるのです。要するに、
クリーンエネルギーでは無いのです。世界中に在る原発から流れ出る温水が地球温暖化の元凶です。
さて、私は福島県が故郷ですから、福島原発事故の報道を見ると、罪悪感が払拭出来ません。報道を見ると、今にも地球が破滅しそうで、コソコソと逃げ隠れしたいものです。福島原発事故の原因は、想定外の大地震が原因では無く、安全管理を怠った「
原発ムラ」の住民達による人災です。何度もくり返し言うが、彼等は「万死に値する」のです。
今度の大地震は、東北地方太平洋沿岸地帯の様相を一変させるもので、簡単に言うなら、太古の昔(一万年以上前)に戻ったようです。縄文人の、その前の太古の姿でしょうか。然しながら、日本列島では「
日本書紀」の昔から、地震、津波、火山噴火、台風、土砂崩れ等の災害が頻繁に起きていたのです。
早い文献では「日本書紀」の天武天皇(672〜686年)の時代には、地震とか火山噴火等の記事が多く見られます。特に
天武天皇12年14日(684年)に起きた大地震の被害は大きかった様です。
下記に「日本書紀」を意訳します。原文は立派な漢文ですが、分かり易い様に書き換えました。出典は、国史大系本です。
12月14日の人が寝静まった時(夜10時頃か)に、大きな地震が起きた。国中の男女は叫び呼ばわり、方向も定まらない。諸国の官舎(役所)及び百姓の倉とか、寺や神社は破壊され倒壊すること数え切れない。これによって、人民や六畜(家畜を指す)が多く死傷した。時に伊予国の温泉(四国松山温泉)が埋もれてお湯が出ない。土佐国(高知県)の田畑が五十万余(1000町歩)埋もれて海となった。古老が言うには「この様な地震は、昔から聞いた事が無い」
この夕方から、ナニか鳴る音が聞こえて来た。それは「鼓」の様でも有り、東の方から聞こえてくる。ある人が言うには、伊豆島の西北の二つの島が増して(大きく)いる。三百余丈の島が、更に一つ増えている。この増える島の音が、鼓の音に様に聞こえるのだ。神がこの島を造る響きなのだ。
この文を読めば、地震と津波と火山噴火が同時に起きた様です。火山噴火と言うなら、これより先の天武天皇(678年)6年12月には、阿蘇山が噴火したようです。この様子は多少ユーモアのある調子で書かれています。その阿蘇山噴火については「
豊後風土記」にも書かれています。
大地震は、その前兆として、日本列島のどこかの火山が噴火するのでしょうか。詳しい事は知りませんが、確か今度の地震の前には、九州で火山噴火(燃岳)が有ったかと思うのです。地震学者さん達にお聞きしたいのだが、
テレビの天気予報のように、予知予報は出来ないものでしょうか。我々が失った物は余りに大きいのです。

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