出典:東京新聞、7月12日(火)朝刊から(うす曇り、28℃、63%)
福島県は通常3ヶ所に分けられ、会津盆地を中心とした会津地方、東北新幹線が通る中通り地方(仙道地方)及び太平洋に面した浜通り地方に区分され、天気予報も別々に予報されます。それを隔てるのは山脈で、会津磐梯山が大噴火を起こした時(明治21年7月)には、阿武隈山脈を超えて太平洋側にも轟音が聞こえた言う。さて会津磐梯山の噴火は自然災害だが、福島第一原発の過酷事故は人災なのは明らかです。
原発政策は「国のエネルギー方針と私企業(東電)が決めた決めた」もので、無責任な安全管理が未曾有の大災害を齎したのです。原発は絶対に安全だ!安全だと叫んでも内実は無責任を極め、それを監督すべき当時の「
原子力安全.保安院」等には何らの対策と責任は無かったのです。悔やんでも悔やみきれない、お粗末な日本の原発政策だったのです。それは現在でも大きな変化は無いのです。やがては第二の福島が生まれるでしょう。
福島第一原発の過酷事故から既に5年4ヶ月経ったいま、過酷事故で故郷を追われた福島県浜通り地域の住民達は漸く我家に戻れる日(平成28年7月13日付け)が来たと言う。それは悪魔の原子雲がまき散らした放射能の灰を、手で掻き集める除染が済んだ為だと言う。
雨の如く降った灰を全て掻き集められる術などは無く、暫定的には住民の生活圏に限定されるようです。一歩離れれば線量(ホットスポットも残る)の高い場所が残るのは当然です。又、除染で掻き集めた廃棄物の黒い袋(フレオンバック)は到る場所に放置されたままらしい。本来で有れば「
中間貯蔵施設」に運び30年間保管する予定だったが、その場所の地権者の同意が得られず放置されたままだと言う。時が経てば袋が破れ廃棄物は漏れ出すのに決まっています。
中間貯蔵施設は原発立地の双葉町と大熊町に決まっているのだが、
例の「それは金目でしょう!」の某大臣の一言で、心証を傷つけられた町民の一部が反対していると聞いています。いずれにしても、原発立地の町民は今まで良い思いをしたから、責任を取って即時に同意すべきです。それは周囲の市町村民に対する、思いやりと言うべき問題でしょう。福島県浜通りの富岡町と楢葉町には、未だ福島第二原発がが四基残っているが即刻廃炉にすべきです。私企業の東電は笑って安全だ!安全だと平気で未だ嘘を言うのだが、騙されては成りません。福島県には原発は不要で有って、自然エネルギーに切り替えるべきです。福島県の電力はマンモス都市の東京に送電していたのだが、
東京都は東京湾に原発を造り自給すべきです。それが嫌だと言うのならマンモス都市は一極集中を止めて地方に分散すべきです。首都圏直下型地震に襲われる前に行動すべきです。
現在の東京都に求められる課題は一も二も無く、
危険極まりないマンモス都市の地方分散でしょう。利権の巣窟と化したオリンピックに浮かれている場合では無いのです。出来ればオリンピック等は返上し、山ほど有る課題に取り組むべきです。時はあたかも
都知事選挙に突入する時期ですが、蛮勇で将来を切り開ける、あの女性が良いのです。官僚の都知事等は古狸の政治家にアッサリと取り込まれ、東京は滅亡の道を歩むでしょう。
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