るろうに剣心8巻は京都編の続き。とは言うものの、まだ京都に到着しない。
剣心は志々雄一派に占領され、明治政府から見捨てられた村に入る。つくづく日本政府は、国民を守るという発想が乏しいことを実感する。自分達の体制に影響がなければ、村人達が虐げられていても放置する。
本作品は維新志士を主人公とする。明治政府を欺瞞が明らかになり、佐幕人気が高まった昨今の歴史観に逆行するように見えて、反骨精神が旺盛である。キャラクター人気投票では回想で登場しただけの相良総三が上位にランクインしており、反骨精神は読者と共有されている。

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