週末はいろいろありました。出張で喜界島へ。
笠利から、そして地図で見てた島とはやっぱ違いました。のどかでした。たまたまお邪魔した親戚がそうだったせいもあるかもだけど。近い遠いって感じ。また行きたいな。
そして新民謡コンサート。正確には「青春の思い出とともによみがえる新民謡」新北風会(にーみしかい)CD発売記念コンサート。
バックバンドにアマービレ吹奏楽団。これに僕も所属しているので出演。
3部構成で、三部での出演。9曲中8曲が歌バン。アマービレのコンサートで逆に歌者をゲストに向かえているので経験はある。が、今回は出れないメンバーがいたのでちょっと変則的な編成になった。
トータルでアレンジする人がいなかったので不安ではあった。それぞれが好き勝手にやってもまとまらないのが音楽。僕もギターパートを吹いたりしたがかなり気を使った。音量のコントロールを意識してみた。ま、吹奏楽では当たり前にやっているが、楽譜的ではなくトータルの音を予測しながらである。が、これもあくまで演奏する側の感覚でしかないので不安だった。誰かみてくれ〜と思ったがいないもんですね。
結果的には偶然!うまくいったもよう。あくまで偶然である。次、同じことやったら間違いなく質は下がるだろうとだめだししておきたい。計算されていないのだから。
と書いて気が付いた。ライブはいつもそうよね。なんだ当たり前。
残念ながらバックバンドは歌をちゃんと聞けない。したがってお客さんがどれだけ楽しんだかはよくわからない。「Band」だったらもう少しはわかるのだがな。だから正直歌バン、バックバンドは好きではないが、経験上はいいな。ん?楽器のパートのせいか?ドラムだったら聞けるかも。ん?でもおもしろくはない。
お仕事ならもうちょっとすすんでやるけどね。演出なんかもやりたいな。うまくできるかは別にして。
打ち上げ1次会で終わって帰ったので妙に余韻が残っている。なんだ?
奄美の新民謡の作曲者の中にゆたかもといさんという方がいる。この人がつい最近まで新民謡バンドというのをひきいてバックバンドをリードしていたが、体調を崩し、バンドもなり立たなくなったのでアマービレにお鉢が回って来たという。その方がコンサートの最後にステージへ。体調が良くないところ無理していらっしゃったようだ。前々から名前だけは知っていたので恐縮した。あとに聞くととても喜んでいたとの事。改めて小さい島ではあるがどえらいミュージシャンがたくさんいるなあと思い自分の小ささを確認。
この人僕は実は初めてあったのではない事にコンサート後に送り届けた母から知らされた。姉の結婚式が、僕の中2と時にあったがこの時初めてソロトランペットを吹いた。その時のバックバンドがゆたかもといバンドだと聞かされた。驚いた!弟が沢田研二を歌いおひねりもらったのもこのバンドだった・・・・
不思議な気持ちになった。過去を振り返らなくとも振り返させられる物事って起きるんだなあ。
あの時にへたなトランペットを吹いた僕が今、そのバックバンドの方の曲でバックバンドをして吹き捲くっていて、その方が観ている。
演奏する前に知らなくて良かったと思った。未だ面識がないだけになんか純粋でいられるところもある。いい距離だ。おりしもその姉の息子の結婚披露宴でソロトランペットを悩んで思い出し、ゴッドファーザーを選んだのはつい最近のことだった。
不思議だが詮索しない事にした。なんかここちよく、また何がおこるのか?と自分の未来に楽しみができたから。
経済レベルではどん底のこの地でこうやって音楽で盛り上げていこうというのもこの地らしいと思う。過去にもそうやって島唄が唄われたのだから。
国会観ててもみえないな〜こんなこと。
救いの手に参加しつつ救われながら生きてるのだと思い知らされる。マスコミ等でその純粋さを失ってたのだろうか?
手軽さには毒がある。な〜んて考えたりもする。

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