「海の上のピアニスト」という映画を観た。
自宅で観たのだが、久々に心が動かされる映画だった。
あまり書いてないが、僕はとても映画好き。東京で勤めてて調子のいい頃は数週間映画館にいかないと禁断症状を起こしたくらいだ。
テレビ、映画の仕事をしたことがあるが制作側よりも観る側にいたいと思った。
かの松田優作の運転手をしないかと誘われた事もある。役者になりたいと思った事がなかったので断った。
今思えば不思議な感覚になる。映画は大好きなのである。音楽もやってるのでそこに行ってても不思議じゃなかった。チャンスを逃したのか?かもしれない。でも違うと思った。
「海の上のピアニスト」はある意味僕のための映画でもある。ストーリーテーラー(語り役)はトランぺッター。おとぎ話の様なストーリー。主人公は船で生まれた天才ピアニスト。
自分がヒーローじゃないのが僕とあったのかもしれない。
一気に観るほどひきこませないが逆に言うと一気に味わうのがもったいなかったのかもしれない。幾度となく泣きました。泣く理由がよくわからなかったが。
またいつか観るでしょう。
素敵な映画です。
こんな映画、スタッフでいるより観る側でいてよかったと思います。
音楽では演奏する側にいるのでまともに聴けません。なまじかじったから普通になれないのです。
映画は仕事した事あるが、あくまで手伝いの次元だった。深入りしないで良かったと真剣に思う。
楽しめる次元を自分で残しておいたのだなあ。
この物語のピアニストは「天才」である。
僕も恥ずかしながら天才扱いされた事もないことはないが天才ではない。なぜなら天才と思える人にあった事があるからだ。
人は天才にあった時にねたみや比較の感情は産まれない。それが天才の定義とも言えよう。
すごい人だと感じた時に自分と比較するレベルならそれは天才ではない。
そして天才は僕らにプラスをもたらす。
僕がそれに近いと周りから思われるのは正直とても邪魔だったが、よく考えたらその中間の案内役みたいなポジションかもしれない。
そう考えると落ち着くなあ。
この映画皆さんがみてももしかして僕の様な感想をもたないかもしれない。そりゃそうか?
僕のための映画だと思ったから。
スルメ系ですね。最初はわからんがわかるとおいしくなる。
いや〜映画ってすごいですねえ。
自分の中に革命起こせると良いなあ。

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