最近の大衆演劇のお芝居は
バイオレンス(暴力)化が増えてきましたね
先日見た【人生劇場】もそうでした
このお芝居は、どこの劇団でもやりますが
あたしが考えるに、この作品で重要なのは
【人が人を想う気持ち】
ところが粉々に割れ砕けるビール瓶を使ったり
卵の殻に仕込んだ血糊など派手な演出がいっぱい
お客さんの大半が年配の方だし、どんなもんかな・・
また若い人たちもそれを望んでいるとも思えない
時の流れに翻弄される、飛車角、宮川、おとよ・・の人生
それを優しく見守ってやる吉良常
そういった人々の心の綾をもっと前面に出してほしかった
ド派手な荒事はただ単に役者さんが
演りたいものをやっている←そんな気もするんですよ
舞台の血糊は観劇後に心に残りません
人を想う優しい気持ちは残ります
ただ幕開けに使った曲♪人生劇場のBGMは
昭和初期のレコードSP盤からとったような
ジージー・パチパチ音がした←こういうの好き(笑)

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