2016/6/21 1:11
先日、TVドラマでこんなセリフが
人生で嬉しいのは何だと思う?
・・ ・・??
それは出会いだよ
は、はい、わかります
なら出会いの中で一番嬉しいのは?
・・ ・・??
それは再会
ここから私の頭の中がくるくると回りだし
1957年の米映画「めぐり逢い」を思い出した
あらすじはみなさんご存知だと思いますが
そこで私も大衆演劇のお芝居風にしてみた
大店(おおだな)の若旦那が
商いで山の中に来たんですが
峠の山道でしっかりはぐれてしまい
日暮れもせまりあたりは薄暗くなってきた
悪い時は悪いことが重なるもので
草履の鼻緒までもが切れてしまった
そこへ偶然通りかかったのが村の娘
それはお困りでしょうと自分の頭にのっていた
てぬぐいを手際よく口で裂き
鼻緒のすげ替えをしてくれることに
さぁ足をここに乗せてくださいと膝を指さす
いえいえ、勿体ない いいですよ
女はそれには答えず、

ぽんぽんと膝を叩く
ありがたくその言葉に甘える男
上から見える娘の胸の大きな谷間

勝手に場面を増やしてみた おいっ(怒)
幸之助です いくと申します
自己紹介をして名乗り近況を語り
そして互いに惹かれあう二人・・
そうだ、おいくさん
私はまた来年商いでここに来るんです
その時に、今のその気持ちがあるなら
この場所にきてもらえませんか・
一年後のこの日の再会を約束して別れた二人
男はお店に帰れば両親から
結婚はまだかまだかと何度も責められる
おとっつあん、おっかさん
せめて、もう一年待って下さい
そして一年後、村の峠道にきてみれば・・
その前に、一つ説明しなきゃ
娘は会えるのが嬉しくて嬉しくて
ずいぶん前にきていたんですが
誤って足を踏み外し崖から落ちてしまう
一方、日暮れギリギリまで待つ男
あれから月日は流れ、何年か経ったある日のこと
男は商いで、またこの場所を通ることに
あぁそんな昔もあったなと当時のことを思い出す
帰り道、途中で民家があり
喉が渇いたので水をごちそうになることにした
ごめんください、ちょっと失礼いたします
喉が渇き、水を一杯飲ませてもらえませんか
はい、うちは何もありませんが水ならいくらでも
外に井戸がありますので飲んでくださいな
見えないけど、ついたての向こうに誰か人が・・
男は聞かれた訳ではないけど昔のことを話しだす
約束通り、一日中待っていたが
決して女のことは忘れてないし
恨みにも思ってないこと
どちらかが来ないのはよほどの事情だから
それについては何も言わず・・・黙ってる女
ありがとうございました
いいえ、では山道ゆえ、お気をつけて
んん??いつか聞いたことのあるような声
外に出ようとして入り口にある裂けた手拭い
そして立てかけてある松葉杖
どちらかが来ないのはよほどの事情だから
あっ
総てを悟り部屋に駆け上がり
ついたてをどけてみれば

涙をぽろぽろ流し
号泣するのを必死で堪える女
ここから先はご自分で作ってくださいな

1
2016/6/14 1:11
オペレッタとは辞書を引けば
台詞と踊りのあるオーケストラ付きの歌劇
日本では、喜歌劇・軽歌劇とも呼ばれる
私が思うに
大衆演劇はオペレッタに近い?
もちろんオーケストラなどなく
音楽を大音響で流し、それに合わせ踊る
ラストショーはセリフ付の芝居仕立てや
ミュージカルのようなものもありますが
一番の基本は楽しく終わること
このオペレッタ
昔はこういった形式の映画も多かったようです

戦前、戦中、戦後
娯楽が少なく、また生活も苦しい時代
歌って踊る楽しい映画に
どれだけの人が癒されたことでしょう
しかし、時が流れ現代社会でも同じこと
人は皆、色んな辛く苦しく悲しいことを抱えています
大衆演劇も観た後に
楽しかった、面白かった、嬉しかった
考えさせられることも多々あり
人は
私も、またがんばろう・・と

1
2016/6/11 10:08
渡し舟は大衆演劇のお芝居はもちろん
舞踊ショーでもよく出てまいります
【矢切の渡し】【船頭小唄】【夫婦船】など
私自身は船頭小唄が好き
主に座長と副座長との相舞踊が多いけど
絵面的には、やはり背の高い方が男がいい
そして舟のセットも有った方が好き
舟は劇団によっては台車がついていて
舞台袖から引っ張るものもありますが
そこまでじゃなくて
表だけの張りぼてでいいんです
終わったらヒョイとつかんで下がる(笑)
細かいことですが
舟に乗り込む時は男が女の手を取って
櫓(ろ)を漕げば、それに合わせて揺れる女
きれいな舞踊は息がぴったり合ってます
岸辺の葦(アシ・ヨシ)が揺れるざわめき
波が舳先にぴちゃぴちゃ当たる音
川のにおいを運ぶ風・・
色んな情景が頭の中に浮かんでまいります
男が棹(さお)をさせば女が揺れる
ここがいいんです

えっ何か変ですか?

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