2016/6/6 18:04
藤間劇団のずっと見てみたいなと思ってた
お芝居
『源吉渡し』を見てまいりました
やっとの願いが叶い感激
ざっとのあらすじは川で渡し守をしている
年老いたとっつあんが一人
女房、子供もある←せがれが居るんですが
ある日、村にやってきた悪いならず者たちと
もめ事になりそのうちの一人を斬ってしまいます
いくら悪いやつでも人を殺めてしまえば大罪
友達で目明しの男から
自ら申し出れば罪が軽くなると勧められ自首
ところがお裁きは死罪
でも決定というわけでもなく
決まるまでの間の小伝馬町の牢屋送りなんです
そんなある日、とっつあんの元へ
せがれが帰ってきました
訳を聞けば江戸で大火事があり
このままでは罪人もみんな焼け死んでしまう
そこでお上は牢屋は三日の猶予のお解き放ち
とっつあん、女房子供に会わせてくれ
いや、そのう・・
お前の女房は二度の所帯をもったんじゃ
子供が大きくなって、世間から罪人の子
人殺しの子供と言われるのは可哀相でならん
そこでお前のよく知ってる人と
一緒になるようワシが勧めたんじゃ
どうか許してくれ
俺の知ってる男・・そいつぁ一体誰だ?
お前の友達の目明しだよ
なにぃ〜俺ぁ、あいつのいう通り
自首したのに刑は死罪
おまけに女房まで(怒り狂う)
その後、目明しの親方の家で四人が勢ぞろい
とっつあん、せがれ、目明し、女房
誰一人、晴れた顔をしているのはいません
暗く重苦しい雰囲気が漂います
見てるこちらも胃が痛くなる(>.<)(笑)
女房が
おまえさん私と子供を連れて一緒に逃げて(泣)
ばかやろ、そんなことをすれば
せっかくの情けで三日の猶予をくれた
お役人様に申し訳がないし
それに捕まればお前も死罪なんだぞと突き放す
牢に戻る気になったせがれに
とっつあんが酒と大きな丼をわたし
さあこれが別れの杯じゃ
ここで目明しが
俺とお前の元女房とは形の上では夫婦だが
枕を交わすどころか手も握っちゃいねえ
自分から戻れば今度こそ刑も軽くなるはず
その日が来るのをみんなで待ってるぜぇ・・
ここからはパァ〜と明るい日差しが
差し込んできたように見えたんです
とっつあんの操る舟に乗り
水面(みなも)に光るキラキラした陽の中
ゆられていく親子の姿が浮かんでまいりましたよ


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2016/6/1 6:27
大衆演劇は本日は全国的に初日
初日&千秋楽は独特の雰囲気がありますね
私は千秋楽より初日の雰囲気が好き
初心、忘れるべからず
何事もこの気持ちを大切にしたいものです
劇団が初めて乗るセンターや劇場なら
ここ(地域)は、どんなお芝居が好まれるのか?
お涙ちょうだいの人情もの?
それとも古典か剣劇?
この地方の名物は何?方言は?
地元の有名な曲で
有名で踊りに使えそうなのは
劇団&役者さんは
色んな下調べをして初日に臨むわけです
場の変換がスムーズにいかず幕間が長いのや
照明に音響の小さなトラブルも
仕方がなくご愛嬌
でも文句を言うお客さんはいません
長い目で見てくださいます
初乗りでない場合は
劇団は、
ただいま〜と言い
地元のお客さんは、
お帰りなさい
ここが大衆演劇の客と劇団との近いところ
さて本日は
昼は桐龍座・二代目恋川純
夜はたつみ演劇BOX・小泉たつみ、ダイヤ
千秋楽は昼だけの公演で一つしか見れませんが
初日は場所を変えれば二つ見ることができる幸せ
あっ
初日の夜に行くことを
へっぽこ劇場では↓こういいます

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