へっぽこ劇場

私としては春が新太郎に舟で逃げろと言った時に
これも連れていってくれ・・と
女房、子供を一緒につけてやってほしかった
なら主役も自殺なくて済むし・・

新太郎、この四年の間、
俺とおさきは一度も枕を交わしちゃいない
嘘つけ俺ならその日の内に(笑)

新坊、おまえの本当のちゃんはこの人だよ
ひと月か一週間か、たとえ三日でも構わねえ
親子三人が川という字で寝られるだろ

両手を掌わせて三人のことを祈る春・・
ただ涙を流すばかりのおっかさん・・

そこへ別れ際、新坊の声
ちゃぁ〜ん
おいらのちゃんはおめえだよ
こうでなくっちゃ

それを一緒に観劇した友人二人(女)に話したら
口をそろえて
それはありえない、良くない(ハモる)

新太郎は逃げても殺されるかもしれないんだよ
なら女房子供も殺されるか
殺されなくても女が辛い思いをするに決まってる
ひょっとしてあなた本人が役になりきってない？(笑)
あくまでもお芝居の感想ですから・・

そんな父恋吹雪だったんです
でも俺が演出したら乳恋になっちまう(笑)

人の感じ方･見方は様々　だから一緒に観劇がいい
こうして話を聞かせてくれる、聞いてくれる
意見を交わせる人がいる幸せ

父恋吹雪(�T)はこちら
http://red.ap.teacup.com/heppoko/2009.html

子役を使ったお芝居

江戸、小伝馬町の牢が火事になり
収容されていた罪人は三日間の解き放ちとなった
期日までに帰ってくればお咎めなし
そうでない時は更に刑を増やすというもの

次々と出てきて、最後に出てきた罪人に
その方、名はなんと言う？
はい小諸の新太郎と申します
小諸かぁ・・三日で帰ってくることはできまいな

新太郎は女房会いたさ、母親会いたさに
実家に帰ってみれば
女房おさきは二度の所帯をもち今は人の妻
聞けば、親友で幼なじみの目明し
春と一緒になったという
おさき、一体これはどういうことだ

年老いたおっかさんが
これには訳があるんじゃ
お前がおさきを守るために人を殺めて
小伝馬町に入ってから
おさきさんが身籠ってることがわかったんじゃ
ところが牢で死んだと聞かされ
生まれた子供が、ててなし子じゃ可哀想
そこで春さんに頼んで夫婦になってもらったんじゃ
女房のおさきさんは決して悪くない
悪いのは、このわたし・・どうか許しておくれ

わかった・・なら一目子供に会わせてくれ
いや、それはできない
・・・
大好きな子供が人の子で・・
大好きな女房が人の妻・・
俺は一人ぼっちで
これからどうやって生きていけばぁ〜(慟哭)

三日の期限が五日と過ぎ自首することにいたします
春、俺を縄にかけ番屋に連れていってくれ
幼なじみのお前をそんなことできない
あそこに舟が停めてある、それに乗って逃げろ
が、新太郎はドスを出して自分で腹を突きます

そこへ女房子供とおっ母さんがやってくる
春>　新坊、このおいちゃんはお前くらいの
子供がいたんだけど病気で死んでしまった
そこで新坊が『ちゃん』と呼んでやっておくれ

ちゃあ〜ん(客席･涙)

おいちゃん、次はいつ来るの？
息も絶え絶えに
そうだな、来年の新盆(にいぼん)あたりかな
子供に意味なんて通じなくていいんです
馬が蹴上げた泥水に
欠けた茶碗に、にぎりめし
それだけでかまわねぇ
その小さな手で墓に手向けておくれ

とてもいいお芝居でしたが
私個人的には、もうひとひねり欲しかった

つづく

父恋吹雪(�U)はこちら
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夜、マンションの駐車場に車を停め
自宅に帰って少ししたら連絡があった

あのぅ同じマンションの者なんですけど
車のルームランプが点きっぱなしですよ


ありがとうございます
そういえば用事があり点けたんだっけ
ルームランプくらいならバッテリーが
上がるとかないと思うけど、わからないからね
翌日は車で出かける予定があっただけに
ありがたいことです

そこでふと考えてみた
街や電車の中で見かけた女の人に

スカートのホック空いてますよ
背中のジッパーが空いてますよ

きっと言わない、いいえ言えないでしょう・・

このスケベオヤジと思われる？
当たってるけど(笑)

ストップランプ(ブレーキランプ)が切れてますよ
これもわざわざ車を降りてまで言わないかな？

人間関係が難しく、希薄になっていく時代
そんな中、ルームランプのお知らせは嬉しかったです

心の中にパッとランプがともったような
私も連絡してあげられる人になりたい