2007/8/30 | 投稿者: らっち

 今日、新球場建設の入札が行われました。
 その結果、予定価格を下回る金額で応札した共同企業体(JV)はあったが、最低金額を提示したJVの応札額が設計金額の95%を超えたため、市の規定により落札決定は保留したとのこと。(中国新聞関連記事
 
 …全く、最後の最後までじらしますね(笑)。
 市にそんな規定があったとは知りませんでしたが、要は「すべての業者の見積り金額が、そんな予定価格に近い価格ばかりになるのはおかしい。談合があったのかどうか確認する」ということなのでしょうね。
 個人的には、予定価格を下回る金額を提示してきたJVがあったというだけで、もうそれでGOサインを出したいところなのですが、そこはまあ、決まりは決まり。手続きだけはきちんと踏んで、仮契約→議会承認→契約・着工と行って欲しいものです。
 と言うより、ここまで来て契約が出来ないようなことにでもなれば、さすがに広島市の姿勢を疑わざるを得ません。
 以前にも書きましたが、新球場建設は、「出来る出来ない」というレベルの事業ではなくて、「絶対にやらなければならない」事業です。
 実施設計を行い、予算も計上し、入札も行い、予定価格を下回る企業もきちんとあった。これで契約までこぎつけることが出来ないようでは、「広島市はやる気が全くないんだね」と言わざるを得ません。野球で言うならば、「ノーアウト満塁。バッター新井」という状況で、一点も取れないようなものです。(って、そういうケース、結構あるか…)
 もし仮に、議会に反発しそうな雰囲気があるとするならば、今回だけは、市長が根回しをして周る。そのくらいの本気さを見せて欲しいと思います。
 以前にも書きましたが、一度契約してしまうと、これはもう、ほぼ工事は完了したようなものです。工事中に何か問題が発生し、工事費が予想以上にかかるようになったとしても、それで工事が中止になることはあり得ない。契約変更して工事は進むことになる筈です。
 だから、とにかく契約。今日最低金額を提示した業者と、スムースに契約出来ることを祈ります。


2007/8/26 | 投稿者: らっち

「エリザベトが世界に発信するプロフェッショナル・チェンバークワイア」こと、エリザベトシンガーズの演奏会を聴きに行ってきました。
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 意外にも(?)、私がこの団体の演奏を聴くのは実は今回が初めてだったのですが、楽しい演奏会でした。
 以下、気づきをいくつか。

@ゲシュプレヘスコンツェルト
今回の演奏会、ゲシュプレヘスコンツェルト(対話のある演奏会)ということで、曲の途中に詳しい解説つきの演奏会でした。普通、プログラムの中に解説は書いてあるものですが、演奏中にじっくり読むわけにも行かず、結果として「詳しいことが分からないまま、曲の雰囲気だけを楽しむ演奏会」となることが多いのですが、今回のような仕掛けがあると、聴くポイントも変わってきますね。面白い試みでした。

A合唱団のレベル
 言うまでも無く、専門家の集団の合唱団です。私からすると、雲の上の存在のような合唱団なのですが、それでも(だからこそ?)、ちょっとしたミスやズレは目立ってしまいますね。
 特にポリフォニックな動きの部分などでは、そういうアラは目立ってしまいます。
 ここの合唱団ですらそうなんだから…。
 …ルネサンス期の音楽ばかりを取り上げているうちの合唱団。実は、とても怖いことをしているんですね…。

B観客数
 最初にも書きましたが、ここの演奏、初めて聴きに行ったのですが、ちょっと拍子抜けしたのが、観客の少なさです。恐らく300〜400人の入り程度だったのではないかと思います。
 アマチュア合唱団の演奏会なら平気で満員になるホールが、こういう合唱団の演奏会になると半数程度しか埋まらない…。何故なのでしょう? 入場料が高すぎる??
 まあ、アマチュア合唱団は、団員が必死になってチケットを配って歩くからなぁ…。
 それにしても、ちょっともったいないですね。
 
C世界に発信するプロフェッショナル・チェンバークワイア
 この合唱団、確かに良い合唱団ですね。
 しかし、です。まだ歴史が浅いからでしょうか。「エリザベトシンガーズと言えばコレ!」というのがまだ見えてこない気がします。(聴いたのが初めてだったから?)
 確かに、技術的には素晴らしいですが、厳しく言うと、プロなのだから上手くて当たり前。「上手い」以上の何かが必要なのではないでしょうか?
「世界に発信する」と言っても、上手いだけならそこら中に良い合唱団は存在します。「こういう分野なら、広島のエリザベトシンガーズがいいよ」というものを確立できないものでしょうか? まずは、常任指揮者なり、音楽監督なり、という方が固定されるのが一番ですかね…。



2007/8/22 | 投稿者: らっち

 ソレイユに限らず、郊外の大型SCと中心市街地の関係について、私は回転寿司屋と高級寿司屋のようなものだと思っています。
 昔から存在する高級寿司屋。値段はちょっと高く、敷居も高いけど、本当に美味しくて、重要な存在です。
 一方、回転寿司。安いし、手軽だし、家族で楽しめるものですが、どこにでもあるもので、全く珍しくありません。
 この高級寿司屋と回転寿司、両立出来れば一番良いのでしょうが、困るのは、回転寿司が乱立したせいで高級寿司屋が潰れてしまうようなケース。
 仮にそういう状況になった場合でも、「競争の結果、消費者に受け入れられるものが生き残った」といって良いのか、という話です。
 例えば、外国人に「日本の寿司」を食べてもらおうと思っても、回転寿司しか存在しない。また、瀬戸内の都市だろうが、日本海側の都市だろうが、季節に関係なく同じネタが並び、「地域の個性・季節の味」の何も感じることが出来ない全国画一の店舗が並ぶ。そんな状況になっても良いのですか? という話です。
 郊外型SCと中心市街地の話も同じです。全国の中心市街地が衰退し、画一な郊外型SCばかりが建ち並ぶことが良いことなのか。個性のない街ばかりになってよいのか。
 考えれば分かるでしょう。普通、「博多に街遊びに行く」という場合、天神を外すわけには行きません。「博多に行ったけど、天神には行かずにダイヤモンドシティに行ったよ」なんて言う人がいたら、「何しに行ったの?」と思うでしょ?
 それと同じで、「広島に街遊びに行く」という場合、紙屋町八丁堀を外す訳にはいかないのです。
 だからこそ、紙屋町八丁堀の足を引っ張りかねない、郊外型SCは否定せざるを得ないのです。
 我が家にも小さな子どもがいるので、ソレイユが受けている理由と言うのは、実は良く分かります。それこそ、「高級寿司屋は子どもを連れては入りにくい。駐車場もないし、子ども向けのサービスも充分でない。それよりは、回転寿司の方が安いし、子どもも喜ぶし、駐車場も無料だ」というのと同じ理屈です。
 ただ、それが本当に良いことなのか。広島都市圏の発展に繋がっているか、と聞かれれば、大きな疑問が残るところです。少なくとも、ソレイユのせいで紙屋町八丁堀の魅力が落ちた、などということは絶対にあってはいけません。
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2007/8/20 | 投稿者: らっち

 このブログを定期的にご覧になられている方ならご存知かと思いますが、私、ダイヤモンドシティソレイユというものが嫌いです。(そもそも、郊外のSC自体が好きでない、というのもあるのですが)
 その理由を簡単に述べます。

@建築デザインが酷すぎる。安っぽい。
A商業面以外で、「地域へ果たす役割」が見えない。

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(↑コメントしようがないです…)

「そんなの、郊外型SCはどこもだろ」と言われそうですが、例えば、よく比較されるアルパークと比較しても、ソレイユのこういった面でのひどさは目に余るものがあります。
 アルパークなどは、「西部の拠点をつくろう」という意図がはっきりと感じられますが、ソレイユにはそういう視点をまったく感じません。「空き地があるから商業施設をつくった」というだけの様に感じます。
 「建築デザインが安っぽいのは、アルパークが出来た頃とは時代が違うんだから仕方ないだろ」と言われるかもしれません。
 しかし、それを言うなら、無理して今の時代にこんなSCを建設する必要はなかった。中心市街地の足を引っ張り、またアルパークの足を引っ張るだけの存在。このSC、存在意義が全く分かりません。安っぽい建築の、買い物をするためだけの存在、と言わざるを得ないですね。
 ついでに言うなら、立地場所が府中町である、というのも気に入らない。ソレイユが繁盛すればするほど、府中町の税収がUPする。そしてそれは、広島市との合併を遅らせる大きな要因となる…。
 という具合に、私からすれば「百害あって一利なし」のSCであるソレイユですが、この度、一つニュースが入ってきました。うちの娘も大好きな、「しましまタウン」が閉店してしまうとのことです。(こちら
 この「しましまタウン」、実際、かなり面白いものでした。大人の目から見ても、「よく考えて造ってあるじゃん」と認めざるを得ない、よく出来たお店でした。我が家の場合、ソレイユに行ったら必ず行かされるお店が「しましまタウン」でした。
 で、このしましまタウンが閉店。これでもう、私がソレイユに行かなければならない理由がなくなりました。
 しましまタウンの跡地に何が出来るのか知りませんが、おそらく、しましまタウンほどの娯楽性があるものは出来ないでしょう。これは、ソレイユの魅力低下に繋がってくるはずです。
 良い話ですね。ソレイユの魅力が徐々に落ちてきて、他のSCと大差なくなってくるとすると、集客は確実に落ちてくる。そして集客力が落ちれば落ちるほど、ますます高付加価値のテナントは成り立たなくなっていき、撤退して行くお店が増えて行く…。
 まあ、そんなに単純にはいかないとは思いますが、他のSCは、今こそ頑張って欲しいですね。
 ただでさえオーバーストアなのに、皆実町のゆめタウン、祇園のイオン、と、まだまだ増加しそうな広島の郊外型SC。
今後どういう状況になっていくのか分かりませんが、いずれにしても、「どこかの1人勝ち」というのはありえないような気がします。
 郊外型SC同士が足を引っ張りあい、郊外型SCは壊滅状態、となって欲しいと私は夢見るのですが、そう簡単には話は進まないでしょうかね?



2007/8/19 | 投稿者: らっち

 今日、私がとある用事で、路面電車でアステールプラザに向かっていたときの話です。
 市役所前の電停で電車を降り、アステールに向かって歩こうとしたその時、1人の若い女の子(10代後半ぐらい?)に、声をかけられました。
女の子「すいません。厚生年金会館って、どこにあるのですか?」
僕「ああ、そっちの方面なら、これから僕も行くので、途中まで一緒に行きましょう」
女の子「ありがとうございます」
僕「厚生年金会館で何かあるの?」
女の子「コンサートがあるんです。愛媛から船に乗って来ました」
僕「ああ、だからさっきの電車に乗っていたんだね。ふ〜ん…」

 後で調べて分かったのですが、この日、厚生年金会館では「w-inds.」というグループのコンサートがあった様子です。私はこのグループのことよく知らないのですが、名前はなんとなく聞いたことあるし、厚生年金会館で2DAYSの公演を行うということなので、そこそこ人気のあるグループなのだろうな、と思います。
 そういったグループのコンサートを見るために、わざわざ四国からやってきたこの女の子。さぞかし楽しみにしていたことでしょう。楽しいコンサートになったのでしょうかね?

 さて、この女の子との会話、ほぼこれだけの会話だったのですが、「地方中枢都市・広島」という面から、色々と考えさせられました。

@厚生年金会館は結局どうなる?
 郵便貯金ホールは、結局県が買い取って「ALSOKホール」として再出発しましたが、厚生年金会館は結局どうなるのでしょうか? 先ほどの会話の例からも分かるとおり、この問題、実は広島市民のためだけの問題ではないのです。
 ここにホールがあることで、中国・四国地方の多くの人がコンサートを楽しむことが出来ている。もしここにホールが無かったら、山陰の人も、四国の人も、大阪や福岡まで足を運ばないといけないという状況になりかねない。その意味では、やはり大事なホールなのです。広島市民のため、だけじゃなく、大きな視点でホール存続問題を考えて欲しいですね。

A四国へのアクセスは何とかならないものか
 先ほどの女の子、愛媛(松山?)から広島まで船で来た様子ですが、ここのアクセス、本当に何とかならないものですかね?
 この区間、スーパージェットなら約1時間ですが、その代わり片道6,300円もかかる。フェリーなら、2,900円だが、その代わり2時間半もかかる…。
 先ほどの女の子がどちらを使ったのか知りませんが、いずれにしても、不便です。
 なぜスーパージェットがあれほど高いのか、私には分かりませんが、これは税金を投入してでも価格を抑えるべきものだと思います。
 こういうことを言うと、「そんなことをすると、広島に買い物に行く人が増えて、松山が寂れてしまうじゃないか」という人もいるかもしれません。
確かに、そういう一面もあるかもしれませんが、逆に、「大都市への交通が不便だから、松山から人が流出してしまっている」という面はないのでしょうか?
 例えば、先ほどの女の子。確かに、広島〜松山間が不便であればあるほど、松山で買い物をするでしょう。短い目で見ればその通りです。
 でも逆に、この女の子、「松山はやはり小さな街だから嫌だ。W-inds.のコンサートも来ないし。進学や就職はどこか他の街に行きたい」と考えているかも知れません。
そんな時に、この子を地元に引き止めようと思うなら、次のようなことを言うしかないのではないでしょうか?
「まあまあ。確かに松山は小さい街だけど、その代わり、広島までならわずか1時間でいけるじゃないか」と。私が親なら、この子を引き止めるための理屈はこれしか見つかりません。
 その時に、「1時間といっても6300円もかかるじゃん」と反論されるようでは、この子を引き止められない。やはり、「簡単に広島まで往来できる」という状況でないと、説得するのは難しいでしょう。
 つまり、短期的には、「陸の孤島」であるが故に松山の賑わいを保つことが出来るかもしれませんが、長期的な目で見ると、やはり広島と松山はもっと気軽に往来できるようでないと、ジリ貧傾向に追い込まれていかざるを得ないのではないか、と思います。税金を投入してでも安くするかどうか、充分議論するべきだと思いますね。

 これは、スーパージェットだけの話ではありません。フェリーにしても、もっとスピードアップできないのか。また、24時間、車で往来できるシステムは作れないものか。
 今の時代に、「新たな橋を架けろ」とはちょっと言えませんが、橋を架けることが出来ないからといって、現状のままで放置してよい筈がない。既存のインフラを活用して、少しでも便利な状況を作り出していく必要がある。
 今後、道州制議論が活発化していく中で、どうしても検討していかなければならない課題だと思います。道路と船を上手くミックスさせて、より便利な「広島〜松山間」を作っていきたいですね。
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