2008/12/29 | 投稿者: らっち

 今年最後の更新となりますので、今年一年を振り返りたいと思います。
 今年一年を振り返ったとき、浮かぶ言葉が「大大・失速」ですね。私、今年の最初のブログで、こんなことを書いています。(ここより引用

 新年、と言えば、何故か皆さん、毎年根拠もなく浮かれるものですが、今年の中国新聞や市の広報紙「市民と市政」は、「ここまで浮かれるかよw」と突っ込みを入れたくなるぐらい、浮かれていますね。
 見ましたか? 中国新聞別刷りの「地域 〜都心二重奏 序曲〜」。このサイト以上の、バリバリの「まちづくりオタク」ぶりを発揮しています。(笑)
 まあ、実際に景気の良い話題も多いので、浮かれる気持ちも分かるのですが、こういう時期こそ、足元を見つめておく必要がありますね。


 私自身が、「景気が良い話題が多いから、今こそ足元を見つめよう」というくらい、最高のスタートだったこの一年。まさかまさか、こんな終わり方になるとは思ってもいませんでした。
 アーバンコーポレイションをはじめとする企業の倒産、自動車産業をはじめとする製造業の大失速…。「派遣切り」なんて言葉が毎日ニュースで流れ、路上で生活する人も増えているとのこと。日本経済って、本当にもろいものだったのですね…。

 残念ながら、来年もこの厳しい状況は変わらないでしょう。もう、すべてが縮小に向かっていく社会になっていくのではないか、と思っています。
 
 そんな中、どのようにまちづくりを行なっていくか。キーワードは「持続可能性」「既存のものを活かす」でしょうね。(なんか、どっかで聞いたことがある言葉ですが)
 何を行なうにしても、初期投資が莫大なものは、もう相当困難。市民球場跡地にしても、中途半端な投資しか出来ないのなら、既存のものをいかに活かしていくかを考えた方が良い。
 商業についてもそう。紙屋町八丁堀を越える拠点を作ることなど、もうどうやっても不可能なのだから、やはり一番に「紙屋町八丁堀をいかに守り、発展させていくか」を考えるべき。
 ついでに言うと、広島VS岡山の都市間競争についてもそうですね。今の岡山が、広島並みの大都市になるためには相当な投資が行なわれる必要がありますが、もう、そんな大規模投資が行なわれる時代じゃない。「今後は中四国の中心都市として、岡山を成長させよう」なんていうのは愚の骨頂で、関西圏・福岡圏という2つの巨大都市圏挟まれたこの地域が、そんなことをコツコツとやっていたら、岡山が成長する前にすべてを関西や福岡に吸い取られてしまうことになります。高度成長している時代ならいざ知らず、ビル一つ建てるのに四苦八苦するこの時代に、岡山を中四国の中心都市として育てるなんて、絶対にやるべきではないのです。

 まあ、こういったことは、来年以降語っていくこととしましょうかね。
 皆さん、この1年ありがとうございました。それでは良いお年を…。

2008/12/27 | 投稿者: らっち

 私の職場では、昨日が仕事納めでした。
 と言うことで、久しぶりに(?)、ちょっと流川に寄って帰りました。
 今日の中国新聞によると、流川も不景気で活気がない様子ですが、今日はそんな難しい話はおいといて、個人的な楽しい話を。
 私にも、流川に一応「行きつけのお店」というのがあって、一人前にボトルキープなんかして、定期的に通っていたりします。(ここを参照
 このこと、私の職場でも結構有名で、職場の女性陣には「あんた、また流川行くんね…。いつか奥さんにチクってやらんといけんね…。て言うか、何が楽しくてわざわざ高い金払ってそんなお店行くんよ。どうせ酒飲んでおしゃべりして帰るだけのくせに。なんなら、ウチが話聞いてあげようか? 話聞くだけでお金もらえるんなら、良いバイトになるよ」なんて皮肉を言われたりするのですが、そんな皮肉もなんのその。「女性がカフェとかでペチャペチャおしゃべりしながらお茶しているのと同じだよ。コーヒーなんて職場や家で飲めばいいじゃん。なんならコーヒーお注ぎいたしましょうか? コーヒー入れるだけで金もらえるんなら、僕もバイトしようかな」と反論し、昨日も元気に流川に行ってきました。

 まあ、確かに、よく考えれば無駄なお金使っていますよね…。別に飲み屋の女の子を口説く訳でもなし。確かに、酒飲んでおしゃべりするだけなら、職場の女性陣で何が不満なんだ! って話になりますよね…。まあ、職場の女性には、飲み屋の女の子のようなセクハラチックな話は出来ませんが、それだけしか違わないとしたら、随分アホなお金の使い方していますよね…。

 それでも何故かやめられない流川通い。今日、これから「寺漢」の今年最後の練習があって、その後忘年会もあるのですが、その忘年会の後、また今日も行こうかな…と、今密かに思っていたりします。お気に入りのCちゃんは、今日も出勤予定だって言っていたし(笑)。

 …このブログ、女性の読者も結構いらっしゃるはずなのに、こんなことを書くとみんなひいちゃいますかね…。でもね、世の中の男性はみんなこんなものなのですよ。普段仕事で頑張り、家に帰っては「良い父親」を頑張っているのです。別に浮気をするわけでもなし、このくらいの楽しみはあっても良いと思いませんか? ということで、これから「寺漢」の練習にレッツ・ゴー!!

2008/12/23 | 投稿者: らっち

 先日、久しぶりに映画を観て来ました。行った映画館は、広島宝塚会館。老舗の映画館ですね。
 この映画館や、スカラ座に行っていつも思うことがあります。それは、「街中の映画館は今のままで良いのだろうか…」ということです。
 段原サティの中に広島初のシネコン「ワーナーマイカル」が出来て以降、広島バルト11、TOHOシネマズと、続々とシネコンが誕生してきています。そして、来年にはアルパークの新館にもシネコンが出来るのでしたっけ? まさにシネコンの乱立状態です。
 こういう状況の中、街中の映画館は頑張っている、と言えるのかも知れませんが、はっきり言うと、シネコンと比較した場合、その設備面で見劣りします。
 例えてみるならば、街中の映画館=広島市民球場、シネコン=ドーム球場、といった感じで、「シネコンやドーム球場はどこのものも画一的で面白くない」と言っても、「市民球場や街中の映画館はそれ以前の問題があるだろ!」という感じです。
 サロンシネマやシネツインは別として、宝塚やスカラ座のような映画館、このままで良いのでしょうか?
 私は、今のままでは良くないと思っています。下手をすると、街中の映画館はこのままでは壊滅状態にまで追い込まれてしまうのではないか、と危惧します。
 もし、街中から映画館が消えてしまったらどうなるか。想像するだけでも恐ろしいものがありますね。
 今の若い人がどうなのか知りませんが、私が若い頃(って、なんか年寄りみたいな言い方だな…)は、「女性を初めてデートに誘う場合、もっとも無難なものは何か」という時に真っ先に思いつくのが映画でした。「とりあえず女性が喜びそうな映画を観て、それから食事なり、お茶なりするか…」というのが、定番中の定番でした。これなら、よほどのことがない限りデートは失敗しないですからね。それに安上がりですし。
 で、仮に街中から映画館が消えたとします。そうなると、この黄金デートコースが成り立たなくなってしまう。ソレイユやサティにまで行け? 車持っていない人はどうするの? 第一、初デートがソレイユやサティではイマイチ雰囲気出ないじゃん…。
 また、映画館の集客力も馬鹿に出来ないものだと思いますよ。一日に何回も上映して、しかも年中やっている。詳しい数字は知りませんが、もしかするとシネコンの集客力は市民球場並みにあるんじゃないですかね? これは重要な「集客施設」ですよ。
 と言うことで、街中の映画館にも是非頑張ってもらいたいところなのですが、ここでちょっと問題提起をします。街中に映画館を存続させ続けるために必要なものは何でしょうか?
 先ほども述べたとおり、現在の街中の映画館は、その設備面でシネコンに見劣りします。この状況下で、郊外のシネコンに勝とうと思ったら、やはり街中にもシネコンが必要なのではないでしょうか? 
 私の場合、現在でも、「映画を観るだけならシネコンと宝塚どっちが好き?」と聞かれたら、「そりゃ、シネコンの方が施設が充実しているよね」と言わざるを得ません。これをせめて、「街中の映画館も、郊外のシネコンも、設備の充実度では同じだよね」という状況に持っていかないといけないのではないかと思います。その為には、シネコンを街中に立てるしかないのではないでしょうか? そうなった場合、宝塚やスカラ座は壊滅的なダメージを受けてしまうことになるでしょうが、それもやむなし。古いものを守るだけでは、郊外のシネコンに勝てないでしょう。

 具体的な場所としては…。そうですね。簡単に思いつくのは、宝塚建て替え→シネコン化、ですかね。(「今の宝塚も、一応シネコンだよ」という突っ込みはなしでお願いします) あとは、サンモールを建て替えて中にシネコン入れるとか。

 …と、これまで「あんまり映画を観ない人間」が好き勝手言ってみました。実際に、映画好きの人の意見もお伺いしてみたいところです。そう言えば、しばらくブログの更新が止まっていますけど、四○数さんとかはどうお考えでしょうか???

 で、話は最初に戻ります。先日観た映画。タイトルは敢えて言いませんが、重たい映画でしたね…。中居君、なかなか良い演技するじゃん…(って、ここまで言ったらタイトル言ったようなものかw)
 本当、考えさせられる映画でした。最後「何でそうなるの?」としか言いようのない結末を迎えるのに、それに対する説明は一切なし。「不条理」としか言いようがないのですが、これもこの映画の狙いなのでしょうね。。。
 この映画自体は、フィクションなのだそうですが、本当、反省させられました。私たち、今のような恵まれた時代に生まれて、ヘラヘラしている場合じゃないですね…。

2008/12/14 | 投稿者: らっち

 日本は民主主義国家だと言われます。確かに、国家レベルでも、地方自治レベルでも、システム上は民主主義が機能していると言って良いでしょう。でも、これが本当に正しいことなのかどうか。実は私、多少疑問を持っています。

 まず、例え話からはじめましょう。大昔に見たTVドラマで、こんなシーンがありました。小学校が舞台のドラマで、とあるクラスに「うさぎ」が寄付されてから、この物語が始まります。
 当初、もの珍しさもあって、クラス全員がかわいがり、世話をしたうさぎ。しかし、時が経つにつれ、新鮮さもなくなり、みんなうさぎの世話をすることが面倒になってきました。
 やがて、世話をサボる者も出てきて、うさぎに餌が与えられないという情況も発生するようになってきました。
 そのとき、児童の一人が、こう提案しました。
「僕の知り合いに、動物園で働いている人がいます。その方がうさぎを欲しがっています。きちんと世話をしてくれるそうです。このクラスのうさぎ、動物園に寄付したらどうでしょうか?」
 クラスのみんなは全員賛成しました。みんなもう、うさぎの世話をしたくなかったのです。
その時、先生は言いました。
「ちょっと待った。うさぎを動物園に寄付してはいけない。みんなが欲しいと言ったから貰ったうさぎだろう? そんなに簡単に自分たちの責任を放棄してはいけない」
 児童は反論しました。
「何で駄目なのですか。うさぎにとっても、その方が幸せではないかと思います。それに、みんな今賛同したじゃないですか。民主主義なら、これで決定だと思います」

 …この話、「未熟な小学生の話だね」と笑える人がどれだけいるでしょうか?

 以前にも言いましたが、私は地方自治体の職員です。で、こういう地方自治体で働いていると、残念ながら、この話に似た話を体験してしまうことがよくあります。しかも、大人の世界になるとたちが悪く、先ほどの話に出てきたような「先生」の存在がいません。
 本来なら、市長なり、議会なりがそういう「先生」の役割をして、「児童はうさぎを寄付したがっているが、それは児童のためにならない。ここは反感を買ってでもきちんと説明し、今の流れを食い止めよう」と動くべきではないかと私は思うのですが、これがまたマスゴミなどによると否定される傾向にある。マスゴミの報道を見ていると、「市長や議員は「先生」ではない。権力を持っているだけの「悪い存在」である。本当の民主主義を実現するなら、議会の議決よりも住民投票の方がすばらしい」と言わんばかりの報道をするマスゴミもあります。以前、こんなテレビを見たことがあります。

とある市が、財政再建のため、ことごとく公共事業をやめようとしている。その中で、とある地区の区画整理事業を中止するかどうかで、市の内部が揉めている。
 区画整理事業というのは、広島では段原地区のものが有名ですが、要するに、ものすごく大雑把に説明すると、「古くてごちゃごちゃした町を、全面的にリニューアルさせる」という事業です。
 で、区画整理事業を中止するかどうかで揉めているとある市。担当課は、「きちんと事業をやるべきだ」と主張し、財政再建担当課は「やめるべきだ」と主張する。
 ここで、財政再建担当課は市民にアンケートをとりました。その結果、市民の9割近くが区画整理に反対であることが判明。そのアンケートを根拠に、財政再建担当課は事業中止をよりいっそう強く主張するようになりました。

 …この話、正しいと思います? はっきり言いましょう。この話が正しいと思う人は、最初の話に出てきた児童を笑えません。

 区画整理のアンケートで、市民の9割が反対したとのことですが、これ、普通に考えて当たり前のアンケートの結果です。
 考えてみてください。例えば、「広島市が段原区画整理事業を中止するかどうか」でアンケートをとったら、まず間違いなくほぼ同じ結果が出ますよ。だってそうでしょ? 段原地区の区画整理なんて、安佐北区の人や、安佐南区の人、また西区・佐伯区の人などにもまるっきり関係ない話なのですから。南区民ですら、全員の賛同は得られないでしょう。きっとみんなこう言いますよ。「段原の区画整理なんて、我々の人生に何も関係ないよ。そんなことに税金を使うくらいなら、もっと違うことに税金使って欲しいよ」って。
 これは「区画整理事業」という事業の性質を考えるとやむを得ないことです。段原に限らず、区画整理事業が計画されるような地域は、いずれも同じような問題を抱えています。道が狭いところばかりで、車の離合が困難。火事があっても消防車すら入れない。そして下水道の整備もままならず、場所によっては未舗装の道路もたくさんある…。
 こういう地域の問題を解決するのが、区画整理事業の本来の目的です。ですから、はっきり言ってしまうと、その地域(広島の例で言うなら段原)以外の人には、ほとんどメリットがない事業です。

 こういう事業に対して、「市民の9割が反対しているから中止するべきだ」などという主張、どこかズレていると思いませんか? 市民の9割が反対しようがどうしようが、その地域の人にとって本当に必要な事業なら、これはやらなければなりません。市民の何%が反対しているかどうかなんて、関係のない話です。
 そもそも、市民にとったというアンケート。答えた市民はきちんと分かって回答したのでしょうかね? 仮に、私のところに「段原地区の区画整理をやめるかどうか」なんてアンケートが来たら、私、即答出来ませんよ。
 今、段原地区がどのような課題を抱えているのか。それを区画整理でどのように解決しようとしているのか。ここら辺りを、きちんと把握していないと答えられません。その為には、最低でも現地を歩いて周る必要があります。そうしないと、きちんとアンケートには答えられません。先ほどのとある市の市民アンケート。答えた人はどこまで考えて回答したのでしょうかね? まさかとは思いますが、区画整理事業の意味すら知らずに答えた人はいないでしょうね?

 …と、ちょっと意地悪を言ってみました。まあ、普通に考えて、一般の市民にそこまで求めてはいけないでしょう。これはその道のプロがきちんと答えを出す問題です。で、その道のプロ、とは誰か。これが市長であり、議員である、と私は思います。だから、市長なり、議員なりは勉強して、プロらしいきちんとした答えが出せるようでないといけないでしょう。それが仕事です。こういう専門的な話を、「市民アンケート」などという方法で、市民に答えを求める方が間違いであると思います。
 
 こういうことを考えると、民主主義って難しいな…と思います。独裁政治でも駄目だし、多数決だけでもいけない。本当、難しいですね…。

2008/12/7 | 投稿者: らっち

 前回のブログ記事に、仙台の方から書き込みいただき、「次回は広島と仙台の比較をします」と言ったのですが、すいません。これ取り消しにさせていただきます。以前書いたこの記事の続編を書こうと思ったのですが、うまくまとまりませんでした。すいません…。
 と言うことで、今回は違う話題を。
 市民球場跡地関連問題で、少々動きがありましたね。市民球場西隣に土地を有するPL教団や広島護国神社に、広島市が土地売却や施設移転を打診しているとのこと。(中国新聞関連記事)
 少し前に、商工会議所が移転を検討しているという報道がありましたが、これでいよいよ、以下の写真の景観が改善に向かうということになります。このことについては、素直に喜びたいですね。
クリックすると元のサイズで表示します

 で、今回言いたいのはここから。市民球場跡地利用問題。やっぱりこのまま進めては駄目ですよ。商工会議所等が移転を検討し、隣接するPL教団等の移転も現実的な話となりつつある。そもそもの前提が崩れつつあるのに、どうして今までの流れをまだ重視するのか。今出ている案が魅力的なものならいざ知らず、市民の間でも評価は高いとは言えない今の案になぜここまで執着するのか。
 …きっと、市側にも色々な都合があるのだとは思います。が、ここの利用については、そんな「一時的な都合」で決めてよい問題ではない筈です。ここの利用方法次第では、広島の将来が大きく左右されるといっても過言ではない場所です。これまでの話を白紙に戻し、ゼロから議論をやり直したらどうでしょうか?

 なになに? 「俺は今の案は悪いとは思わないぞ。原爆ドーム近くに「折り鶴祈念館」が出来れば素晴らしいと思うぞ」って?
 う〜ん。。実は私、「折り鶴祈念館」なんて言われても全然ピンと来ないのですが、個人的には、そういうものを造るなら、もっと相応しい箇所があるように思うのです。例えばここ。
クリックすると元のサイズで表示します

 その「折り鶴祈念館」とやらの中身がどんなものになるか知らないので、何ともいえないのですが、もし、普通に折り鶴を展示するだけなら、私なら数分見学したら飽きてしまいそうです。しかも、「一度見れば良いや」と思ってしまう。それでは折り鶴がかわいそうですよね?
 だから、プラスアルファの魅力をつけてあげましょう。それが「建築」です。この旧日銀広島支店。いわずと知れた被爆建物です。それだけで物語性がグンとあがり、観光客も興味を持つようになるでしょう。しかも、なかなか立派な建物です。純粋に建築の見学と言う意味でも面白い。こういう中に折り鶴を展示する方が、新たにハコモノを作るより、よほど効果的だと思うのですが、いかがでしょうか?




AutoPage最新お知らせ