2010/6/29 | 投稿者: らっち

 数日前、こういう新聞記事がありました。

30年ぶり医学部新設の容認検討 文科省、医師不足に対応

 医師不足が深刻さを増す中、文部科学省は18日、養成する医師の数を増やすため、80年以降認めていない医学部新設の容認に向け、本格的に検討する方針を決めた。現行の文科省告示は、医学部の新設を審査しないとしており、約30年ぶりの方針転換。

〜中略〜

 ただ、法科大学院のような乱立を避けるため、文科省は新設校候補として(1)既に看護や薬学などの学部がある(2)医療系の基礎科目の教員がいる(3)実習先として地域の病院が活用可能―などの条件を想定。検討の場で是非を論議する。


 いいじゃないですか。広島にも作りましょうよ。私立の医大。
 記事にあった3条件を考えると、ここに医大を作りましょう。
クリックすると元のサイズで表示します

 はい。広大跡地ですね。ここなら、近くに日赤病院があり、実習先として活用できます。具体的に設置する大学としては、医療系の総合大学として成長をつづけている広島国際大学、または日赤病院と同系列と言うことで、廿日市にある日本赤十字広島看護大学あたりを想定します。あってもおかしくない話だと思いませんか?
 そして、仮に広島国際大学が進出してくるとするならば、現在東広島や呉に点在しているキャンパスを、いくつか千田町に移してもらえれば、なおさら良いですね。そうすると、千田町界隈は学生街として再び輝き始めるかもしれません。
 千田町には、広島国際大学があって、また広大の一部がある。という状況になると、ここはまた広島の学生文化の拠点となる可能性があります。以前書いたことを繰り返し書くようになりますが、ここに、大学間の合同サークルのための部室でもあれば、ここが広島の学生文化の拠点となり、ここから面白い話がたくさん生まれ、街も活性化していく。そういう明るい未来が描けそうです。
 現段階では、「広大跡地に医学部設置」というのは妄想でしかありませんが、もし実現できれば、これは非常におもしろい状況になります。広大跡地の活用策はもうちょっと待っていただいて、こういった話を絡めながら、より魅力的なものを作っていきたいですね。
 広大跡地については、なかなか事業が進まず、「空き地のままいつまで放っておくのか」とよく言われます。が、私からすると、現状が悪いとは思いません。むしろ、「中途半端に開発するくらいなら、しばらく放置しておいても構わない」とさえ思います。
 考え方としては「街中に巨大な空き地が出来てしまった」という発想ではなく、逆に「街中にまとまった土地を確保することが出来た」と考えるべきです。それでなくても平野が狭く、まとまった土地の確保が難しい広島市。こういう具合に出来た土地は、十分検討して活用してもらいたいものです。
 その良い例が、今新球場が出来た貨物ヤード跡地です。もし、あの土地を、ビジョンなく民間に売りさばいてしまっていたら…。おそらく、現段階でも新球場は完成してなく、「球場、そもそも建てる場所がないぞ」「仕方ないので宇品の埋め立て地にでも建てるか」「でも、アクセス不便だぞ」「仕方ない、アストラムを延伸するか」という状況になっていた可能性があります。
 広大跡地のような土地は、まちづくりにとって貴重な土地です。ここは戦略を持って、大事に使いましょう。はっきり言うと、次の写真のような使い方は言語道断ですね。
クリックすると元のサイズで表示します

 「賑わえば良い」というものじゃない。必ずしも「賑わい」=「街の魅力向上」ではない。まあ、造ってしまったものは仕方ありません。残りの土地の活用については、きちんと戦略を持って取り組んでもらいたいものですね。

2010/6/20 | 投稿者: らっち

 市民球場が、どうやら解体される方向とのこと。
 今回の市議会の動きは、もう政治的な色合いが強すぎて、「議論して良いものを」とか「市民の声を反映して」とかいうレベルの話ではなくなってしまいました。現状では、どんなに理論的に素晴らしいものを持っていようが、どんなに市民の間で反対の声が高まっていようが、もうどうしようもないものを感じます。全くもってくだらない、政治家の連中のかけひきの世界ですね。
 「あ〜あ。つまらんなぁ…。もっと良い話ないかなぁ…」と思っていたのですが、そう思っていた矢先、サッカー日本代表は善戦するものの敗北。特に応援していた中村俊輔選手が全く駄目で、ますます元気がなくなっていたところ、今日はカープが勿体ない逆転負け。「マジで、もうどうでもいいよなぁ」という感じです。中村俊輔よ、「ここ数年日本代表のエースだった」という証を見せてくれ。このまま消えていくには勿体なさすぎる。最後に意地を見せてくれ。あと、カープよ。マジで投手陣何とかならんのか? 大野コーチ、投げてくれよ。少なくとも永川よりは使えるんじゃないのか?

 と、まあぐずぐず言っていても仕方ないので、ブログのネタを探しに街を歩きました。今日の狙いは的場町界隈。この辺りは「中古カメラ屋」の集積度が高く、ある意味広島でも有数のマニアックな街。なんか面白い発見ないかなぁ、と、ぶらぶらしてみました。

 …が、そういった「中古カメラ屋」。今日はことごとく休業されていました。
クリックすると元のサイズで表示します
(的場カメラ店と日進堂カメラというお店。揃って休業…)

 実は私、こういうカメラについて全く詳しく知らないのですが、こういうお店って、日曜日お休みするのが普通なのですかね? 小売業が日曜日休むなんて聞いたことがないのですが。ただ、この辺りのカメラ屋がこぞって休業していたので、やはり日曜日休業はこの世界ではスタンダードなのでしょうね。不思議な世界です…。

注:後日、ふがじんさんより、「この日は開店していた。早めに閉店されただけなのでは」という情報をいただきました。詳しくはコメント欄を参照してください。

 で、ここまで歩いてブログのネタになりそうなものがなかったので、広島駅前まで足をのばしました。するとこんなものを発見。
クリックすると元のサイズで表示します

 ワタミの系列と言ってよい(?)、FULLFOCUSビルの隣に、今度はモンテローザの居酒屋ビルが出来ています。そして見ての通り「ケバケバシイ看板・外観」合戦。
クリックすると元のサイズで表示します

 この2つのビル。外観もそうですが、内部のテナントも、全国チェーンの居酒屋なり、インターネットカフェなりと、まあ、例によってどうでもよいものばかりを揃えて、どんぐりの背比べをしています。
 なんだかなぁ…(苦笑)。この2社って、やっぱり似たり寄ったりなのですね…。お金をかけてわざわざこういう外観を造るという、その考え方が私には理解できません…。目立てば良い、ということなのでしょうかね。
 ちなみに私、和民と魚民が別のチェーンのお店だということは最近知りました。というより、そもそも、この2店舗の区別がついてなかったです。だってどうでも良いんだもん…。まあ、私が飲み会で幹事をするときは、間違ってもこの手のお店は選びません。だって、折角お金払ってお酒飲みに行くのだから、やっぱりそれなりのお店に行きたいじゃないですか。私からすると、この手のお店が流行っている理由がそもそも分からなかったりします。

 で、最後に都市観光的な話を。今日の記事の頭の方で述べた「中古カメラ店」の集積と、最後の方で述べた「全国チェーンの居酒屋」。都市観光の観点から見て重要なのはどちらでしょうか。
 集客の数では圧倒的に居酒屋の方が上ですが、都市観光に役立つのは中古カメラ屋ですね。和民や魚民は全国そこら中にあってまったく珍しいものではありません。一方、中古カメラ店は、仮に日曜日休業でも、好きな人からすると他都市からでも来てみるべき価値があるもの。「広島の和民に行ってみたい」という県外人はいないでしょうが、「広島の中古カメラ店で色々掘り出し物を探したい」という県外人なら存在する可能性がある。
 そう考えると「集客力」という言葉一つをとっても、奥が深いものがあると思いますね。市民球場跡地問題で、「年間集客数150万人」とか言われていましたが、これ、そういう数字の議論だけで良かったのでしょうかねぇ…。数字の問題じゃない、と私は思いますけどね。

2010/6/15 | 投稿者: らっち

 先日、ホテルフレックスにあるCafe43(キャラント・トロワ)に行ってきました。
クリックすると元のサイズで表示します

 私、今回初めてこのお店に行ったのですが、実は行く前までは、大して期待していませんでした。「河川敷のオープンカフェと言うけど、ここは結局は民地部だけでカフェをやっているんだよなぁ。いくら公開空地を活用しているとはいえ、隣のホテルJALシティ(下の写真参照)ほどの一体感はないしな…」と思っていました。
クリックすると元のサイズで表示します
(ホテルJALシティ。実はここで飲食したことはありません…)

 ところが、行くと印象はがらりと変わりました。良いですよ、ココ。ウッドデッキ、河川敷の緑、素敵な内装…。特にこれからの季節、心地よい風に吹かれながら、ビールをグイっといくのが気持ち良さそうです。
クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

 最初に書いたとおり、ここは基本的には公開空地のみでオープンカフェをやっています。「河川敷も取り込まないと駄目だよ」なんて私は考えていたのですが、どうしてどうして。公開空地のみでも素敵なオープンカフェが出来るものなのですね…。
 そう考えると、想いは平和大通りに向かいます。以下の2か所。まずは公開空地のみでもオープンカフェをやったらどうでしょうか。かっこいいオープンカフェが出来ると思いますけどね…。
クリックすると元のサイズで表示します
(NHKビルとクリスタルプラザ。まずはここの公開空地を活用したらどうでしょうか)

 ちなみに、「公開空地でオープンカフェを行うことが出来る」という根拠はこちらになります。良い制度ですね。少し詳しく調べたところ、「オープンカフェでも、原則公開空地は公開されること」でないといけないみたいですね。いくら店舗と一体化していようが、お店が独占的に使用することは出来ない様子です。
 すなわち、Cafe43に行っても、公開空地部分の席に座るならば、別に何も注文しなくても良い。もっと言うと、缶ビールを買って来てそこで勝手に飲んでも良い。だって公開空地なのだから。SCとかによくあるフードコートみたいなものです。
 …まあ、実際には、「公開空地に座っているだけだから、ワシは何も注文せん!」なんてことが言える人がいるとは思いませんがね…。いたら紹介してください。かなり興味あります。

2010/6/12 | 投稿者: らっち

 リーガロイヤルホテルの、開業55周年記念ロビーコンサートが、次の内容で開催されます。(詳しくはこちら

日 時:2010年6月20日(日) 1回目11:30〜 2回目13:00〜
場 所:リーガロイヤルホテル1階ロビー(観賞自由)
出 演:Men's Vocal Ensemble “寺漢”
曲 目:Hear the voice and prayer /Thomas Tallis
    「夜」 Op.17,No.4,D.983c / フランツ・シューベルト
    「雨」 / 多田武彦  他


 はい。ご存知「寺漢」のコンサートです。皆さま、是非ご来場ください。
 と言うものの、今回、私は出演しません。と言うより、少しの間「寺漢」を休団することになりました。
 理由は、寺漢のメンバーとケンカしたから… とかではなく、単純に、私自身が、仕事に家庭にと完全にオーバーヒートしてしまい、寺漢の練習に満足できる形で参加できなくなってしまったからなのです。
 寺漢は、今波に乗っています。3月の「ヴォーカルアンサンブルコンテストひろしま」でグランプリを獲得したのをはじめ、7月の宝塚国際室内合唱コンクールではなんと3部門で出演することになるなど、とにかく元気に活動しています。
 そんな中、本来ならば私も家でじっくり練習して、その上で寺漢の練習にほぼ毎回参加して、寺漢の一員として足を引っ張ることのないようにしたいところなのですが、時間的な制約、そして精神的なゆとりが今全くないことなどから、それが出来そうもない。このまま寺漢に中途半端に練習に参加していては、波に乗っている寺漢の足を引っ張ることになる…。こういった事情から、寺漢を一時的に休団することにしました。
 本当なら、今回のリーガでのコンサートや、宝塚には参加したかったのですけどね…。特に今回のリーガは、いろいろな想いもあって、是非参加したかったのですが…。残念です。
 今回の演奏会、あの寺漢が珍しく(笑)、多田武彦や黒人霊歌といった「ベタベタの男声合唱」を歌います。興味ある方はぜひお越しください。
クリックすると元のサイズで表示します

2010/6/7 | 投稿者: らっち

 市民球場跡地整備の概要が発表されましたね。(こちら
クリックすると元のサイズで表示します

 要するに、「イベントをガンガンやって人を集めようぜ」という案だと理解してよいのだと思います。
 確かに、イベントを行えば、普段街中を訪れない人が街中を訪れ、賑わいを生むのは確かでしょう。経済効果もあることでしょう。
 しかし、です。「賑わいを生むためにイベントを行う」という方針自体がどうなのか、と今更ながら思っています。
 例えば、私自身を振り返って考えた場合。
 演奏会に出演するときは、多くの場合、特別な思いがあって演奏会に出演します。「立派な聖堂で宗教音楽を歌いたい」だったり、「世界のOZAWAの音楽観に触れたい」だったり、「高いレベルの合唱団で歌うことにより、自分自身を高めたい」だったり…。
 また、今動き出したアーキウォーク広島を考えた場合。
 そこには当然「都市観光の推進」という思いもありはしますが、それよりも重要なのは、「建築・建築家に光を当てること」であり、「街の魅力を見直したり、掘り起こしたりすること」にあります。その結果として、都市観光の推進が図れれば良いなとは思いますが、「どんな形でも良いから人が集まればよいや」などという思いはありません。
 要するに、演奏会を開催したり、イベントを実施したりするときに重要なのは「そこで何を行い、伝えたいか」という「思い」が重要なのであり、その結果として多くの人に喜んでもらえたらうれしい、と思っています。これは演奏会やイベントを実施するときの基本だと思います。

 一方、今回の報告書の10ページ目を見てください。さまざまなイベントが列挙されています。これらのイベントはあくまでも「イメージ」であることは承知で突っ込みをいれさせてもらうと、「新規のイベントの中で、ひとつでもそういう「特別な思い」があってここに記載されたものがあるか?」と聞きたいですね。
 私の経験上、言わせてもらうならば、「企画する側に特別な思いがないイベントは、長続きしないことが多い」と感じています。目新しさが消え、人々が離れていき、イベントを行うことが「義務」となったら、そのイベントの将来は暗い。採算が取れなくなった時点で、人が集まらなくなった時点で終了を迎えることでしょう。
 そう考えると、10ページに列挙されているイベントはどうなのだろうかと思いますね。ここに掲載されているイベントそれぞれが、何らかの土壌があってここに名前が出てきたものなのか。これが単純に「こんなことをやれば賑わうだろう」というだけのものであるならば、それは危ない。仮に初年後実現できたとしても、すぐに色あせ、数年後には消滅してしまうことになるでしょう。
 「消極的なことを言うな。イベントを行うのは市民の役目。自らが盛り上げていけよ」と言われるかもしれません。確かにその通りなのかもしれませんが、どうも釈然としないものを感じます。ネガティブ過ぎなのでしょうかねぇ…。




AutoPage最新お知らせ