2015/1/29 | 投稿者: らっち

イスラム国問題。日本人の常識からすると、考えられない事件ですね。いかに日本が平和か、思い知らされます。
 イスラム国(国ではないですが)では、日本の常識とか、日本国憲法の精神とか、折り鶴の祈りとか、そんなもの通用しないみたいですね。もう、暴力・武力とお金が全てを制する世界。昔漫画で見た、「北斗の拳」みたいです。
 
 そんな中、日本は何が出来るのか。これは外交問題であり、外交問題について充分な知識がない私は、語れません。
 ただ、広島は、いくら「平和ボケ」とか「盲目的な平和運動」とか言われようが、ただただ、平和のメッセージを発信するしかない。
 平和公園や、原爆ドームがこれからも平和のメッセージを発信していかないといけないのは勿論ですが、隣接する市民球場跡地からも、何か出来ないでしょうか? 
 そう言えば、以前、イラクでこんな給水車が活躍しましたね。
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2004年。イラクの復興支援のため、自衛隊の派遣が行われました(その是非については、このブログでは言及しません)。その際、日本とイラクとの友好をPRするため、給水車にキャプテン翼のイラストが掲載されたのだそうですね。そしてその後、2006年には国際交流基金がTVアニメのアラビア語吹き替え版を無償提供したとのこと。

 …キャプテン翼の力、恐るべしですね。ヒロシマがこれまで「折り鶴」だの、「五輪構想」だのでやろうとした「世界の友好」を、いとも簡単に行っている。
 仮に給水車に折り鶴の絵が描いてあっても、「??? 何これ?」としか思われないでしょうが、翼君が描いてあったら、友好がPRできる。これは凄いですよ。これ、広島でも取り入れましょうよ。
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 コラージュが下手くそですいません。要は、スタジアムのファサードに、でっかく翼君のイラストを貼ろう、ってことです。
 で、出来れば、高橋陽一先生に、翼君と例えば佐藤寿人選手を並べて描いてもらう。そうなると、そこを訪れた外国人と、どんな会話が生まれるでしょうか? 仮にイラク人が来たとします。

イラク人「この大きな建物は何だ? スタジアムか?」
私「そう。サッカースタジアムさ。ここに大きく、キャプテン翼が描いてあるだろう?」
イラク人「そうだな。翼君はイラクでも大人気さ。で、翼君の隣に描いてあるのは誰なんだ?」
私「広島のクラブのエースストライカーさ。今度、ACLでイラクのクラブと対戦するよ。良く点取るからさ、しっかり顔覚えて、マークしときなよ」
イラク人「分かった。覚えておくよ。ついでに、スタジアムの中も見せろよ。敵地を観察しておきたい」
私「OK。今日はコンコースが開放されているから、ちょっとだけ覗けるよ。ついでに、内部にある折り鶴ミュージアムも見ていきなよ。広島人は、平和の祈りを、折り鶴に託しているんだ。」
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(そう言えば、ちょっと話がずれますが、最近は、一時期のように「折り鶴〜♪」とか言って騒いでいる人余りみかけませんね…。世界一大きな折り鶴を作って喜んでいた人々とか、ブログでよく折り鶴をPRしていた人々とか、どこに行ったのでしょう? 秋葉市長がいなくなった途端、折り鶴のPRもやめたのでしょうかね…。そうですか。結局、「平和」や「折り鶴」に興味があったのではなく、「秋葉市政」に興味があっただけなのですかね…。どうなんでしょう、そういうスタンス)

 …まあ、話を元に戻しましょう。どうですか? 先ほどのイラク人と私の会話。ワクワクしませんか? ワールドスポーツ、サッカーだからこそ成り立つ会話です。折り鶴を単体でPRしても、なかなか興味を持ってもらえませんが、サッカーやキャプテン翼と繋げると、ぐっとそのPRの幅が広がる。面白いと思いますけどねぇ〜。そういうワクワクする議論。もっともっとやりたいですね。

2015/1/24 | 投稿者: らっち

 今後、市長選&市議選に向け、様々なところで広島市の将来が語られていくと思います。
 それに向け、今回は、市政が抱える最重要課題について、語ってみたいと思います。
 広島市政が抱える最重要課題。それは、中心市街地活性化と地方中枢都市としての機能強化ではないでしょうか。この2点について、語ります。

@中心市街地活性化(紙屋町再生)
 今後、都市間競争が一層激しくなることが予想される中、広島の紙屋町・八丁堀という中心市街地が持つ「繁華街の魅力」は大きな武器になります。現状で、中四国ナンバー1、九州を含めても、天神に次ぐ繁華街といえるでしょう。それだけで、貴重な都市観光資源となっています。
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(平日夕方(1月22日(木)18:30頃)の本通り。この程度の商店街の姿すら、ほとんどの地方都市では見かけることが出来なくなってしまいました)

 ただ、イオンやらゆめタウンやらがどんどん郊外に出店している現在、今のままでは繁華街が衰退してしまう可能性があります。今より1ランク下、例えば中四国地方の他都市の繁華街と同レベルの繁華街にまで衰退してしまう可能性は充分あります。そうなってしまうと、もう、これは都市観光資源とは呼べません。今のうちに手を打っておく必要があります。
 そのために必要なもの。まずは、平和大通りのシャンゼリゼ化です。これはこちらに書いているとおりですので、省略します。
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(トレド・ソコドベル広場のオープンカフェ)

 そしてもう一つ重要なのは、紙屋町再生です。広島の繁華街は、紙屋町〜八丁堀と言う、面的な広がりがあって成り立つもの。そのうち、紙屋町が瀕死の状態にあります。テナントが埋まらないパセーラ、シャレオ、トランヴェールビル。無理やりテナントを埋めている感が満載のサンモールやその界隈…。もう、見ていて、悲壮感が漂っています。
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(シャレオ。旧市民球場跡地に近い西通りには、数店舗分の空きテナントが存在します。日本全国を見渡しても、ここまで空きテナントが多い地下街はシャレオぐらいのものではないでしょうか?)

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(トランヴェールビルの地下。紙屋町交差点という一等地に立地しておきながら、未だにテナントが埋まりません…)

 現在の市長も、同様の問題意識はもっていらっしゃったのでしょう。市民球場跡地にたくさんのイベントを誘致し、賑わい作りにむけて頑張りました。
 …しかし、結果を見ると、失敗と言わざると得ない。どんなに単発イベントを連発しても、それは街の活性化には結びつかない。「市民球場跡地に近いシャレオ西通りに空きテナントが集中している」という現状がそれを証明しています。商売をやられている方は良く分かっているのでしょう。「イベント広場の前なんかじゃ、商売なんて成り立たないよ」って。だから、シャレオ西通りのテナントが埋まらないのです。
 市民球場跡地については、色々と意見があることでしょう。とりあえず、イベント広場では駄目なことは証明されました。私としては、こんな風になればよいなぁと思っています。

2014年12月9日付:市民球場跡地の夢A 〜賑わい作り〜

 また、現在、中心市街地活性化の手段として、BID制度が注目されていますね。ものすごく簡単に言うと、エリアマネジメントのシステム化ということになってくるかと思いますが、そういうものの導入を含めた、中心市街地活性化策がどうしても求められます。
 そういう具合に、紙屋町を含めた中心市街地の活性化を手がけてくれること。これが新市長に求められる第一の条件です。それをないがしろにするような市長は駄目ですね。ありえません。

A中四国地方の中枢都市としての機能強化
 地方消滅とか何とか、色々言われています。実際、地方はかなり疲弊してきています。
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(安芸太田町井仁地区。「また極端な例を…」とか言われそうですが、今後、こういう地域増えてきますよ。極端な話、広島県でも、県北や離島はすべてこんな感じになると考えておいたほうが良い。)

(以下、私の実家周辺。一応福山市内です(かなり端ですが)。一見、それなりに家が建っているように見えますが、ほとんどが築30年以上のような住宅ばかり(つまり、高齢者世帯が圧倒的に多い)。実際、かなり少子化が進んできている様子で、地元小学校の来年の一年生は、ついに一桁台の人数になってしまうとのこと。広島市に住んでいると分かりませんが、こんな地域、山のように出てきています。福山市ですら、こうなのですからね…)
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 ほら、数回前の記事で示したじゃないですか。2040年には、山口県も、愛媛県も、県人口が広島市の人口よりも少なくなるし、島根県や鳥取県などは、広島市の半分以下の人口になるのですよ。

 そういう時代に、広島市に求められるものは何か。勿論、色々ありますが、「東京にまで行かなくても味わえる、都市的な機能」というのはとても重要になってきます。そういうものが各地方になければ、東京一極集中は益々進むことになります。分かりやすくいうと、デパートやらパルコやらと言った商業施設、並木通りのようなお洒落な通りとか、プロ野球とかJリーグとか、各種コンサートといった興行です。
 先ほどの中心市街地活性化もそうですが、そういう、「都市的な機能」というのはやはり維持し、育てていく必要がある。
 特に、札仙広福と言われる地方中枢都市が、そういう都市的な機能を維持し、発展させていくのは、もう義務と言っても良い。
 例えば、カープが重要なソフトであるのは、広島市民のためだけではないのです。広島にプロ野球がなかったら、プロ野球を観戦したい福山市民や、島根県民、愛媛県民等は、いったいどこまで足を運ばないといけないことになるのか。福岡か関西にまで足を運ばなければならなくなるのです。地方中枢都市である以上、そういうソフトはきちんと周辺地域のためにも提供し続けていく必要があります。
 サッカーも同様です。今、小学生で一番人気があるスポーツは何だと思いますか? 地元の小学生たちを見ていると、もはや野球系(ソフトボールを含む)より、サッカーの方が競技人口が多い感じを受けます。(別に統計を取ったわけではなく、感覚的な話です。少なくとも、サッカーと野球と比較して、野球の方が大きく人気があるという状況にはありません)
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(たまたま訪れた、小学校のグランドにて)

 カープの聖地であり、野球王国である広島ですらこの状況です。周辺他県の状況がどのような状況かは、容易に想像が出来ます。実際、子ども向けのアニメを見ていると分かります。先日の妖怪ウォッチでは、ケータ君が、妖怪にTVのリモコンを隠され、「サッカー中継が観れない〜」と叫んでいたし、しまじろうのアニメでも、しまじろうが初日の出に向かって「今年はサッカーが上手くなりますように」とお願いしていました。子どもの世界では、サッカーがどっぷり浸透しています。

 まあ、Jリーグは、プロ野球と違って全国にクラブがありますが、それでも、トップリーグが観戦出来る都市となると限られてくる。特に今後、Jリーグはプレミア感を出すためにトップリーグのチーム数を絞るって言うのですっけ? そうなると、そのトップリーグに所属するチームがある都市と言うのは限られてくることになり、やはり、人口規模の大きな都市に、その期待が寄せられることになります。
 そのことを考えると、サッカースタジアム。今のままで良いはずがないですね。
 ここをどう判断するか。これも、新市長に課せられた課題です。

 こういった問題を、具体的に解決してくれる方を市長に望みたいですね。

2015/1/17 | 投稿者: らっち

 な〜んか、また嫌な感じがするので、記事にしておきましょう。
 かき船「かなわ」を平和公園付近に移転させることについて、イコモス国内委員会が「再考が必要」という見解を示したそうですね。

 「嫌な感じがする」というのは、以前の「原爆ドーム近くにマンションが建てられる」という問題を思い出したからです。
 あの時の騒動、今から振り返って考えても、低レベルな騒動でした。@被爆者団体が騒ぐA誰かを悪者にしたい、正義の使者ぶりたいマスゴミが報道するB不勉強なくせに、ウンチクを述べたい一般市民が、ネット上で見当違いなことを知ったげに主張する という、まあ、ありがちな展開が繰り広げられました。
 今回の、かき船「かなわ」移転問題も、同様の展開になる恐れがありますので、今回、この記事ではっきり言っておきたいと思います。

 まず、「かなわ」問題を語る前に、以前のマンション建設問題。結局、計画通りマンションは建設された訳なのですが、当時、「マンションが出来ると原爆ドームが世界遺産から抹消される」とか「危機遺産に指定される」とか主張していた人々。その後どうなったか、きちんと報告してください。原爆ドーム、危機遺産になりましたか? なるはずがないですよね。なぜなら、原爆ドームが世界遺産に登録された理由には、景観に関するものが入っていないのだから。ケルン大聖堂は、周辺の景観も含めて価値あるものとされたので、周辺の景観が乱れることにより危機遺産に登録されたのです。原爆ドームが世界遺産に登録されたのとは、まるっきり意味合いが違うのです。これは以前、私が言ったとおりです(こちら)。
 そのことすら分からずに、「危機遺産が…」とか言っていた人。まるっきり勉強不足だとしか言いようがありません。当時、マスゴミを含めて、そのようなことを言っていた人は、今回は黙っておいていただきたい。根本的なことが分からない人には、意見する権利などありません。

 で、それを踏まえて、今回の「かなわ」問題です。報道によると、現在リバークルーズの発着場がある場所辺りに移転する計画だそうですね。
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 ちなみに、どんなかき船が出来るのか。イメージ図が見当たらないので、現在のかき船の写真を。
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(かなわ)

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(ひろしま)

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(大阪で見たかき船)

 で、こういうものが出来た場合、イコモス国内委員会の言うとおり「精神的価値を下げる可能性がある」かどうか。私は、全く問題ないと思います。
 その理由はいくつかありますが、そもそも、立地的に、このかき船と原爆ドーム、同一視野に入ることは相当難しい。相生橋や元安橋から原爆ドームを眺めた場合、このかき船を視野に入れるのはかなり難しい。1枚の写真に、原爆ドームとかき船を収めようとするのは、相当場所を選ばないと出来ないことです。
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(元安橋から)

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(相生橋から)

 そして、原爆ドーム&平和公園の命とも言えるこの景観軸を眺めても、当然ながら、かき船はどうやっても見えません。
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(かき船よりも、商工会議所ビルの方がよほど問題があるのは言うまでもありません)

 で、しかもです。仮にかき船と原爆ドームが同一視野に入っても、何か問題がありますか? 私は別に問題ないと思いますけどね…。まあ、原爆ドームの足元って言うならば、さすがに問題あるとは思いますが、原爆ドームから200mほど離れた場所に、静かな、上品な賑わいがある。これって素晴らしいことじゃないですか。何が問題があるのか、私にはさっぱり分かりません。それを言うなら、現在のリバークルーズの方がよほど変ですよ。
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 また、「原爆ドームの近くで飲食なんて…」という主張も理解できません。今回の移転先の近くには、河川敷オープンカフェ「caffé Ponte」がありますが、私、ここ大好きですよ。ヨーロッパにも負けない、素敵な空間です。
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 …と、まあ、半分喧嘩腰に記事を書きました。別に、私の意見に同意して欲しいとは思いませんが、今後、仮に騒動が大きくなったとしても、きちんと自分の目で見て、自分の頭で考えて、その上で意見を語ってもらいたいものだ、と思います。
 原爆ドーム周辺の景観って、以前のマンション騒動しかり、今回のかき船騒動しかり、「広島市、全然取り組んでないじゃん。平和への意識が低いんじゃない?」みたいなことを言う人がいますね。
 私はいつも思います。原爆ドーム周辺の景観に求められるものは、風格ある神社・仏閣周辺や、古い町並み周辺に求められる景観とは明らかに違うのです。言うならば、NYのグランドゼロの方がその趣旨としては近い。で、NYのグランドゼロ。周辺の建物に高さ規制がかかっていますか? レストラン出店が禁止されていますか? 
 「世界遺産だから…」とか、「東京芸大の偉い先生が言っているから…」とかではなく、自分の目で見て、どんな風景が望ましいのか、自分の頭で考えましょうね。
 そう言えば、原爆ドーム近くに、こんなコンビニがあります。
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 これは、おそらく、市の指導か何かがあってこんな色しているのだと思います。こういうところにも、きちんと目を向けてもらいたいものだと思います。

*おまけ
 今日、平和公園界隈を訪れた際、ついでにエディオン本店にあるV-pointに行って、こんなものを買って帰りました。今後、間違いなく市政の話題の中心になるであろうこの人。そのことについては、また、時期を見て、記事にしたいと思います。
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2015/1/10 | 投稿者: らっち

 新年早々、ブログネタがありません。
 なので、ちょっとデータを色々見てみたいと思います。
 まず、昨年話題になった、日本創成会議の人口推計(こちら)。
 広島を中心とした関連都市、都道府県のデータをまとめて見ました。
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 これらのデータから読み取れることを列挙します。
・あの福岡県ですら、人口減から逃れることは出来ない。
・しかし、2040年には、福岡県単体の人口が、北海道全体の人口を超えている。
・その北海道は、札幌市以外は相当厳しい未来が待っている。

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(黒色の地域は、人口1万人未満の自治体です。北海道、真っ黒です…)

・その札幌市も、人口減少率は札仙広福の中で一番大きい。
・札仙広福の中で、仙台市は人口100万人を切る。先ほどの北海道の規模の縮小と併せて考えると、札幌や仙台の支店経済機能がどうなるか、不透明。東北支店と北海道支店の統合と言うものも増えてくるかもしれない。そうなると、先行して広島が経験してきた、「支店の撤退」をこの2都市も経験していくことになり、現在想定されている以上に地域が衰退する恐れがある。
・広島市は、人口110万人程度をキープできる見込み。2040年には、中四国地方9県のうち、広島市以上の人口を抱える県は広島県と岡山県のみになる。
・四国4県は、4県合わせてようやく現在の広島県並の人口となる。
・広島市と福岡市の差は開く一方となる。


 …で、これ以上の感想は、皆様にお任せします。まあ、福岡以外の地方都市はどこも厳しいということですね。もう、発想を180度変えたまちづくりが必要なのではないでしょうか? 人口にこだわらないまちづくりです。まあ、言うは易し、行うは難し…ですが。

 ところで、話は少し逸れますが、広島市の人口について、時々「広島市は誰も住んでいないような山奥まで市域に含めて、無理やり人口を増やしている」などという論調を耳にすることがあります。少し考えれば分かることですが、この理屈、論理的におかしいですよね。「誰も住んでいないような山奥まで市域に含んでいる」のは確かですが、そこは「誰も住んでいないような場所」のだから、どれだけ面積増やしても、人口は増えないのです。この簡単な理屈が何故か分からない人がいますよね。実際、現在の広島市から旧白木町、旧安佐町、旧湯来町を除くと、面積は現在の905.41uから534.83uへと、4割以上の減少になりますが、この地域の人口は35000人程度なので、人口はほとんど減りません。面積4割減らしても、充分100万都市ですし、仙台市より人口多いですよ。

 まあ、それはともかく、もう一つデータを。福岡空港に、2本目の滑走路が整備されることが決定したそうです。これで、札仙広福のうち、広島を除く3空港が滑走路2本整備されることになります。この4都市圏の空港を比較して見ましょう。
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(乗客数は、平成25年の年間利用者数です)

 広島、惨敗です。「いや、広島都市圏には岩国錦帯橋空港もあるから…」なんてこと言わない。岩国錦帯橋空港の数字を足しても、まだ仙台空港の利用者数を下回っています。
 この数字、私から見ても不思議でした。東京便を抱える広島空港が、東京便がない仙台空港に負けているなんて。

 まあ、広島空港はアクセスが不便ですからね…。じゃあ、JRで勝負だ! 札仙広福の主要駅の利用者数を見てみましょう。
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(1日あたりの利用者数です)

 …これまた、広島惨敗…。
 まあ、立地条件の違いや、都市構造の違いがありますから、利用者数一つをとって、勝っただの負けただの言うのは大して意味がないことではあります。が、それにしても…。
 様々なデータを見て分かること。とりあえず、札仙広福の中で、もう福岡は別格。あとの都市は…。
 それぞれが、自分の都市の強み・弱みをキチンと把握して、今後の取り組みを明確にする必要がありますね。

2015/1/2 | 投稿者: らっち

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 さて、昨年の総選挙辺りから言われ始めた「地方創生」。今年は、阿倍総理などは流行語のようにこの言葉を連呼することでしょう。しかし一方で、その内容と言えば恐ろしいくらいに中身のないものとなるでしょう。
 何故か。「大規模事業に頼らない地方の活性化」なんて、「国全体の行方を考えている国会議員や国の官僚」からすると、本来専門外だからです。地方の活性化と言うのは、その地域を熟知していて、その上で長所を伸ばしたり、問題点を改善したりして行く必要があるものです。地元を熟知していないととてもではないが出来ない仕事です。地元のキーマンや、小難しいお年寄りの方々とも、面と向かって話をしていかないといけない仕事です。
 そういう仕事を、国会議員や官僚に求めるのは酷です。国の仕事としては、補助金や交付金制度の整備、地域活性化事例集の取りまとめ、ぐらいしか出来ないでしょう。これはやむを得ない面があると思います。
 じゃあ、地方創生は無理なのか。否。だからこそ、地方が自らの頭で考えて、自らの手で地方を創っていく必要があります。
 
 じゃあ、広島は一体どうして行けば良いのか。まず、春に行われる市長選&市議選が非常に重要なものになって来ます。特に市長選。もう、はっきり言ってしまいましょう。今の市長では、「広島創生」は無理です。今の市長さん、典型的な「古いタイプの政治家」でしたね。この4年間ではっきりしてしまいました。
 経済雑誌「週刊ダイヤモンド」の新年合併特大号で、元鳥取県知事の片山氏が次のようなことを言っています。

 これまで、財政支援を求める陳情が首長の大きな仕事でした。国会議員もそれを受けて国に働き掛け、予算を獲得して表につなげるという“ビジネスモデル”でした。
 しかしそれでは地方の創生はできません。財政支援を当てにせず、お金が流出しないような仕組みをつくり、経済的な自立を果たす。
 統一地方選挙が行われる2015年、地方はこうした課題に直面することでしょう。


 いかがでしょうか?「広島市政の事言ってる?」と思うくらいの記事ですね。
 まあ、市議会で保守が分裂したりと、松井市長もしんどい面があるのでしょうが、それでも、です。本来、地方自治制度は大統領制であり(大まかに言うとね)、首長に大きな権限があるのだから、少々議会が分裂しようが、首長が自らの言葉で語り、行動力やリーダーシップがあれば、市民はついていきます。市議会が分裂しようがどうしようが、強いリーダーシップを発揮できる市長を希望したいですね。そういう意味では、カリスマ性も市長に必要となって来るかもしれません。
 とは言え、今の市議会もどうかと思いますけどね。市議会選も、市民がきっちりCHECKし、党利党略、私利私欲ではなく、是々非々で議論のできる議員を選びたいものです。ああ、私がもう少し有名人だったら市議会議員に立候補するのですけどね…。PTA会長とかやりまくって、少し地元で有名になりましょうか? 目標は8年後、ですかね?(まあ、お正月と言うことで夢物語です(笑))

 まあ、そんな夢物語はさておき、今年は私も色々と動いて行きます。この年末年始で、色々と面白い話がありました。一つは、備後にあるオンリーワン企業の話を聞けたこと。これはまた後日、しっかりとした記事にしたいと思いますが、成功している企業って言うのはやっぱり発想が違いますね。世間一般に言われている「成功する会社のセオリー」と真逆のことをやって業績伸ばしている(笑)。私、「自分は絶対経営コンサルタントになれないな」と自覚しました(笑)。いつか記事にしたいと思います。
 もう一つは、音戸にある天仁庵に行ったこと。元々呉服屋さんだったものが改修され、café(+α)になりました。

(外観)
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(庭)
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(内部)
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(地元の食材をメインに使ったランチ)
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(食事以外に、こだわりの商品がたくさん)
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 今回の記事で紹介した、「週刊ダイヤモンド」の元鳥取県知事の片山氏。記事の中で、鳥取県にスタバが進出してきたことを「世界中どこにでもあるものが出来ても「売り」にはならない。むしろ、お金が県外のスタバ本社に流れるだけ」と否定的に言っていました。まあ、スタバが出来ることが悪いこととは思いませんが、本当に重要なのはスタバではなくて、鳥取オンリーワンのコーヒー店であることは間違いないですね。
 その意味では、音戸のこの天仁庵。面白い事例ですね。私が訪れた時も、地元の方らしき方々や、ちょっと遠く(広島や呉?)からわざわざ来たっぽい若い方々などでほどよく賑わっていました。こういうもの、もっともっと増やしていきたいですね。
 ともあれ、今年は、広島創生元年としたいものです。今年1年、よろしくお願いします。




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