同行の友人と私は、「工場萌え」なんていう言葉がなかった頃から工場や港や運河や「廃」のつくものを見るのが好きでした。そんな景色には今でもそそられるけれど、「ここを見ましょう」と用意されてしまったら興ざめ。そんなものです。
工場の灯りを見るためのナイトクルーズ、ここから出ているらしい。

工場イルミネーションのカレンダーも売っていました。
ここ! と思った道。見つけるところからやりたい私たち。
かわいい倉庫が待っていた。
あの跳ね橋は末広橋梁といい、唯一の現役の跳開式稼働鉄橋橋梁です。

昭和6年の竣工で、現在は国の重要文化財。文化財になっても現役って、すてき。
四日市市はこういったものや工場群が観光資源になることを察知して、リーフレットを作ったり整備を進めたりしています。
ここもきれいになっちゃうんだろうな。「なっちゃう」というのが率直な気持ち。

跳ね橋が下りて列車が通る時間に合わせたツアーも組まれるかもね。
さよなら四日市。
・・・というのはウソで、また行くような気がします。商店街でゆっくりしすぎて、見足りない感じ。
たとえばこれなんか、何でもなさげに立ってるけど、けっこう変。

目的を叶えるための最小限の造りなのでしょうか。港や工場には、質実剛健というか、体裁にまでかまっていられないというか、そんなものが多く、なんだか胸がすくのです。
表題の通り、パイプラインが走り回ったり煙突が密集したりという写真は撮りませんでした。(好きなくせにー)
四日市について、完。

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