御徒町が近づいた頃、燕湯の前を通りかかりました。

この銭湯、文化財に指定されているのです。

諸事情でタオル等を持っていたので迷わず入りました。
絵に描いたような昔ながらの。
前に来た時にも紹介した記憶がありますが、ここの下駄箱には長傘が入るんですよ。

グッドアイデアなのにグッドデザインじゃないところが愛しい。
暖簾より先は撮れませんが、浴室の壁の端のほうから浴槽にかけて溶岩が積み上げてあります。ペンキ絵は富士山と天女。本物の岩の間に滝だけペンキ絵。ペンキ絵師の第一人者「ナカジマ」のサインがありました。2020.7.20の日付入り。つい最近の描きかえですね。
岩山の下のほうには、男性のシンボルを連想させる(他の何物でもない感じの)石3点セットがあります。子宝の神としてかなまら様を祀るのは、昔の温泉地には結構あったことらしい。温泉を含めても現存するものは希少でしょうから、もし行かれたら見てみましょう。
トイレが半分外のようなところにあり、タイムスリップ。このタイル!
毎年ほおずき市に行っているのかな、ガラス風鈴の並ぶさま。

あつ湯でさっぱりしました。
91歳のおばあさんに「若い人はきれいだねえ」と言われ、ちょっとおしゃべりして、いい気分で帰りました。

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