「また甘味の話か」
と、このブログを定期的に見て下さっているちょっと不思議な方々は思われるかも知れませんが、ちょっと今回は違います。 えっへん。
Red-ips の数多くのあまり実のない趣味のひとつとして、コレクションがあります。

色々無駄な物を集めては眺めて浸っているちょっとアブない意外な一面(?)を有しているわけですが、これはそのうちのひとつ、要するに食品サンプルです。
ほれ。ロウで作られているやつ。
浅草のカッパ橋通りで大々的に全国展開され、外国人に大好評を博している日本の誇れる文化遺産のひとつです。
特に甘味系は食べる分には胃袋の限界との熾烈な戦いですが、見ている分には美しいし、サンプルなら腐らないんで安心してコレクト出来るってワケですよ。
コレクションとゆーても、結構食品サンプルは高いんで、ちびちび買い集めて楽しんでいます。
いつか将来は食品サンプルを身の回りに配置してウハウハな生活を送りたいなーと夢見ています。
(いや確かに、レストラン経営するのが早いんすけど…)
こーゆーモノをコレクトしてると、たまに自分を冷静に分析することがあります。
コレクター、つまりはモノマニア、偏執狂。
なにかに執拗にコダワることは、ある意味精神的に健全とは言えない可能性があります。
「好きだから」は理由として健全ですが、コレクターには時々「集めなければならない」とゆー強迫観念めいたものが見え隠れするからです。
勿論、社会的に問題なければ病気とは言えないですし、趣味という意味では、無いことに比較すれば良いことかも知れないです。
しかし、やはり精神にある種のユガミみたいなものはあるのではないかと思うです。
でも、このユガミは必要なものなのじゃないかと思うんです。
ひとりひとりに、とゆーよりは社会的に。
そして実はこれは趣味に限らず「専門」にも言えるのではないかと思います。
つまりは例えば法律家に関して言えば法律の専門家です。
職業的に専門があることは社会において必要だから専門家がいます。
しかし、普通に生きる上では知識を法律に偏らせることは危険なハズです。
それでも職業的に専門が必要なのは、人間がひとりではなく社会性があることが前提になっとります。
ひとりが大きな人間社会のひとかけだから、っつー認識があるから専門を有することも大きなまとまり的にはバランスが取れるとゆーことです。
精神的にユガミが大きくて社会生活が上手く営めない人は「病気」とされちゃうこともありますが、それは人間として「壊れた」のではなく、そんな人を含めて存在するから人間の社会としてバランスが維持されているのではないかと。
人間は「健全な人」とそうでない人が判然区別されるのではなく、程度が違うだけで本当はみんなが色々ちょっと変な部分を持ち合わせているのではないかとか。
そうすると、変なモノをコレクトしたりしてもそれはそこだけ見ればユガミでも、人間としてはいい具合に調和が取れているのじゃないかなとか。
そんな訳で最終的には自分の変なコレクトを言い訳するのでした。

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