ようやく春の兆しが見えてきたので156GTAを引っ張り出して旅に出て来ました。
向かうは中京方面。
いい天気だなぁ、と景色を楽しみながら長野県脱出。
のんびりと出発したので早々にランチへ。
で、向かったのは
カフェ アドレナリン。

ピザ&パスタセットを楽しんでいたら隣のテーブルの爺さん集団が何やら騒ぎ出します。
「何があったのですか?」
と聞くと
「ほれ、窓の外を見て!」

そこには閑古鳥、じゃなかったキジが居ました。
まあ、私はキジはcafeGTでよく見るので珍しくもないのですが(爆)
お腹も一杯になったところで再び高速に乗って名古屋市内へ。
向かったのは
アウト ガレリア ルーチェ。
現在開催中の「Lamborghini ‘50 th Anniversaryートラクターからスーパーカーへ、闘牛ランボルギーニの半世紀ー」を観にやって来ました。
希少なランボルギーニ車を見れるのも楽しみですが、展示されている歴史的な資料を見るのも楽しみです。
創始者フェルッチオ・ランボルギーニは農用トラクターから事業を起こした方ですが、私もかつてはトラクターの設計をしていたこともあり、ちょっと興味がありました。
ではじっくりと1台づつ観察することに。
まずは、

V12を横置きにミドマウントしたミウラ。
これはSVなのでまつ毛無し。
そして言わずとも知れたガンディーニの傑作、

カウンタックLP400。
個人的には5000QV以降のエアロの付いたデザインよりシンプルなオリジナルが好きですね。
ただこの展示されている個体は非常に特殊なことが。
何と

右ハンドル!
多分イギリス仕様だと思われますが、クラッチが遠いのでカウンタックリバースは出来無そうですね。
次は、

ランボルギーニ初の生産車350GTの後継の400GT。
初めて実車を見ましたがクラシカルで流麗なクーペで素敵ですね。
最後は、cafeGTで
この方の所有車を以前見せてもらったこともある、

ウラッコP250。
と車を鑑賞していたところに
チンクエチェント博物館の伊藤代表がいらっしゃいました。
昨年はいろいろと御世話になったのでご挨拶したところ、隣のレストランでコーヒーをと。
また
この時と同じ展開になってしまいました(爆)
その後レストランを出て階段を下りたところ、いつもは開いていないシャッターが開いてます。
見ると
アウト ガレリア ルーチェの平松ディレクターが愛車8C Competizioneとジュリエッタ・スパイダーを並べていらっしゃいました。
ここは
ご本人のブログで紹介されているプライベートガレージ。
その完成形を公開前に見せてもらっちゃいました。
いやぁ、目の毒です。
その後、伊藤さんの乗って来られたランチア イプシロンを指をくわえて眺めながら、この後ノープランだったので何かいい場所無いかお伺いしていたところ、
「じゃぁこれから事務所戻るので一緒に来る?」
と、伊藤さんから。
「行きます!」
と応えたところ、
「なら車入れ替えて行こうか?」
とイプシロンの鍵を渡されました。
そうです、NEWイプシロンの試乗を、なんと自分の156GTAを眺めながら出来るという涎が垂れてしまいそうな展開。
この時にツインエアーエンジン車はたっぷり乗って堪能しましたが500はデュアロジック。是非MTで乗ってみたいという希望が叶いました。
ということで早速試乗スタート!
なんかシフトする時ギクシャクするなぁ、と思ったらどうもイプシロンはワイヤー式クラッチの様子。どうりで156のような油圧式のように操作すればギクシャクするのも無理ありません。
ここはワークス号のように操作(爆)
それにしてもツインエアーエンジン、500のようにバタバタ言わないし上まで回しても独特のバイブレーションがありません。この辺はうまく高級車に仕立てられてますね。
なのでちょっと非力に最初感じたのですが、私の車なのに容赦無くアクセル踏む伊藤さん駆る156GTAに低いギヤをうまく使えば追いつけることに途中で気付きました。
そして感心したのがSTART&STOPシステムの動作。
途中何故アイドリングストップしないのか気になりいろいろやってみると、停止前にギヤをNにしてクラッチから足を離しブレーキを踏めばアイドリングストップすることが分かりました。
そして発進は、クラッチ切るとエンジン始動することからあのデュアロジックで感じた始動発進時のもたつき感が、ギヤを入れるという1動作が入ることで全く気にならなくなります。
そしてエンジン切りたくなければクラッチ踏んでいればいいし、ドジってエンストした場合にクラッチ踏むとキー回さなくても再始動するのでこれも便利です(爆)
やっぱこれってMT車基準で設計されてますね。
その後名古屋高速へ。
なんとイプシロンの100Km巡航、5速でエンジン回転2600rpm。
これって156GTAの6速と同じだから驚きです。好燃費も期待出来そう。
でも875ccターボ、この回転数から加速出来るトルクを持っているのが驚き。
すっかり欲しくなったところで、

チンクエチェント博物館事務室に到着。

このアルカンタラをセンターに使ったシートはたっぶりしていて掛け心地抜群。
途中のトンネルでイルミの美しく怪しい発光にも感動しました。
そしてベースが500なのにパワーウインドースイッチがドアに設置というのもいいですね。
思わず伊藤さんに
「飽きたらこれ私に売ってください!」
と言ってしまいました(爆)
ご厚意で事務室内を案内していただき、併設の
SEV名古屋で、昨年何度か御世話になった安田さんに挨拶。

働いている姿を見て感動しました(笑)
というわけでたっぷりと営業妨害をした後帰途に。
途中、駒ヶ根で降りてgoosで夕食の後帰宅しました。
伊藤さん、貴重な時間をどうもありがとうございました。

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